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劇場版あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。(2013年)
楽園追放 -Expelled from Paradise-(2014年)
Fate/stay night [Heaven's Feel] I.presage flower(2017年~)
劇場版ソードアートオンライン オーディナルスケール(2017年)
「PERSONA3 the Movie」(2013年~2016年)
ONE PIECE THE MOVIE エピソードオブチョッパー + 冬に咲く、奇跡の桜(2008年)
クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ! オトナ帝国の逆襲(2001年)
劇場版「とある魔術の禁書目録-エンデュミオンの奇蹟-」(2013年)
アニメは観たいと考えているけれど、最低でも1クールあるアニメを観るのってまとまった時間がないと大変ですよね。
1クールは通常3ヶ月(13週間)を指しますので、アニメを1クール観るとなると、週1回放送のもので13回分観なければならないことになります。
時間に表すと1回の放送が20分だと仮定して、20分×13回=260分(4時間20分)かかります。
それにスケールの大きいアニメであれば1クールではなく2クール、3クールと続くものだってありますよね。
空いた時間で一気に消化をしても良いですが、時間がそこまで取りづらいという人にとっては難しいです。
そのようなアニメはお楽しみにとっておくとして、もっと気軽にアニメを観れる手段がアニメ映画です。
アニメ映画であれば、平均的に60分~90分ほどの尺のものが多いです。
このように、映画館で放送するためにアニメ映画は製作されているため、アニメのように数時間の尺はありません。
しかし、約60分~90分の尺だからこそ、短いながらもアニメ映画には作り手の熱い想いが込められています。
さくっと観れる気軽さが非常に良いので、今回はアニメ映画に限っておすすめのものをジャンル別に紹介していきます。
構成は下記の通りで、各ジャンル毎に最新のアニメ映画から歴代のアニメ映画を一挙に取り上げます。
感動要素や泣ける要素を含んでいる青春アニメ映画や、小中高などを舞台にした学園アニメ映画をご紹介します。
アニメ映画を観てドキドキしたい人やときめきたい人におすすめです。
「希美が私の全部なの。」
京都アニメーションが制作したテレビアニメ「響け!ユーフォニアム」のスピンアウト作品となる「リズと青い鳥」。
「響け!ユーフォニアム」は京都府宇治市にある高校を舞台とした武田綾乃さんの小説が原作で、吹奏楽部の女の子たちの青春を描いた作品です。
アニメシリーズではスポ根アニメというイメージがありましたが、「リズと青い鳥」はまた違った雰囲気の作品に仕上がっています。
「リズと青い鳥」は、オーボエ担当のみぞれとフルート担当の希美の二人の友情についての物語です。
明るく快活な女の子の希美と、口数少なく大人しいみぞれという正反対の二人。
筆者はこの映画をみて学生時代を思い出しながら切ないような懐かしいような気持ちになりました。
ずっと一緒にいたいけど、ずっと一緒にはいられない。
”親友”って実は繊細で危ういもので、誰よりも相手のことをわかっていたはずなのに、いつの間にか一方通行になっていたり。
そんな言葉では表しにくい感情を「リズと蒼い鳥」では美しく繊細に描いています。
「リズと青い鳥」の劇伴を手掛けているのは、「ピンポン」や「聲の形」を担当した牛尾憲輔さん。
彼の音楽は無理に音を詰め込まず、実写の映像で撮るような、環境音のような自然さがあります。
どうしてもアニメでは存在を出してしまいがちな音楽ですが、「リズの青い鳥」の音楽は、その場の雰囲気や登場人物の心情を表す音楽でとても心地良いです。
また、今回のメイン・テーマとも言っていい、リズと青い鳥と言う課題曲。
みぞれと希美の二人の状況を表す演奏も心を打つものがありますよ!
「リズと青い鳥」は決してハッピーエンドとは言い難いかもしれませんが、そこがまたリアルで魅力的な作品となっています。
「響け!ユーフォニアム」から一年後を描いた作品ですが、未視聴でも十分楽しめますよ。
作品中に登場する絵本の可愛いタッチの絵も素敵ですし、繊細な表情まで描く京都アニメーションの作画力も見どころです!
