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今後の人生を歩んでいく上で、自分自身のキャリアをどのように歩んでいくかを考えることは大切ですよね。
幸福度の高い生き方をするためにも、思い描いたキャリアを積めるに越したことはないと思います。
本記事ではキャリアについて理解をし、実際に自分がどのようなキャリアを歩むべきかを考える手助けをするべく執筆しています。
筆者は就活支援をするプロのキャリアコンサルタントとして、これまで全国一万人以上の就活生のキャリアに携わってきました。
また、人材業界にいた経験を踏まえて、どのようなキャリアを積んでいれば市場価値の高い人間として評価されるかということもある程度は把握しています。
現在は本メディアを運営している 株式会社FULL HOUSE の採用責任者として、通年で採用を行なっています。
そのため、採用者目線でもどのようなキャリアを持っている方が魅力的かというお話ができます。
就活中の学生や、転職活動中の社会人の方を中心に、少しでもご自身のキャリアについて考えるきっかけを創ることが出来れば幸いです。
キャリアとは、職歴や経歴を表します。
厚生労働省の『キャリア形成を支援する労働市場政策研究会』報告書には、「時間的持続性ないしは継続性を持った概念」として定義されています。
ちょっとばかり難しくてどのようなことかわかりづらいですよね。
ただ、キャリアという言葉の由来を理解すると、その意味がよくわかってきます。
キャリアの語源は馬車の轍を表す英語である「carriage」だと言われています。
轍とは、馬車や車が通った跡のことです。
それが転じて、生きる過程を指すようになったのです。
職歴や経歴も一種の生きる過程ですよね。
かっこよく言えば、キャリアとは人の生き方そのものを表すといっても過言ではありません。
自分自身の人生について考えることと、自分自身のキャリアについて考えることはニアリーイコールなのです。
キャリアと言えば就活や転職などの仕事関連で使われることが多い言葉ですが、上記のように意味を捉えると、仕事関連だけではなくプライベートにおいても重要な意味を持つ言葉だということがわかります。
これまでの自分の生きてきた人生がキャリアなのですから。
大学にキャリアデザイン学部があったり、授業でキャリアデザインについて学んだことのある方もいると思います。
聞いたことがないという方向けにお伝えをすると、キャリアデザインとは「自分自身の仕事人生プランを設計すること」です。
働き方の多様性が出てきている現代において、キャリアデザインは大切な考え方の一つとなっています。
日本においては、1973年にバブル崩壊が起きるまで、まだ働き方の多様性はほとんどありませんでした。
会社は終身雇用制度が一般的で、一つの会社に入社をしたら定年までその会社で働くということになっていたのです。
ちょうど我々の親世代が終身雇用で働いている方々が多いのではないでしょうか。
筆者の父親も新卒で入社をした会社で定年退職を迎えています。
しかし、バブルがはじけて景気が後退すると、企業は終身雇用などしていられなくなります。
経営存続のために大規模なリストラを実行したり、採用自体ができなくなったりと、求職者は大変な状況を強いられてきました。
そうなってくると企業に入社するだけが仕事人生の選択肢ではなくなり、たとえ企業に入社をしても転職したり、起業をしたり、フリーランスで働いたり、様々な働き方がこれまで以上に活発となってきました。
ここで大切になってくるのが自分自身の意志でキャリアをデザインするという観点です。
主体的に人生設計をすることが重要視されるようになってきました。
キャリアはこれまで自分が生きてきた道なので、過去のことを表します。
過去のことはもう修正することが不可能なため、未来について考え、アクションプランに落とし込んで今を生きるということが大切になってきます。
未来について考えるとは、具体的には「いつまでにどのような状態になっていたいのか= to be」を自分の意志で決めることです。
正解はありませんので、自分の理想の状態を想像してください。
何でも良いので下記に例をあげてみます。
「25歳までに大きな挑戦をしていたい」
「30歳までに幸せな家庭を築いていたい」
「35歳までにお金持ちになっていたい」
このような感じで思い付いたものを何でもいいので列挙してください。
今の自身の能力や経験は一切関係ありません。
本当になりたい自分を想像してください。
等身大の自分で考えてしまうと、自分の可能性に蓋をしてしまうことにも繋がってしまうので注意が必要です。
ポテンシャルを自ら消してしまうようなことはしてはならないですからね。自分を信じましょう。
ただ、上の例にあげたものだとまだ少しばかり抽象的です。
重要なポイントとしては、思い付いたものを”可能な限り具体的に”してください。
これが何よりも大切なことです。
上記の例をもう少し具体的に言い換えると、下記のように言うことができます。
具体的にする際のポイントは”定量的な表現で言い換える”ことです。
定量的とは数字で伝えられることかどうかということですね。
「25歳までに会社を1社創業していたい」
「30歳までに奥さんと1人の子供と暮らしていたい」
「35歳までに年収2,000万円を稼げるようになっていたい」
