【28卒】自己PRの書き方と例文15選!強みがない場合の見つけ方も解説
本記事では、新卒採用で企業が自己PRを聞く理由、ガクチカ・長所との違い、強みの見つけ方、基本構成と書き方を解説します。
行動力・協調性・継続力などの強み別、アルバイト・部活・サークル・ゼミなどの経験別に例文を掲載。
100字・200字・400字のESや面接で1分にまとめる方法、アピールできる実績がない場合の対処法、NG例、生成AIを使う際の注意点も紹介します。
自己PRが思いつかない就活生は、自分らしい強みを企業へ伝えるため、選考にもお役立てください。
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【目次】【28卒】自己PRの書き方と例文15選!強みがない場合の見つけ方も解説
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この記事の執筆者:加瀬 浩之
株式会社FULL HOUSE 取締役 COO
加瀬 浩之(Hiroyuki Kase)
通称:ひろさん
学生時代から人材系スタートアップの創業期に携わり、並行して就活を行いIT系メガベンチャーや大手総合広告代理店など複数社から内定を獲得する。
14卒として急成長中だったITベンチャー企業の株式会社VOYAGE GROUP(現:CARTA HOLDINGS)に入社し、マザーズ上場・東証一部上場という急速な成長フェーズを経験。
新卒採用コンサルタントとして累計400社以上の採用支援及び全国5,000名以上の学生の就活支援を行う。
その後、株式会社FULL HOUSEを創業しWEBメディア運営に注力する傍ら、学生が納得のいく人生を歩めるように「 ジョブさがーす 」を通じて個別でキャリア相談にのっている。
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28卒の自己PRでは何をアピールする?
28卒の自己PRでは、自分の強みを伝えるだけでなく、その強みが表れた具体的な経験と、入社後の仕事でどのように活かせるかまで説明することが大切です。
全国大会への出場や大きな売上実績など、特別な経験が必要なわけではありません。
アルバイト、部活動、サークル、ゼミ、授業などの身近な経験から、自分なりに考えて行動したことを振り返りましょう。
ここからは、企業が自己PRを聞く理由や、長所・ガクチカとの違いから解説します。
企業が自己PRを聞く理由
企業は自己PRを通じて、学生の強みだけでなく、物事への向き合い方や行動の特徴、自社の事業や仕事との相性などを確認しています。
また、社会人としての実務経験がない学生も多いため、大学生活やアルバイトなどの過去の行動から、入社後に活躍できる可能性を見出そうとします。
企業によって重視する能力は異なります。
すべての企業に共通して評価される万能な自己PRを作ろうとするのではなく、応募する企業や職種に合わせて伝える内容を調整するようにしましょう。
自己PRと長所の違い
長所は、自分が持っている良い性格や特徴を簡潔に伝えるものです。
一方、自己PRでは、その強みを裏付ける具体的な経験と、仕事での活かし方まで説明します。
例えば、長所を聞かれた場合は「私の長所は、最後まで諦めずに取り組めることです」と答えられます。
自己PRの場合は、粘り強さを発揮した具体的な経験、その時に取った行動、得られた結果、入社後にどう活かすことができるかまでを伝える必要があります。
自己PRとガクチカの違い
自己PRは「自分の強みと入社後の活かし方」、ガクチカは「学生時代の経験における行動や考え方」を主に伝えるものです。
| 比較項目 | 自己PR | ガクチカ |
|---|---|---|
| 主な目的 | 強みと活躍の可能性を伝える | 経験を通じた行動の特性を伝える |
| 主役 | 自分の強み | 学生時代に取り組んだ経験 |
| 基本構成 | 強み・根拠・活かし方 | 目標・課題・行動・結果・学び |
| 企業が見たいこと | 強みを仕事でも再現できるか | 課題にどう向き合ったか |
自己PRとガクチカに同じ経験を使っても問題ありません。
ただし、自己PRでは強みを中心に、ガクチカでは取り組みの過程を中心に説明するなど、質問の目的に合わせて内容を変えましょう。
ガクチカの作り方について詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
28卒向け自己PRの基本構成
自己PRは、以下の5つの要素で構成すると、初めて読む採用担当者にも伝わりやすくなります。
- 自分の強み
