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2. 採用担当者が面接で聞いてみたいと思わせる自己PRを書く
転職活動において、自己PRは避けて通れないと言っても過言ではありません。
自己PRとは、自分の強みを採用担当者へ伝えることを指します。
つまり「自分という商品を企業へ売り込む」ことが自己PRに繋がります。
ただ、自己PRの内容をたくさん伝えればいいわけではありません。
入社後どういう面で貢献できるか採用担当者に分かりやすく伝える必要があります。
履歴書や面接であなたの自己PRが採用担当者に伝わらなかった場合は、不採用とされる確率も少なからず上がります。
今回は、履歴書と面接両面の自己PR方法を紹介しています。
同じ自己PRでも、書面と口頭では注意点も異なるので要チェックしてください。
自己PRに力を入れる前に、頭の片隅に入れていただきたい内容がいくつかあります。
例えば、経理職への転職であれば「簿記○級を持っており、これまで△△のような実務経験があるため、経理職で活躍できます。」と根拠を示した自己PRをしましょう。
いくら会社で活躍できるとアピールしても、根拠がなければ説得性も薄れてしまいます。
自分の強みや長所を把握して、自己PRを作成する必要があります。
採用担当者側は、自己PRの内容に着目するというより、会社で活躍できる人材かどうか・社内に良い影響を与えてくれるかどうかといった視点で見てきます。
そのため、自己PRでは自分が自慢したいことではなく、仕事で生かせることを題材にすると良いでしょう。
採用担当者のなかには、将来性がある人材か考えている人も多いです。
中長期的に会社にとって利益を与えられることを自己PRの内容に含むことも大事です。
例えば、営業職であれば全体の売り上げに自分がどれほど貢献したか・どのぐらいの期間継続的に成果を出し続けたか・成果の伸び率はどれぐらいかなどという数字ベースで語れると、相手に再現性を見出してもらえる確率も上がります。
抽象的な表現を長々と話すよりも、それらを除いた具体的な話を端的にすれば、話がより相手に伝わりやすくなります。
そのため、事前に何を一番アピールしたいのかを決めておくことも必要です。
例えば、自分がマネジメントスキルがあることを伝えたい場合、これまで自分が面倒を見た社員がどのように成長したかや、組織したチームがどのような成果を上げたかななど、実績を中心にコンパクトに伝えられると良いでしょう。
この章からは、履歴書の自己PRの書き方で気を付けていただきたいことをご紹介します。
書類審査は、面接と違い誰が審査を行うか分かりません。
20代の男性が審査をする可能性もあれば、50代の女性の場合もあるので、どの世代にも分かる自己PRを書いた方がいいでしょう。
そのため、専門用語や横文字がたくさん並べた自己PRはおすすめしません。
一般的に使われている日本語を使い、人事部の誰が読んでも伝わる文章を作成しましょう。
書類審査の後には、ほとんどの会社で面接があります。
面接では履歴書に書いた内容を中心に質問されることも多いです。
つまり、採用担当者が面接で質問したいと思わせる自己PRの内容になっているかが大事になります。
ありふれた内容の自己PRだと採用担当者の興味を引くことができず、書類審査で落ちる可能性も上がります。
書き出しで、採用担当者への自己PRの伝わり方が変わります。
「私は~○○だと思います」や「私は、××は苦手ですが○○が得意なので生かしたいです」というように、意志がハッキリしていない書き出しは辞めた方がいいでしょう。
自分がどのようなスキル・長所があるかを端的にアピールしましょう。
まずどのような能力を持っているかを伝え、その後に裏付けとなる事柄を付け加えて説得力を持たせると良いですね。
履歴書には、自己PR欄を書き込む欄とは別に志望動機を記載する欄もありますが、自己PR欄には志望動機と被らない内容を記載しましょう。
志望動機と自己PRの両方の欄に記載されていると、履歴書の内容も薄いものに感じやすくなります。
志望動機で「研究職になりたい理由」が書いてあるのであれば、自己PRでは、研究職になる夢を叶えるためにした勉強や、取得した資格などを書いておくと良いでしょう。
そのようにすれば、志望動機と自己PRの結びつきも強くなり相手に伝わりやすくなります。
転職活動をしていると、履歴書と一緒に職務経歴書を同封して送付する場合は、職務経歴書に記載した内容を履歴書に記載するのは控えましょう。
例えば、職務経歴書に「営業職として○○を100個売り上げた実績有」と記載されているとします。