このぐらい具体的に未来の理想像を考えることができれば、その理想像になるためには「どのような手段があるか」を考えてください。
「35歳までに年収2,000万円を稼げるようになっていたい」と思ってるのであれば、それほど稼げる会社を探してみます。
もちろん選択肢は他にもありますよね。
例えば自分で会社を起業して35歳までに年収2,000万円になれることもあります。
このように、出来る限り理想像になるための手段を徹底的に洗い出します。
あとはその手段を得るためのアクションプランを実行していけば理想像に近付いていけるというわけです。
キャリアデザインは逆算的な思考を使います。
まず最終ゴールを決めて、それに伴い必要な手段を洗い出して行動に移していくといった手順を踏むのです。
キャリアデザインをしていくものの、今思い描いている自分の理想像が常に変わらないというわけではありません。
自分の身を置いている環境の変化、接している人たちの影響、単純に年齢を重ねるに連れてなどによって、かつて思い描いていた理想像と今の理想像が変わることはあります。
それは何ら問題のあることではありませんので、今思い描いている自分の理想像を正解にするべく行動していくことが、自己実現の観点では望ましいでしょう。
また、キャリアデザインには強制的に再び選択を強いられる状況が出てきます。
例えば結婚・離婚、妊娠・出産、介護などです。その他には思いがけない不慮の事故や病気などがあるでしょう。
このような事態に陥ると、以前まで思い描いていた理想像を実現することが困難になることもあります。
そうなった場合、方向修正をして都度キャリアデザインをし直せるようにしなければなりません。
心構えとして、一度決めたことは最後まで一貫性を通してやり抜くことも大事です。
ただ、上記のような事態も想定した上で、理想のキャリアを歩むためにも臨機応変にキャリアデザインをしていくことが必要となってきます。
キャリアを重要視するようになるのは転職市場においてがメインです。
いざ転職するとなった場合は、キャリアが物を言う場面も出てきます。
では、いったいどのようなキャリアを持っている人の市場価値が高いのでしょうか。
市場価値が高いということは大きく2つに分けられます。
「市場に求められているものか」と「他の人と相対的に比べて優れているか」ですね。
前者の方は今でいうとプログラミング能力であったりIT関連の知識かもしれません。
時代によって移ろいゆくものであったり、自分が身を置きたい環境によって変わってくるものですので、ここでは割愛します。
後者の他の人と相対的に比べて優れているかは重要な観点です。
採用担当者が人を選ぶときに、この見方はよくします。
たくさんの人と面接をしていく中で、決まった採用枠の中に何人も求職者が来てしまった場合は選考を通じて見送る人を決めなければなりませんよね。
そして、ここで残るのが他よりも秀でている人になってきます。
前提として企業に合っているかどうかは大切ですが、そのときに物を言うのが能力・経験の掛け合わせです。
例えばAさんとBさんがいたとします。
Aさんは営業経験豊富で、英語も堪能、そしてマネジメント経験もあります。
一方、Bさんは営業経験豊富ではありますが、英語は堪能ではなく、マネジメント経験はありません。
この場合、あなたが採用担当者であればAさんとBさんのどちらを採用したいと考えるでしょうか。
おそらくAさんの方が魅力的に感じるという方が多いと思います。
このように考えると、市場価値の高いキャリアを積むためには、世の中の平均以上に様々な経験を積んで能力を得ていく必要があります。
経験や能力が豊富な人は優秀な人が多いですからね。
市場価値の高いキャリアは何となくわかったし、キャリアデザインという考え方も理解できたけど、いざやってみると本当に正しいかどうかわからないということも出てくると思います。
そんな時は第三者から意見やアドバイスをもらって、自分の意志をブラッシュアップしていくことをおすすめします。
転職を考えている人にとっては便利な世の中で、現在は転職サイトに登録すれば無料でキャリアコンサルタントがキャリアにまつわるありとあらゆる相談に乗ってくれたりします。
無料で気軽にカウセリングを受けることができるので、利用しておいて損はないでしょう。
※ 人気転職サイトまとめ!おすすめ転職サイトやエージェントの比較、一覧、活用方法
転職だけではなく、就活系のサービスにもキャリアコンサルタントが付いてくれるものがあります。
就活生用にまとめた記事もありますので、キャリアの相談相手が欲しいという就活生がいれば以下の記事を見ておいてくださいね。
※ 就活大全!就職活動で注意したい履歴書、面接、メールのことやデキる就活生の特徴からおすすめの就活サービスまで徹底解説
キャリアが持つ本来の意味や、市場価値の高いキャリアについて記載をしてきました。
既に自分の望み通りのキャリアを歩んでいる人もいれば、まだそうとは言えない人もいると思います。
自分自身のこれまで歩んできた道のりそれ自体がキャリアとなるので、まずは理想のキャリアを思い描き、そのキャリアを掴むために今を必死に生きることから始まります。
一人でも多くの方が思い描いた、またはそれ以上のキャリアを歩んでいってくださることを願っています。
また、そのきっかけとして本記事が少しでもお役に立てるのであれば嬉しいです。
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