- 強みを裏付ける経験
- 課題に対して取った行動
- 行動によって得られた結果や学び
- 入社後の活かし方
ここからは、それぞれの要素について解説します。
1. 最初に自分の強みを伝える
自己PRの冒頭では、「私の強みは〇〇です」と結論から伝えます。
最初に強みを明確にすることで、採用担当者は、その後のエピソードが何を証明するためのものなのかを理解しやすくなります。
「コミュニケーション能力があります」のように意味が広い表現よりも、「相手の意見を整理して合意形成できる」「初対面の相手とも継続的な関係を構築できる」など、行動が想像できる言葉にするとより効果的です。
2. 強みが発揮された経験を説明する
次に、その強みが表れた具体的な経験を伝えます。
アルバイト、部活動、サークル、ゼミ、研究、資格勉強、留学、ボランティア、長期インターンなど、題材は大学生活に限られません。
いつ、どのような状況で、何を目標に取り組んだのかを簡潔に説明しましょう。
3. 自分の考えと行動を具体的に伝える
自己PRでは、団体全体の成果よりも、自分がどのように考え、何を行ったのかが重要です。
「チームで話し合いました」だけでは、自分の役割が分かりません。
「参加者にアンケートを取り、離脱理由を分析した」「メンバーごとに担当を決め、週1回進捗を確認した」など、自分の行動が伝わるように説明してください。
4. 結果と学びを伝える
自分の行動によって、どのような変化が生まれたのかを伝えます。
可能であれば、人数、割合、期間などの数字を使うと、変化が具体的に伝わります。
ただし、数字がないからといって評価されないわけではありません。
「メンバーから相談される機会が増えた」「作業の遅れが減った」など、周囲の反応や行動の変化も結果になります。
5. 入社後の活かし方で締める
最後に、自分の強みを応募企業の仕事でどのように活かしたいかを伝えます。
「この経験を活かして御社に貢献します」だけでは、具体的な働き方が伝わりません。
営業職であれば顧客との関係構築、企画職であれば課題分析、エンジニア職であれば継続的な学習など、応募職種との接点を示しましょう。
自己PRの書き方に使えるテンプレート
自己PRが思いつかない場合は、最初から文章を書こうとせず、構成に沿って情報を当てはめてみましょう。
以下のテンプレートを使い、最初に長めの文章を作ってから、指定された文字数に合わせて削る方法がおすすめです。
ESで使える自己PRのテンプレート
ESでは、強みを裏付ける具体的な行動に多くの文字数を使います。
【】内は自身のエピソードに合わせて記載するようにしてください。
私の強みは【強み】です。この強みは【取り組んだ経験】で発揮されました。当時、【目標や課題】という状況がありました。そこで私は【課題に対して考えたこと】と考え、【具体的な行動】を行いました。その結果、【得られた結果や変化】につながりました。この経験から【学んだこと】を学びました。入社後は、この強みを【応募企業・職種での活かし方】に活かしたいと考えています。
すべての項目を同じ長さで書く必要はありません。
結果よりも行動の工夫に自分らしさがある場合は、行動部分を詳しく説明しましょう。
面接で使える自己PRのテンプレート
面接では、文章を読むのではなく、相手の反応を見ながら会話として伝えます。
私の強みは【強み】です。【具体的な経験】では、【課題】に対して【自分の行動】を行いました。その結果、【結果】につながりました。入社後もこの強みを活かし、【仕事で実現したいこと】へ取り組みたいと考えています。
最初の回答ですべてを説明しようとせず、1分程度で要点を伝え、面接官からの深掘り質問に答えられる状態にしておきましょう。
なお、新卒面接で聞かれやすい質問や回答例は、以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。
自己PRに使える強みの見つけ方
自己PRが書けない原因は、強みがないことではなく、自分にとって当たり前の行動を強みとして認識できていないこともあります。
特別な成果から探すのではなく、普段どのように考え、行動しているかを振り返りましょう。
過去の経験を時系列で振り返る
中学校、高校、大学など、時期ごとに取り組んだことを書き出します。
それぞれの経験について、以下の質問に回答してみましょう。
- なぜ始めたのか
- どのような目標を持っていたか
- 何が大変だったか
- 自分なりに何を工夫したか
- 周囲からどのような役割を求められたか
- 最後まで継続できた理由は何か
- 失敗したときにどう対応したか
