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ビジネスのメールや文書で必要不可欠な「存じます」を使いこなそう
ビジネスシーンで頻出する「存じます」という言葉。
なんとなく丁寧な印象があるので、便利に使える言葉として扱われています。
しかし、その使い方は本当に正しいのでしょうか。
それを知るためには、まず言葉が持つ意味を正しく理解することが必要です。
「存じます」という言葉の意味を簡単に説明すると、「思います」や「知っています」となります。
元々は「思う」の謙譲語である「存じる」という言葉に、丁寧語となる「ます」がくっついて完成したのが「存じます」です。
このように「存じる」と「ます」が合わさることで、自身の言動をへりくだる形になりました。
そして「存じます」と使うことで、相手を立てることができるワードへと変化したのです。
このような点から、「存じます」は自分よりも目上の方や上司などに対して使われる言葉とされています。
「存じます」という言葉は大変使い勝手の良い言葉で、しかも言葉の印象がとても丁寧であることからビジネスの場でよく登場します。
それはメールであったり、ビジネス文書であったりと用途は幅広いです。
相手の方に対して敬意を分かりやすく表すことができる言葉ですので、顔の見えない相手に対しても使いやすいですね。
使い勝手の良さの理由としてあげられるのが、本来持っている意味です。
「思います」が本来の意味である「存じます」
つまり、自分が思っていることを相手の方に伝える際に、問題なく使用できるというところがポイントとなります。
「ご都合がよろしければ、お目にかかりたく存じます」
「お忙しい所申し訳ございませんが、午前中に資料を確認していただきたく存じます」
「存じます」の使い方としては、もっともポピュラーな例文ですので、似た文章に見覚えがあることでしょう。
実は「存じます」という言葉は「思います」という意味だけではなく、先にもご紹介したように「知っている」という意味もあります。
「その件については○○と存じます」
「○○の移転については存じております」
このような使い方をすることで「知っています」という言葉を丁寧に表現することができます。
「存じます」を使うことで、相手の考えや意見に対して同意をあらわすこともできますので、使い方次第では大活躍する言葉となります。
基本的な決まり事をきちんと押さえておくことが「存じます」という言葉を正しく使うコツとなります。
それらをマスターするには以下の点を押さえておきましょう。
まず1つ目のルールですが、「存じます」はへりくだった使い方をする「謙譲語」であることがポイントです。
ですから「存じておられる」や「存じていらっしゃる」など、尊敬を表現する言葉を添えても「敬語」にはならないことを覚えておきましょう。
2つ目のルールについてですが、「存じます」が使えるシーンの分かりやすいポイントとしてあげておきました。
これらのシーンでよく使われる「存じます」は、原則「~と思います」という言葉の「思います」にあたる部分を置き換えることで成立します。
「明日の15時の完成と思います」→「明日の15時の完成と存じます」
「ご多忙の事とは存じますが」
「私もそのように存じます」
「ご挨拶に伺いたく存じます」
「身に余る光栄と存じます」
「心苦しく存じますが」
「その件につきましては存知上げております」
「私もそのように存知上げます」
基本的に「存じます」は
これらの言葉における謙譲語となりますので、目上の方へ使用することが望ましい言葉です。
しかし、さらに丁寧な印象を与えたいのであれば例文のように「上げる」というワードをくっつけると良いでしょう。
「存じます」という言葉は口語、つまり直接的な会話の中では使用されることはあまりありません。
それは「存じます」という言葉には少々堅苦しい印象を受けるからです。
その堅苦しい印象を逆手に取ることで丁寧な印象を与えるワードとして用いることができます。
そのため、「存じます」はビジネス文書でよく使われています。
その中でも最もよく登場するのが、ビジネスの場でのメールや文書での「冒頭のあいさつ」です。
相手の方や会社の発展を称える言葉を使う際には「存じます」と続けることが多くなっています。
「貴社ますますご清栄のことと存じます」
「貴社におかれましては、益々ご盛栄のことと存じます」
「お渡しした資料をご検討いただければ幸いに存じます」
このような表現もビジネスのメールや文書でよくみうけられます。
相手の方に何かを頼みたいとき、お願いしたいときにも「存じます」は有効活用できます。
「15時までにご返送いただけますと幸いに存じます」
このように「幸いです」というワードを加えることで、丁寧な中にも柔らかい印象を与えることも可能になります。
※合わせて読みたい: 「幸いです」の意味と正しい使い方
先でも既にお話ししていますが、「存じます」や「存じております」という言葉は「謙譲語」となります。
つまり、基本的には自分自身に対してしか使用することはない言葉です。
自分以外の身内や、同僚や部下などについての「思う」の意味として相手の方に伝える場合は「存じます」ではおかしくなります。
そのような場合は「その件につきまして○○は、Aともうしております」のように表現しましょう。
しかし、ここで少しややこしい使い方がでてきます。
実は「知っている」のような意味合いで、ご自身の身内や同僚・部下についてのことを相手にお伝えする場合は「存じます」を使うことが可能です。
そのような場合には「○○は、Aであることを存じております」のように表現しても構いません。
また、相手に対し質問をしたい場合にも「存じます」は使えます。
相手の考えを聞く場合は「どのようにお考えですか?」のようにする方がスマートです。
しかし、知っているかどうかの質問であれば「存じます」を使って「Aについてご存知ですか?」と表現するとよいでしょう。
相手の方への「思う」「考える」に関する確認で「存じる」を使う場合は、「存じる」の頭に「ご」をつけましょう。
「ご存じ」とすることで、尊敬語に変化します。
繰り返しお話ししているように、「存じます」という言葉は「思います」の謙譲語に当たります。
謙譲語であるため、「存じます」については基本的に目上の立場の方や上司、取引先の方に使うのが正しい使い方です。
しかし「思います」という言葉は、使うと必ずしも失礼にあたるわけではありません。
実は「思います」という言葉は「思う」の動詞であり、丁寧語となるからです。
ですが、やはり丁寧語と謙譲語では扱いが異なります。
相手との関係性によっては、うっかり「思います」を使ってしまったために失礼と受け取られることもないとは言い切れません。
「存じます」と「思います」の使い分けの覚え方としては、目上の方などには「存じます」、それ以外の立場(部下や同僚など)には「思います」と使うと覚えておくとよいでしょう。
ビジネスシーンのメールや文書で頻出する「存じます」という言葉についてご紹介しました。
意味をきちんと知ることで、どのような場でどのように使うことが正しいかがはっきりと見えてきます。
使用に際しあまり難しい点が少ないことが特徴となる「存じます」は、丁寧な印象を与えるには最適な言葉です。
「存じます」は上司や目上の立場の方に対して使うものである。
「思います」との使い分けを明確にしておくこと。
この2つのポイントをしっかりと押さえておき、ぜひ参考にしてみてください。
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