「大事な人、忘れたくない人、忘れちゃいけない人...!誰なんだ...?名前は...!」
新海誠が監督と脚本を務めた長編アニメーション映画で、2016年8月26日に全国約300館で公開されました。
前作の『言の葉の庭』は全国23館での公開だったので、力の入れ具合が如実に出ている作品です。
映画の概要は、東京・四ツ谷に暮らす男子高校生の立花瀧と、岐阜・飛騨に暮らす女子高校生の宮水三葉との間に生じた入れ替わり現象を通じて、見知らぬ者同士が導かれ引き合う様子を、約1000年に一度の彗星の大接近と関連させて繊細に描いた作品です。
キャラクターデザインには『とらドラ』(2008年~2009年)、『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』(2011年)、『心が叫びたがってるんだ。』(2015年)を担当していた田中将賀(たなかまさよし)、作画監督には『もののけ姫』(1997年)、『千と千尋の神隠し』(2001年)、『パプリカ』(2006年)を担当していた安藤雅司(あんどうまさし)がつき、これ以上ないと言えるぐらいの豪華な制作陣で挑んだ珠玉の作品です。
このような背景から、『君の名は。』は映画公開前から話題を呼び注目を集めていました。
公開後は予想を上回る大ヒットとなり、公開52日で累計興行収入は150億円を突破し、歴代の累計興行収入ランキングでは、ジブリ映画である『千と千尋の神隠し』に次いで興行収入2位を獲得しています。
同時に日本アニメとして、宮崎駿が手がけた『風立ちぬ』以来、ジブリ映画で初めて100億円を超える記録を打ち立てました。
その人気ぶりは日本のみならず、世界各国でも上映されるまでになりました。
株式会社FULL HOUSEが運営している旅行・観光メディアである TABI CHANNEL には、君の名はの解説や舞台を訪問している聖地巡礼をまとめた記事があります。
合わせてご覧頂きたいところですが、ネタバレ要素も含んでいますので、まだ君の名はを観ていない方は閲覧にご注意ください。
君の名は。を徹底解説!君の名はのネタバレ、あらすじ、舞台となった聖地巡礼地まで
「普通は無理でも、戦車に通れない道はありません!」
「ガールズ&パンツァー 劇場版」は、ヒーロー全員大集合的な熱い展開が楽しめるアニメ映画です。
可愛い女子高生と戦車というマニアックな掛け合わせ。
少女達が戦車に乗り、模擬戦を行うことを戦車道と呼んでいます。
剣道のように武道の一種とされていて、茶道や華道にならんで乙女の嗜みとなっています。
もちろん、試合は模擬戦で死人は出ないので安心してくださいね!
主人公の西住みほの実家は戦車道の名門西住流の本家ですが、わけあって無名の大御手洗に転校。
そこで出会った仲間と共に自分らしい戦車道の道を見つけます。
アニメシリーズでは、みほの采配により大会で優勝することができ、廃校の危機は免れます。
映画はその後のお話で、今度は大学生チーム相手に勝負することになったみほたち。
圧倒的戦力差に絶望的かと思われたとき、かつての試合相手の学校の選手たちが次々と登場!
熱い戦いをしたライバルと今度は力を合わせて戦うなんて、面白くないわけがない。
1つの試合をがっつりと描写しているので、アニメシリーズとはまた違った面白さがあります。
また、アニメでは見られない珍しいキャラの掛け合わせも見どころ。
西住姉妹、まほとみほの幼少期のお話も出てきます。
もちろん、戦車の知識がなくても楽しめる「ガールズ&パンツァー」。
実はかなりの人気作品で、戦車戦の音響にこだわった”極上爆音上映”も行われ、なんと一年間も劇場でロングラン上映されていました。
”ガルパンはいいぞ”と言う言葉がありますが、それ以上の言葉はありません。
ミリタリー好きも唸るマニアックな作品ですが、初心者でも十分に楽しめる素敵な作品です。
「後悔したって、もう絶対に、取り戻せないんだからっ...!!」
A-1 Pictures制作によるアニメ映画で略称は「ここさけ」、副題は「Beautiful Word Beautiful World」。
『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』のスタッフが再集結して制作されたことでも話題となりました。
ちなみに、舞台もあの花と同じ秩父です。
しかし、あの花と同じようなアニメ映画だと思って見ると、全くベクトルが違うということに気付きます。
ヒロインの成瀬順は、自身のおしゃべりが引き起こしたあることが原因で、両親の離婚を招いてしまうことになります。
そのことから、玉子の妖精によっておしゃべりすることを封印されてしまいます。
おしゃべりをすると腹痛によって相手とコミュニケーションが取れなくなるのです。
順は高校生になり、地域ふれあい交流会の実行委員に任命されます。
歌えば腹痛が起きないということがわかった順は、交流会の出し物はミュージカルに決定します。
一方、同じ実行委員の仁藤菜月はもう一人のヒロインです。
チアリーダー部の部長で社交的、おしゃべりだが人前では本心を話せないで苦しみます。
本作は順と菜月という対照的な女性を描きながら、伝えたいことを伝える(心が叫びたがっていること)というを首尾一貫して伝えようとしています。
誰かに言いたいことを言って後悔したことがある、誰かに言いたいことはあるけれど言えなくて後悔したことがある、そんな人にここさけは観てもらえると良いと思います!