複数の経験で共通している行動があれば、それが強みの候補になります。
周囲の人に自分の特徴を聞く
家族、友人、アルバイト先の同僚、部活動やサークルのメンバーなどに、自分の特徴を聞く方法もあります。
「私の強みは何だと思う?」という質問だけでなく、「どのようなときに頼りたいと思うか」「他の人と違う行動は何か」と具体的に聞くと、回答を得やすくなります。
ただ、他人から言われた言葉をそのまま強みにするのではなく、実際の経験と一致しているかを確認しましょう。
成功体験だけでなく失敗経験も振り返る
強みは、成功した経験だけに表れるものではありません。
失敗後にすぐ原因を調べた経験があれば「改善力」、周囲に相談して立て直した経験があれば「素直さ」や「協働力」、何度も挑戦した経験があれば「粘り強さ」として整理できます。
結果だけで判断せず、困難な状況で自分が取った行動に注目しましょう。
苦にならず継続できることを探す
自分にとって自然にできることは、強みとして見落としやすい部分です。
例えば、予定を事前に整理する、人の話を記録する、分からないことをすぐ調べる、初対面の人に声をかけるといった行動も、仕事で活かせる可能性があります。
「周囲は苦手にしているが、自分は比較的続けやすいこと」という視点で考えてみてください。
応募企業が求める人物像と照らし合わせる
自分の強みを複数見つけたら、応募企業や職種との接点を考えます。
採用ページの求める人物像だけでなく、仕事内容、社員インタビュー、評価制度、企業理念なども確認しましょう。
企業に合わせて経験を作り変えるのではなく、自分が実際に持っている強みの中から、応募企業で活かしやすいものを選びます。
企業選びの基準が定まっていない方は、先に就活の軸を整理することも有効です。
自己PRできる強みや実績がない場合の考え方
「全国大会で優勝した」「売上を大幅に伸ばした」といった経験がなくても、自己PRは作れます。
企業が確認しているのは実績の大きさだけではなく、学生がどのように考え、行動する人なのかという点です。
日常的な経験も自己PRに使える
アルバイトで遅刻や欠勤をせず勤務を続けた、授業の課題を期限から逆算して提出した、サークルの出欠確認を担当したといった経験も題材になります。
経験自体が珍しくなくても、自分なりの考えや工夫を具体的に説明できれば、強みの根拠になります。
目標を達成できなかった経験でも良い
目標を達成できなかった経験を使ってはいけないわけではありません。
結果が出なかった原因を分析し、その後の行動を変えた経験であれば、改善力や学習意欲を伝えられます。
失敗を無理に成功へ見せるのではなく、何を学び、現在どのように活かしているかを説明しましょう。
自分一人で見つからない場合は第三者に相談する
自分の強みは、自分だけでは客観的に判断しにくいものです。
家族や友人に聞くだけでなく、大学のキャリアセンターや就活エージェントの面談を通じて、過去の経験を整理する方法もあります。
就活エージェントでは、自己分析や自己PRの言語化に加えて、応募企業に合わせたES・面接対策を受けられる場合があります。
【強み別】28卒向け自己PRの例文10選
ここからは、就活で使われることが多い強み別に自己PRの例文を紹介します。
例文に含まれる経験や数字をそのまま使用せず、必ず自分の行動や結果に置き換えてください。
1. 行動力をアピールする自己PR
私の強みは、課題を見つけたらすぐに行動へ移せることです。所属するサッカーサークルでは、新入生の参加人数が減少していました。私は入会を検討している学生へ聞き取りを行い、普段の活動内容が分かりにくいことが原因だと考えました。そこで、練習風景やメンバーの声をSNSで週3回発信し、初心者向けの体験会も企画しました。その結果、体験会の参加者は前年の約1.5倍になりました。入社後も、課題を放置せず、必要な情報を集めながら行動に移します。
行動力を伝える場合は、考えずに動いた印象にならないよう、課題を把握した方法や行動を選んだ理由も加えましょう。
2. 協調性をアピールする自己PR
私の強みは、立場の異なる人の意見を整理し、合意形成できることです。ゼミの研究発表では、テーマ選びをめぐってメンバーの意見が分かれました。私は全員の意見と重視している条件を一覧にし、共通していた「学生自身が調査できること」を基準に候補を絞りました。その結果、全員が納得できるテーマを決め、役割分担も円滑に進められました。入社後も、周囲の意見を尊重しながら、チームとして成果を出せるよう行動します。
協調性は、単に周囲に合わせることではありません。
意見が異なる状況で何を行ったかを説明すると、強みが伝わりやすくなります。