その際に、自己PRの欄にも営業職として活躍した内容を記載すると、採用担当者によっては「しつこい」と感じる人もいます。
「コミュニケーション能力」や「行動力」など別の視点から自己PRをし、最終的に自分は営業職に向いている人間ですという方向へ持っていくと良いでしょう。
私は、アクティブに動けることが強みです。
前職の経理職では、主に決算処理を担当していました。
売上や費用の確認で他部署とのやりとりも多かったのですが、持ち前の明るさと行動力を生かし円滑にコミュニケーションを取ることができました。
また、MOSや日商簿記2級を所有しており、パソコンや簿記に関する一通りの知識を身に付けています。
貴社でもアクティブに動くことを意識し、迅速な対応をしていくことを心掛けていきます。
経理業務は、お金を扱う業務のため正確性や慎重性が求められる業務です。
しかし、その視点からのアプローチだとありきたりであるため、アクティブに動けることを書き出しに載せました。
経理職は、他部署とやり取りすることも多いのでコミュニケーションスキルも必要です。
他の人が気付かなさそうな内容を前半でアピールすれば、インパクトを植え付けやすく、書類審査の通過率もアップするかもしれません。
※合わせて読みたい: 履歴書の書き方完全ガイド!学歴・志望動機・特技・資格・免許・趣味など例文や見本を交えて解説
次は面接で自己PRをする際の注意点について紹介します。
面接では声に出して自己PRを伝えるため、履歴書の場合とは違う対策をしなければなりません。
面接での自己PRも極めて、内定をもらえる確率を上げましょう。
自己PRを発言する際は、声の強弱を使い分けましょう。
例えば、アピールしたい部分は声を大きくするなど工夫をするのも重要です。
声のトーンが一定だと、自分が一番アピールしたい部分が、相手に伝わりづらくなる恐れもあるので要注意です。
発言をする際は、イキイキと堂々とした表情で発言しましょう。
仮に暗い表情で自己PRを発言すると、「自信がないのかな?」、「ウソを付いているのかな?」と採用担当者から思われてしまうこともあります。
採用担当者によっては、受験者の身振り手振りが大きすぎると自己PRの内容が頭に入ってきづらいです。
自分ではちょっとした動きだと思っていても、採用担当者側からするとオーバーに思われてしまうこともあります。
面接は履歴書の内容を見ながら行われる場合が多いです。
そのため、履歴書と違う内容の自己PRはしないようにしましょう。
例えば、履歴書の自己PR欄では「明るい性格」をウリにしているのに、面接では「静かで穏やか」な面をアピールすると、採用担当者も「どっちなの?」と困惑する場合もあります。
履歴書に記載した内容に沿って自己PRを発言するのが重要なので、履歴書を送付する前にコピーをとっておいて面接前に確認し、一貫性のある発言を心掛けましょう。
自己PRに時間を使いすぎないのも重要です。
例えば「1分間で自己PRを話してください」と言われたときは、文字数は350文字前後の文章が最適だと言われています。
面接前までに原稿を考え、前もって時間を測っておくのも大事です。
自己PRの例文をいくつかご紹介します。
私の強みは前向きさです。
前職では、保険業界の営業職で働いていました。
毎日数十人の人に断られてきましたが、それでもやり続ければ結果が出るということを意識し、営業職として働きました。
その結果、社内でナンバー1の営業成績をたたき出すことができました。
また、お客様に安心して契約していただきたいという想いから「トータルライフコンサルタント」や「ファイナンシャルプランナー1級」の資格も取得しました。
資格を取得したことにより、営業に関するノウハウだけではなく、生活に対する保険の大切さを身に付けることもできました。
御社では、売上成績を出すだけではなく、お客様の立場に立った真心ある営業をし、社内外で信頼を作っていきます。
私の強みは協調性です。
前職では、ドラッグストアで店長を行っていました。
私が勤務していた店舗には、社員・パートを合わせ20人いました。
私が店長になった当初は、相性が合わずに喧嘩をする人もいました。
しかし、飲み会やパーティーを企画することで、相性が合わなかった人同士も仲良くしていく姿を見ることができたので嬉しかったです。
また、他の店舗と連絡を密に取り合い、近隣店舗の従業員同士で集まり、仕事の効率を良くするための会議をしたこともあります。
そのような経験をしてきて、私は従業員同士で意見を出し合い、今後の会社の課題を共有する必要があると認識しました。
入社後も、人間関係で困っている人も救えるように、全員で仲良く仕事ができるようムードメーカーとしても活躍していきます。
私の強みは几帳面さです。