対人コミュニケーションについて考えさせられる青春アニメ映画です。
2017年には実写版のここさけも上映されました。
「めんまね、もっとみんなといっしょにいたい!遊びたいよ。だから、生まれ変わりする。みんなといっしょ…だけど…だからじんたん!お別れしたよ、だから!」
小学生の頃、宿海仁太(じんたん)、本間芽衣子(めんま)、安城鳴子(あなる)、松雪集(ゆきあつ)、鶴見知利子(つるこ)、久川鉄道(ぽっぽ)の6人は、超平和バスターズという仲良しグループを結成し、毎日のように秘密基地で遊ぶほどの関係でした。
しかし、突然のめんまの死をきっかけに、それぞれがめんまに対する後悔や未練を抱えながら、 超平和バスターズの関係はバラバラになってしまいます。
その後、高校受験に失敗して引きこもりになってしまったじんたんの前に、亡くなったはずのめんまが突如として現れます。
めんまを成仏させるために、じんたん率いる超平和バスターズのメンバーたちが再集結し、熱い友情を見せながら奮起する感動の物語です。
お涙ちょうだい系のアニメで泣かせる気満載の演出ですが、見事に号泣させられます。
あの花を観て感動しない人は中々いないのではないでしょうか。
アニメ作品も1クールなので、まだ観ていないという方にはぜひ観てほしいです。
劇場版はアニメ作品の総集編とその後を描いた構成になっています。
初めてでも観れないということはないかなといった感じです。
筆者はじんたんがよく着ていた「地底人」Tシャツを寝間着として愛用しています。
それを着てあの花の舞台となった埼玉県秩父の聖地まで巡礼しに行きました。
※合わせて読みたい: 【聖地巡礼】あの花の舞台!埼玉県秩父の巡礼スポット7選
「君が無駄に過ごした今日は昨日死んだ誰かが死ぬほど生きたかった明日なんだよ」
「けいおん!」は、かきふらいによる4コマ漫画作品であり、それを原作として、2009年から2010年までテレビアニメ化されていた軽音部の青春を描いた作品です。
私立桜が丘女子高等学校の平沢唯(ゆい)、秋山澪(みお)、田井中律(りっちゃん)、琴吹紬(むぎちゃん)の4人がバンドを組み、廃部の状況に追い込まれた状態で一から活動を行っていく軽音部の物語です。
4人が高校2年生の時に、新入生の中野梓(あずにゃん)を迎え入れ、総勢5人で軽音部の結成から、高校卒業までを笑いあり涙ありで描いています。
軽音ブームの火付け役となり、社会現象をも巻き起こした非常に影響力のある作品として有名ですよね。
けいおんのアニメ映画は、卒業を控えた放課後ティータイムのメンバーたちが、あずにゃんも合わせて卒業旅行でロンドンに行くお話です。
目指す音楽の方向性の違いで解散の危機に陥ったり、かと思ったらロンドンでライブデビューをしたりと、彼女達の青春の1ページが見事に描かれています。
「友達っていいな。」と改めて思わされる、心温まる作品です。
アニメ映画だけではなく、アニメ(2期まで)から観ているとより一層楽しめます。
まだアニメの方も観ていないという場合は、ぜひ観ておいてください。
きっと自分の推しメンが出てくると思います。
ちなみに、筆者はあずにゃん推しです。
※合わせて読みたい: 【聖地巡礼】けいおんの舞台!滋賀県の「旧豊郷小学校」に行ってみよう!