3. 継続力をアピールする自己PR
私の強みは、目標に向けて地道な努力を続けられることです。大学入学後から英語力の向上を目標に、毎日30分の学習を続けてきました。授業やアルバイトで時間が取れない日は、通学時間に単語学習を行うなど、継続しやすい方法に調整しました。さらに、毎月学習時間と課題を振り返り、勉強方法を改善しました。その結果、2年間学習を継続し、目標としていた資格を取得することができました。入社後も、短期間の成果だけでなく、必要な努力を積み重ねて知識を身につけます。
継続した期間だけでなく、続けるために行った工夫を伝えることが重要です。
4. 計画性をアピールする自己PR
私の強みは、目標から逆算して計画を立てられることです。ゼミの研究発表では、提出直前に作業が集中しないよう、発表日から逆算して調査、分析、資料作成、練習の期限を設定しました。毎週の進捗確認で遅れが出た場合は、作業量と担当を見直しました。その結果、発表日の1週間前に資料を完成させ、修正や練習に時間を使うことができました。入社後も、期限と優先順位を明確にし、安定して業務を進めます。
計画通りに進めたことだけでなく、遅れが生じた場合の修正方法も説明すると、実務での再現性を示せます。
5. 責任感をアピールする自己PR
私の強みは、任された仕事を最後までやり切る責任感です。飲食店のアルバイトでは、新人スタッフの教育を担当しました。人によって理解度が異なったため、業務を項目ごとに分けたチェックリストを作り、勤務後に不明点を確認しました。自分が休みの日もほかのスタッフが指導できるよう、進捗を共有しました。その結果、新人が一人で担当できる業務が増え、店舗全体で教育を進めやすくなりました。入社後も、自分の担当範囲を明確にし、周囲と連携しながら最後まで責任を持って取り組みます。
責任感は「休まず参加した」という事実だけでなく、成果を出すために行った工夫まで伝えましょう。
6. 課題解決力をアピールする自己PR
私の強みは、状況を整理し、課題に合った改善策を考えられることです。アルバイト先では、混雑時に注文の提供が遅れることが課題でした。私は時間帯別に業務の流れを確認し、注文確認と商品準備の担当が曖昧になっていることに気づきました。そこで、混雑時の役割を事前に決め、引き継ぎ内容を共有する方法を提案しました。その結果、スタッフ同士の確認作業が減り、以前より円滑に対応できるようになりました。入社後も、表面的な問題だけでなく原因を整理し、改善につなげます。
改善前後を示す数字がない場合も、業務や周囲の行動がどのように変わったかを伝えられます。
7. 傾聴力をアピールする自己PR
私の強みは、相手の話を聞き、考えや要望を整理できることです。大学のオープンキャンパスでは、高校生からの相談対応を担当しました。すぐに回答するのではなく、興味のある分野や不安に感じていることを質問し、必要な情報を整理して伝えました。その結果、相談者から「知りたいことが明確になった」と言って頂けました。入社後も、顧客や社内のメンバーの話を丁寧に聞き、本当に必要な提案や対応を考えます。
傾聴力では、話を聞いた後にどのような行動へつなげたかまで説明しましょう。
8. 粘り強さをアピールする自己PR
私の強みは、思うような結果が出なくても試行錯誤を続けられることです。資格試験の勉強では、最初の模擬試験で合格点に届きませんでした。そこで、間違えた問題を分野別に分類し、苦手分野に学習時間を多く配分しました。また、毎週模擬問題を解き、正答率の変化を記録しました。その結果、次の試験で合格することができました。この経験を活かし、仕事でも結果が出ない原因を考え、改善を続けます。
精神論だけでなく、結果を出すために工夫した内容を具体的に伝えることがポイントです。
9. 柔軟性をアピールする自己PR
私の強みは、状況の変化に合わせて方法を調整できることです。サークルのイベントでは、開催直前に参加人数が想定を下回りました。私は従来の進行では参加者同士の交流が生まれにくいと考え、少人数でも楽しめるグループ形式に内容を変更しました。役割分担と必要な備品も見直し、メンバーへ共有しました。その結果、参加者同士が会話しやすいイベントを実施することができました。入社後も、当初の計画に固執せず、目的に合わせて臨機応変に対応を変えます。
柔軟性を伝える際は、単に人の意見に従ったのではなく、目的を達成するために判断したことを示しましょう。
10. 学習意欲をアピールする自己PR