前職では、経理職で働いていました。
現金を扱う業務が多かったため、現金の取り扱いには注意をしていました。
二重、三重チェックだけではなく、他部署の従業員とも頻繁に会話を行い、経費の不正出費がないか確認もしてきました。
また、仕事をしている際も他の従業員が困っていないか気配りをしながら働いてきました。
その甲斐もあってか、お金の紛失や不正支出は一度も起こりませんでした。
効率良く仕事をするためにも、几帳面さは大事だと考えております。
御社へ入社後も仕事を正確に行うだけではなく、周りの人を気にしながら円滑に仕事ができる環境を作っていきます。
私の強みは、何事も地道に努力できることです。
私は、高校1年生のときから6年以上にわたってバスケットボール部の一員として活動を続けています。
初めて部活動に参加した頃はバスケットボールの初心者で、バスケットボールの経験がある他の部員との技術に大きな差がありました。
しかし、部活動中の練習はもちろん、帰宅した後や休日の自主的な練習、筋力トレーニングを毎日欠かさず行ったことで、高校2年生の秋頃からはスタメンとして試合に出られるようになり、大学でもチームの即戦力として頼りにされる存在になることができました。
部活動だけでなく学業においても同様で、毎日欠かさず予習・復習を行ったり、分からないところがあったらすぐに講師に質問をしたりしながら、日々コツコツと努力をしてきました。
その結果、大学3年間の成績は平均で5段階中4.8を維持しており、学部の成績優秀者を対象とした奨学金を受け取ることができました。
御社での業務においても、日々の地道な努力を怠らずに取り組んでいく所存です。
私の強みは行動力です。
大学在学中は、環境問題に取り組んでいるボランティアサークルに所属し、キャンパスにおけるリサイクルやゴミの分別の推進に積極的に取り組みました。
また、大学で学期ごとに開催されている国会議員との質問会に毎回参加し、車の排気ガスによる環境汚染やゴミの処理方法などに関する現在の法律について質問をしたり、改善策を提示したりしました。
その他、環境省でのインターンシップも行い、政府の目線から我が国の環境問題について学びました。
御社へ入社後も、持ち前の行動力で目の前の問題に一つひとつ全力で取り組んでいきたいと思っています。
私の強みは行動力があることです。
私は幼い頃から料理が好きで、家で料理を頻繁に作ったり、中学校の料理研究クラブに所属したりしていました。
ところが、入学した大学には料理クラブがありませんでした。
そこで、「ないならば作ってしまえば良い」という考えから、メンバーを集めて料理クラブを設立しました。
現在では、クラブのメンバーは70人を超える大規模なクラブに成長しました。
また、外部との交流を通してクラブのメンバーの成長に繋げたいという思いがあったため、他大学の料理クラブや現地の料理教室との交流会の開催も行いました。
このように、持っているアイディアを行動に移すことができるのが私の強みであり、御社へ入社後も持ち前の行動力を武器にして、様々なプロジェクトに挑戦していく所存です。
私の強みはプレゼンテーション力です。
前職では営業に関わる部署に勤務しており、私の取り引き先との会議や商談の際に即戦力として活躍していました。
質の高いスピーチをすることはもちろん、シンプルかつ目を引くパワーポイントのスライド作成などを通して、取り引き先の心を掴むプレゼンテーションに取り組みました。
また、日頃よりプレゼンテーションに関する書籍を読んだりレクチャー動画を見たりしながら、「分かりやすく共感しやすい」プレゼンテーションを行えるように心がけています。
これまでの経験を活かし、御社へ入社後もプレゼンテーション力を発揮しながら、営業の第一線で貢献できるように取り組んでいきます。
私の強みは柔軟性です。
様々な苦難や困難に直面した際など、環境の変化に柔軟に対応することができます。
前職では、スタートアップのベンチャー企業に勤務していました。
起業したばかりで従業員の人数が少なかったために、私は事務、営業、採用の3種類の業務を担当していました。
3つの業務はそれぞれ全く異なる仕事内容ではありますが、持ち前の柔軟性で全ての業務をこなすことができました。
また、営業で取り引き先との会議に参加した際は、相手の要望やニーズに柔軟に対応しながら、相手が満足できる製品や企画の提案を心がけてきました。
御社へ入社後も、私の強みである柔軟性を活かしながら、社内・社外の両方において円滑に仕事を進められる環境を作ってまいります。
私の強みはストレスへの耐性です。
前職ではコールセンターにてお客様相談窓口の担当を行っていました。