「未来で待ってる。」
「時をかける少女」(以下、時かけ)は、筒井康隆によって1965年に発表された少年少女向け小説であり、ドラマ・映画・アニメ化などにより、50年経った今でもなお愛される青春ラブストーリーです。
そして、アニメ映画の時かけは、原作の物語から約20年後を舞台にした続編です。
メインの登場人物は紺野真琴(まこと)、間宮千昭(ちあき)、津田功介(こうすけ)の3人となっています。
まことは、倉野瀬高校に通う17歳の高校2年生のヒロインです。
ショートヘアーで明るく元気な彼女は、ある日タイムリープの能力を得て時間を超越できるようになります。
はじめは自分の私利私欲のためにタイムリープを使うまことでしたが、次第にタイムリープの謎を突き詰めていきます。
ちあきはまことのマブダチであり、ある絵画を見るためにタイムリープをしてきた未来の人間です。
ダラけたファッションで数学が得意なものの、簡単な漢字すら読めない赤髪が特徴の男の子です。
まことがタイムリープの能力を得た原因を担う重要人物であり、ひそかに彼女に好意を寄せています。
こうすけはまこととちあきと常に3人でつるむマブダチです。
中学時代からまことと親交がありました。
医学部志望で頭が良くスポーツも万能で、ボランティア部に所属する優しい好青年です。
時かけは、これらのメインキャラクターが紡ぐ青春アニメ映画です。
甘酸っぱい青春に胸がときめくこと間違いなし!
※合わせて読みたい: 【聖地巡礼】時かけの舞台!東京都の素敵な聖地巡礼スポット4選
近未来や空想科学をテーマにしたサイエンス・フィクション(SF)のアニメ映画や、空想や幻想を盛り込んだファンタジーのアニメ映画をご紹介します。
アニメでしか再現することのできない詳細な描写に注目です。
「もしもし、ボディーガードドッグ。聞こえる?」
ウェスアンダーソン監督の世界観を体現したアニメ作品「犬ヶ島」。
第68回ベルリン国際映画祭のオープニング作品として上映され、銀熊賞 (監督賞)を受賞しました。
舞台は今から20年後の日本。
メガ崎市ではドッグ病が蔓延し、人間への感染を恐れた小林市長が、すべての犬を“犬ヶ島”に追放すると宣言。
数か月後、犬ヶ島では怒りと悲しみと空腹を抱えた犬たちがさまよう状態に。
そんな場所に主人公であるアタリが飛行機でやってきて、自分の愛犬を探す旅が始まります。
作品の中では相撲や歌舞伎、軍歌のような曲、オノヨーコという研究者が登場するなど外国の人でなければ作れない”日本”がこの作品にはあります。
日本人だからこそ「いやいやそれは誇張しすぎでしょ」と笑ってしまうような場面もあります。
しかし、根っこの部分にはウェスアンダーソン監督が日本を好きだという気持ちが見えるので、嫌な気分にはなりません。
シュールな笑い、アタリ少年の冒険、ストップモーションアニメが繰り出す不思議な世界に時間があっという間に過ぎ去ります。
ボイスアクターにはスカーレットヨハンソンさんや渡辺謙さん、夏木マリさんなど、日本にとどまらず世界的に活躍している俳優たちを起用。
また吹き替え版では、森川智之さんや戸松遥さん、石塚運昇さんなど豪華な声優陣が登場しています。
「誰も愛してはいけない。愛すれば本当のひとりになってしまう。」
「さよならの朝に約束の花をかざろう」は、『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』や『心が叫びたがってるんだ。』など、人気アニメの脚本を担当した岡田麿里さんが監督を務めています。
今までは脚本家として活躍されていましたが、今回は監督ということで、脚本のみならず作品の隅々まで岡田麿里さんの魅力が詰め込まれた作品です。
主人公のマキナは長寿の種族”イオルフ”の少女。
イオルフは人里離れた土地に住み、ヒビオルと呼ばれる布に、日々の出来事を織り込みながら静かに暮らしています。
10代半ばで外見の成長が止まり数百年の寿命を持つ種族で、“別れの一族”と呼ばれる生ける伝説。
そんなイオルフの少女が、人間の赤ん坊を拾い育てていくストーリーです。
二人のいびつな親子としての生活が、逆に人の営みが大切なもので積み重なっていることを教えてくれます。
主人公のマキナの声を担当しているのは西田望さん。
とても優しく、聞いていて心地良い声をしています。
少女でありながら、母親として生きるマキナの葛藤と幸せが繊細に描かれ、自分の母親もこんなふうに考えていたのかなと思うと胸がキュッと締め付けられました。