私の強みは、分からないことを放置せず、自ら学べることです。長期インターンでアクセス解析を担当した際、専門用語や数値の見方を十分に理解できていませんでした。そこで、業務後に基本的な指標を学び、疑問点を整理して社員の方に質問しました。また、分析結果と実際の施策を照らし合わせ、数値が変化した理由を記録しました。その結果、徐々に改善案まで提案できるようになりました。入社後も、必要な知識を主体的に身につけ、早期に業務へ貢献します。
学習意欲は「勉強が好き」という言葉だけでなく、学んだ内容を行動や成果へつなげた経験で裏付けます。
【経験別】28卒向け自己PRの例文5選
自己PRの題材は、アルバイトや部活動に限られません。
ここでは、28卒の学生が使いやすい経験別に例文を紹介します。
1. アルバイト経験を使った自己PR
私の強みは、相手の状況に合わせて対応を工夫できることです。アパレル店のアルバイトでは、すぐに商品を提案するのではなく、利用する場面や好み、予算を確認することを心がけました。また、接客後に質問内容と提案に対する反応を記録し、次の接客に活かしました。その結果、再来店時に相談して頂けるお客様が増えました。入社後も、相手の要望を決めつけず、必要な情報を確認したうえで提案します。
アルバイトの自己PRでは、仕事内容の説明を長くするより、自分なりに工夫した行動を詳しく伝えましょう。
2. 部活動経験を使った自己PR
私の強みは、チームの目標達成に必要な役割を考えて行動できることです。大学のサッカー部では、試合に出場する機会が限られていましたが、対戦相手の映像分析と練習記録を担当しました。選手ごとの課題を整理し、練習後のミーティングで共有した結果、チーム全体が相手に合わせた準備を進めやすくなりました。入社後も、自分の役割だけにこだわらず、チームの成果に必要な行動を考えます。
試合成績や役職がなくても、チームへどのように貢献したかを伝えることで自己PRになります。
3. サークル経験を使った自己PR
私の強みは、周囲を巻き込みながら企画を実行できることです。所属する軽音サークルでは、参加者の減少によってライブの開催が難しくなっていました。そこで、メンバーに希望する企画を聞き、初心者も出演しやすい小規模ライブを提案しました。告知、会場手配、出演者対応の担当を決め、進捗を毎週共有した結果、予定通り開催することができました。入社後も、目的と役割を明確にし、周囲と協力しながら企画を実行します。
「代表を務めた」だけではなく、周囲をどのように動かしたかを説明することが重要です。
4. ゼミ・研究経験を使った自己PR
私の強みは、必要な情報を集め、根拠をもとに考えられることです。ゼミでは、若者の購買行動をテーマに研究しました。インターネット上の情報だけで結論を出さず、学生200人へのアンケートと10人へのインタビューを実施しました。回答を年代や利用頻度ごとに整理し、仮説と異なる結果も含めて分析しました。その結果、データに基づいた発表として評価されました。入社後も、思い込みだけで判断せず、必要な情報を集めて提案します。
研究内容の難しさよりも、調査や分析をどのように進めたかを分かりやすく伝えましょう。
5. 長期インターン経験を使った自己PR
私の強みは、フィードバックを素直に受け止め、改善へつなげられることです。Webメディアの長期インターンでは、初めて作成した記事について、結論が分かりにくいと指摘を受けました。そこで、修正された箇所を理由ごとに整理し、次の記事から構成案の段階で確認を依頼しました。また、公開後の数値も振り返り、改善点を記録しました。その結果、修正回数が減り、一人で担当できる範囲も増えました。入社後も、指摘を成長の機会として受け止め、改善を続けます。
インターンに参加した事実だけではなく、仕事を通じてどのように行動が変わったかを伝えましょう。
文字数別に自己PRをまとめる方法
自己PRは、ESによって100字、200字、400字などの指定があり、面接では1分程度で求められることがあります。
最初に300字から400字程度で基本となる文章を作り、用途に応じて情報を削ると、一貫性を保ちやすくなります。
100字の自己PR
100字程度の場合は、強み、最も重要な行動、仕事での活かし方に絞ります。
私の強みは、課題を見つけて行動に移せることです。サッカーサークルの新入生減少に対し、SNS発信と体験会を企画し、参加者増加につなげました。入社後も課題を放置せず、改善に向けて行動します。
細かい背景や複数の施策は省き、何をアピールしたいのかが伝わる文章にしましょう。
200字の自己PR
200字程度の場合は、課題、自分の行動、結果を一つずつ入れられます。