お客様から、商品に対する不満やスタッフの態度に対するお叱りの電話がかかってくるのは毎日のことでした。
そのような環境下で長時間勤務していることにより、ストレスが溜まって気持ちが沈んでしまうスタッフや、怒りっぽくなってしまうスタッフが多くいました。
しかし、私は常に明るく物事を捉え、お客様の感情的な電話にも精神的に影響されることなく対応することが可能でした。
そうすることで、お客様の声に一つひとつ丁寧に耳を傾け対応することができ、事態の好転につながることが多々ありました。
このように、ストレスへの耐性を存分に活かして、御社で始める新たな環境下でもストレスに負けず常に元気に明るく仕事に取り組んでいきます。
私の強みは親しみやすさです。
前職では、化粧品業界で販売の仕事を担当していました。
店舗にいらっしゃるお客様のお肌に関する悩みや疑問に対応したり、一人ひとりの肌の質やトーンにマッチする化粧品を提案したりしていました。
その際に特に気を付けていたことは、それぞれのお客様に誠心誠意、心を込めて接客するということです。
常に笑顔を忘れず明るく柔らかな雰囲気でお迎えすることで、お客様が話しやすい雰囲気を作り出すことにも努力をしていました。
そのおかげで、多くのお客様からご指名をいただくようになったり、店舗の販売ランキングで3か月連続1位になったりという結果に繋がりました。
御社へ入社後も、お客様それぞれが持っている理想のゴールやなりたいイメージ像を丁寧に聞き出し、一人ひとりがそのゴールに近づけるように、御社の化粧品はもちろん、私の強みである親しみやすさを通してお手伝いしていきたいと思っています。
私の強みはタイムマネジメントスキルの高さです。
前職では輸出品の出荷に関わる部署で勤務しており、1分1秒の差が業務の進行に影響する現場を担当していました。
そのため、現場では常にタイムマネジメントが非常に重要でした。
私は現場の責任者として作業効率を意識し、従業員一人ひとりが自分の担当の仕事を時間内に行うことができるよう、全体ミーティングや個別のスケジュール確認を通して作業効率の向上を図っていました。
その結果、作業スピードは12パーセント上昇し、私が担当者になる前に頻発していた出荷遅れは一切なくなりました。
御社へ入社した後も、前職で培ったタイムマネジメントスキルを活かしながら、スピード感を持って作業を進めていきます。
私の強みは創造力の豊かさです。
前職ではウェブサイトのデザインを作成する仕事を担当していました。
クライアントの要望や意見を汲み取りつつ、オリジナリティあふれたウェブサイトをデザインすることが必要とされる仕事でした。
私は常日頃からモットーとしている「箱の外で考える」という取り組み方を忘れずに、どうしたらさらに見やすく、かつ、よりクリエイティブで斬新なデザインになるかといった点に注目しながらウェブサイトの作成に取り組んできました。
実際に、私がデザインしたウェブサイトを使用し始めてから、全てのクライアントのウェブサイトはPV数や顧客数が2倍以上に増えています。
また、ウェブサイトを見て気に入ってくださった方たちが新規のクライアントになり、店舗クライアントの増加につながりました。
御社へ入社後も創造力の豊かさを武器にして、使いやすいだけではなく、見ていて飽きないようなウェブサイトのデザインに精進していきます。
私の強みは積極性があることです。
前職では、経営企画にかかわる部署で勤務しており、プロジェクトリーダーとして、○○や××の事業計画のかじ取りを行いました。
また、大学生時代のアルバイトでも仕事の効率が良くなるように、社員の人へ積極的に自分の考えを発言していました。
そのおかげで、社員登用の話をいただいた経験もあります。
さらに、発言をする際は周りの人に良い影響を与えるか考えてきました。
御社で勤務する際も、持ち前の明るさと笑顔を生かし、人事部として働きやすい環境を作るため、積極的に意見を発言していきます。
※合わせて読みたい: 面接のコツをつかめば転職成功率も上がる!面接の流れやコツ、質問や注意点など総解説
自己PRは分かりやすく端的にするよう心掛けましょう。
アピールしたい内容がたくさんある場合も絞り、まとまりある文章を作成する必要があります。
また、自己PRは自分を売り込む場ですので、長所を全面的に押し出すようにすると良いです。
もともと持っているスキルや実績が重要ではありますが、自己PRの伝え方を工夫することで、書類審査や面接試験で有利になることもあります。
転職活動を成功させるためにも、自己PRについて考えてみてはいかがでしょうか。
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