私の強みは、課題を見つけて行動に移せることです。所属するサッカーサークルでは、新入生の参加人数が減少していました。そこで、入会を検討する学生に聞き取り調査を行い、活動内容が伝わっていないことが原因だと考えました。練習風景をSNSで発信し、初心者向けの体験会も企画した結果、参加者は前年の約1.5倍になりました。入社後も、必要な情報を集めたうえで行動し、課題の改善に取り組みます。
指定文字数に収めるため、経験の背景よりも自分の行動を優先して残します。
400字の自己PR
400字程度の場合は、行動を選んだ理由や、途中で行った改善まで説明できます。
ただし、施策を多く並べるだけでは要点がぼやけます。
最も自分らしさが表れた行動を中心に説明し、強みとのつながりを明確にしましょう。
400字の全文を作った後は、以下を確認してください。
- 冒頭で強みが分かるか
- 状況と課題を説明しすぎていないか
- 自分の行動が具体的に書かれているか
- 結果を事実以上に大きく見せていないか
- 入社後の活かし方が応募職種とつながっているか
面接で1分の自己PR
面接で1分の自己PRを求められた場合は、250字から300字程度を目安に準備します。
ただし、話す速さには個人差があるため、実際に時間を計りながら調整してください。
文章を丸暗記するのではなく、以下の4点を覚えます。
- 自分の強み
- 強みが表れた経験
- 最も重要な行動と結果
- 入社後の活かし方
録画して確認し、早口になっていないか、結論が最初に伝わっているかを確認しましょう。
企業に伝わる自己PRに改善するポイント
基本構成に沿って自己PRを作った後は、企業が知りたい情報と、自分が伝えたい内容が一致しているか確認します。
同じ強みでも、表現やエピソードの選び方によって伝わり方は変わります。
強みを1つに絞る
1つの自己PRに行動力、協調性、責任感などをすべて入れると、最も伝えたい強みが分かりにくくなります。
基本的には、1つの自己PRにつき1つの強みに絞りましょう。
複数の企業を受ける場合は、異なる強みを使った自己PRを2種類から3種類用意し、仕事内容に合わせて選ぶ方法もあります。
数字だけでなく行動の理由も伝える
「売上を20%増やした」「参加者を50人集めた」といった数字は結果を具体的にしますが、数字だけでは本人の考え方が分かりません。
なぜその課題へ取り組み、なぜその施策を選んだのかも説明しましょう。
誰でも言える表現を具体化する
「コミュニケーション能力」「チャレンジ精神」「責任感」などは、多くの学生が使用する表現です。
使用してはいけないわけではありませんが、ありきたりで印象が弱くなってしまったり埋もれてしまう可能性があるため、自分なりの意味に具体化する必要があります。
例えば、コミュニケーション能力であれば、以下のように分けられます。
- 初対面の人とも関係を作れる
- 相手の要望を質問によって引き出せる
- 意見の異なる人の間に入り調整できる
- 複雑な情報を分かりやすく説明できる
具体化した強みと、それを裏付ける経験を組み合わせましょう。
応募先ごとに最後の一文を変える
同じ強みと経験を使用する場合も、入社後の活かし方は応募先に合わせて調整します。
企業名だけを入れ替えるのではなく、仕事内容や求める人物像を確認し、どの場面で強みを活かしたいかを具体的に伝えてください。
評価されにくい自己PRのNG例
自己PRは、文章として整っていても、根拠が弱かったり、質問の目的からずれていたりすると、本人の強みが伝わりません。
ここでは、特に注意したいNG例を紹介します。
強みを並べるだけになっている
私は、行動力と協調性と責任感があります。何事にも全力で取り組み、周囲と協力できます。
この文章では、強みを裏付ける経験がなく、ほかの学生との違いも分かりません。
1つの強みに絞り、どのような場面で、どのような行動として表れたのかを説明しましょう。
団体全体の成果だけを伝えている
私が所属するサッカー部は大会で優勝しました。全員で一生懸命練習した結果だと思います。
大会で優勝したことは伝わりますが、本人の役割や強みが分かりません。
自分が担当したこと、工夫したこと、周囲へ働きかけたことを加えてください。
企業の求める人物像をそのまま使っている
御社が求める挑戦心と協調性を持っていることが私の強みです。
採用ページの言葉をそのまま使用しても、自分が実際にその強みを持っている根拠にはなりません。
まず自分の経験から強みを見つけ、その強みが応募企業の仕事とどのようにつながるかを考えましょう。
実績を事実以上に大きく見せている
生成AIや例文を参考にすると、実際には行っていない施策や、確認できない数字が文章に加わってしまうことがあります。
面接では、役割、行動した理由、周囲の反応などを深掘りされます。
事実と異なる内容は回答に矛盾が生まれ、信用を失う原因にもなります。
大きな実績を作ることより、実際の経験を自分の言葉で説明することを優先してください。
自己PR作成に生成AIを使う際の注意点
生成AIは、自己PRの完成品を作らせるためではなく、自分の経験を整理し、伝わりにくい部分を見つけるために活用するのがおすすめです。
利用する場合は、個人情報や企業の機密情報を入力しないよう注意してください。
経験を深掘りする質問を作ってもらう
自分の経験を簡単に伝え、採用担当者が深掘りしそうな質問を生成してもらう使い方があります。
例えば、以下のように入力します。
飲食店のアルバイト経験を自己PRに使用します。採用担当者が私の行動や強みを確認するために聞きそうな質問を10個作ってください。
生成された質問へ自分の言葉で答えることで、エピソードを具体化することができます。
文章の分かりにくい部分を指摘してもらう
自己PRを作成した後に、結論、具体性、一貫性の観点から改善点を指摘してもらう方法もあります。
文章を書き換えてもらうだけでなく、「初めて読む人が理解できない部分」「根拠が不足している部分」を質問すると、自分らしさを残したまま改善できます。
生成された実績や表現をそのまま使わない
生成AIは、入力していない数字や行動を補って文章を作成する場合があります。
完成した文章について、以下を必ず確認してください。
- すべて自分が実際に経験した内容か
- 自分が担当していない行動が入っていないか
- 数字や期間は正確か
- 面接で深掘りされても説明できるか
- 普段の自分が使わない不自然な表現がないか
最終的には、文章を見ずに自分の言葉で説明できる状態にしましょう。
自己PRを一人で作れない場合の相談先
自己PRは、自分の強みを客観的に整理し、企業が知りたい形へ変換する必要があります。
一人で考えても強みが見つからない場合や、ESが通過しない場合は、第三者からフィードバックを受けましょう。
大学のキャリアセンターに相談する
大学のキャリアセンターでは、就活相談やES添削、模擬面接などを無料で受けられる場合があります。
大学内の予定に合わせて利用できる一方、就活が本格化する時期は予約が取りにくいこともあるため、早めに確認しましょう。
OB・OGや先輩に相談する
志望企業や業界で働くOB・OGに相談すると、仕事内容や求められる能力を踏まえた意見を聞ける可能性があります。
ただし、一人の経験だけですべての企業を判断せず、採用ページや説明会など、他の情報も確認してください。
就活エージェントに相談する
就活エージェントでは、自己分析、自己PRやガクチカの整理、ES添削、模擬面接、企業紹介などの支援を無料で受けられる場合があります。
担当者やサービスによって得意分野、対象地域、紹介できる企業が異なるため、自分の状況に合うサービスを選びましょう。
ES添削の依頼先を比較したい方は、以下の記事も参考にしてください。
28卒の自己PR作成・選考対策におすすめのサービス
自己PRを作成するには、自分の強みを見つける自己分析と、企業に伝わる言葉へ変換する作業が必要です。
ここでは、自己PRや選考対策について相談したい28卒向けに、おすすめの就活エージェントを紹介します。
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- 自己PRに使える強みが分からない
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- 一度だけでなく継続的に相談したい
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自己PRを作成した後に面接でどのように伝えるか練習したい方は、AIを活用した面接練習を通じて、回答内容を確認しながら対策を進められます。
主に以下のような28卒に向いています。
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最新の対象条件や支援内容は、各エージェントとの面談時に確認してください。
他の就活エージェントやスカウトサービス、就活イベントも比較したい方は、以下の記事をご覧ください。
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28卒の自己PRに関するよくある質問
28卒の学生が自己PRを作る際に悩みやすいポイントに回答します。
応募先によって文字数や質問の表現は異なるため、提出前に各企業の設問を確認してください。
自己PRは何文字で書けばいいですか?
企業から文字数を指定されている場合は、指定文字数の8割以上を目安にしながら、上限を超えないようにまとめます。
文字数指定がない場合は、ESでは300字から400字程度を一つの目安にできます。
ただし、応募フォームやほかの設問とのバランスによって適切な長さは変わります。
自己PRは複数用意した方がいいですか?
応募する業界や職種が幅広い場合は、強みやエピソードが異なる自己PRを2種類から3種類用意すると調整しやすくなります。
ただし、企業ごとに人物像を作り変えてはいけません。
自分が実際に持っている複数の強みから、応募先に合うものを選びましょう。
自己PRとガクチカに同じ経験を使ってもいいですか?
同じ経験を使っても問題ありません。
自己PRでは「その経験から分かる自分の強み」、ガクチカでは「目標や課題に対してどのように考え、行動したか」を中心に伝えます。
同じESで両方を聞かれた場合は、異なる経験を使えると自分の複数の側面を伝えられますが、無理に弱いエピソードを選ぶ必要はありません。
アルバイト経験しかなくても自己PRになりますか?
アルバイト経験も十分に自己PRの題材になります。
接客、業務改善、新人教育、継続勤務、周囲との連携など、自分なりに考えて行動した経験を探しましょう。
「アルバイトを続けた」という事実だけでなく、どのような意識で取り組んだかを具体的に説明してください。
資格や受賞歴がなくても自己PRできますか?
資格や受賞歴がなくても自己PRは作れます。
企業が確認したいのは、実績の大きさだけではなく、学生の強みや行動の特徴、入社後に活躍できる可能性です。
授業、アルバイト、サークル、趣味など、身近な経験から自分なりの工夫を探してみましょう。
高校時代の経験を自己PRに使ってもいいですか?
大学時代に適した経験が見つからない場合は、高校時代の経験を使うことも可能です。
ただし、過去の経験だけで終わらせず、その強みが現在の大学生活でもどのように発揮されているかを加えると、再現性がより伝わりやすくなります。
自己PRで嘘や多少の誇張をしてもいいですか?
事実と異なる役割や実績を加えることは避けてください。
面接では、行動した理由、周囲の反応、具体的な進め方などを深掘りされます。
事実と異なる内容は矛盾が生じやすく、企業からの信用を失う可能性があります。
実績を大きく見せるよりも、自分が実際に行った小さな工夫を具体的に伝えましょう。
28卒はいつまでに自己PRを作るべきですか?
インターンや早期選考へ応募する段階から自己PRを求められることがあるため、できるだけ早く基本となる文章を作っておくのがおすすめです。
最初から完成度の高い自己PRを作る必要はありません。
ES提出や面接のたびに質問された内容や反応を振り返り、改善を重ねましょう。
28卒の就活スケジュールと今から取り組むべきことは、以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。
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自分の経験から28卒の自己PRを作ろう
28卒の自己PRでは、自分の強み、強みを裏付ける経験、具体的な行動、結果や学び、入社後の活かし方を順番に伝えることが大切です。
全国大会での優勝や大きな売上実績など、特別な経験がなければ自己PRを作れないわけではありません。
アルバイト、部活動、サークル、ゼミ、授業、資格勉強などの身近な経験にも、自分らしい考え方や行動が表れています。
例文をそのまま使用するのではなく、「なぜ行動したのか」「自分は何を工夫したのか」「仕事でどう活かすのか」を自分の言葉で説明しましょう。
一人で強みを見つけられない場合や、作成した自己PRが企業に伝わるか不安な場合は、大学のキャリアセンターや就活エージェントなど、第三者からフィードバックを受ける方法もあります。
自己PRは一度作って終わりではありません。
ES提出や面接を経験するたびに内容を振り返り、自分の魅力がより正確に伝わる文章に改善していきましょう。