岡田麿里さんの作品はどれも心を揺さぶるような作品が多く、魅了される人も多いでしょう。
この作品はPVが印象的で、筆者はこれを見て泣いてしまう予感がする…!と一人で劇場に足を運んだ思い出があります。
美しいファンタジーの世界、人々の営みの大切さ、そういったものが詰め込まれた素敵な作品です。
「全身の骨で感じるんだよ!」
「楽園追放 -Expelled from Paradise-」は、「魔法少女まどか☆マギカ」を生み出した虚淵玄さんが脚本を務めているSF映画です。
シナリオは完全オリジナルで、フル3Dアニメーション作品になっています。
ナノハザードによって地球は荒れ果て廃墟と化した世界。
西暦2400年、大半の人類は肉体を捨て、電脳世界ディーヴァで生活をしています。
ディーヴァは電脳世界なので、生身の体は必要ありませんが、ディーヴァの演算リソースは有限。
割り振られるメモリはそのパーソナリティの能力によって上下し、有能な人には優先的にメモリが割り当てられるシステムになっています。
主人公のアンジェラはディーヴァの平和を維持する保安官。
彼女たちはディーヴァの平和を守ることで、その見返りとして多くのメモリを割り当てられているのです。
そんなディーヴァですが、ある日謎のハッキングを受け、アンジェラは原因解明のため地球に降下することに。
地球に降下する際には、マテリアルボディという生身の体を生成しています。
初めは慣れない肉体に戸惑い、さっさと任務を終わらせたいと思っていたアンジェラ。
しかし、地上で相棒となったディンゴや地上で暮らす人々と交流するうちに、自分がしてきたことに関して疑問を持つようになります。
「楽園追放 -Expelled from Paradise-」は、今現在私たちが生身で感じていることの素晴らしさや、自分が人であることの定義や意味をあらためて考え直す機会を与えてくれる作品です!
SF作品が好きな人にはぜひ一度見てもらいたいです。
ちなみに、Amazonプライムでも配信されているので、プライム会員の人は手軽に視聴することができますよ。
「しっかり生きて!」
細田守監督が自ら脚本も手がけたオリジナルアニメ映画で、「親子」がテーマになっています。
また、本作は海外でも好評で、フランスにおいてはディズニーやピクサー作品とは一線を画すアニメ映画とまで言われています。
女子大生の花は、19歳で「おおかみおとこ」と出会って恋に落ち、後に二人の間には「おおかみこども」の雨と雪が生まれました。
本作は、半分狼で半分人間のおおかみこどもの姉弟が成長して自立するまでの13年間を描いた作品です。
将来的に子供を産みたいと思っている女性には絶対に見て頂きたいアニメ映画となっています。
もちろん、男性も感動すること間違いなしです。
おおかみこどもの成長過程で苦悩する母親の姿。
おおかみとして生きるか、人間として生きるかの二つの選択を迫られる子供たち。
作品を通して、「母親の愛」が直接的に伝わってくるような、心温まる作品でした。
このアニメ映画を見た後は、無性に親孝行をしたくなりますね。
とにかく、涙無くしては見ることはできません。
「当店内では人間とロボットの区別をしません。ご来店の皆さまもご協力ください。ルールを守って楽しいひと時を。」
『イヴの時間 Are you enjoying the time of EVE ?』というタイトルのアニメ作品が、2008年にインターネット上で公開されました。
各話15分のファースト・シーズンが6話あり、それらを編集したものがアニメ映画版になりました。
舞台設定は「未来、たぶん日本。“ロボット”が実用化されて久しく、“人間型ロボット”(アンドロイド)が実用化されて間もない時代。」です。
人間とアンドロイドが共存する世界を描いているSFアニメ映画となっています。
アンドロイドの見た目は人間と何ら差異がなく、違うを区別するのはアンドロイドの頭上にあるリングです。
人間の仕事はアンドロイドによって代替されていき、社会ではアンドロイドに依存をする「ドリ系」という人々が増えていきました。
そんな中、「イヴの時間」という人間とロボットを区別しないことをルールにした喫茶店に主人公の向坂リクオが迷い込みます。
そして、人間とロボットの垣根がないイヴの時間を軸に物語は進んでいきます。
近未来的SFで、実際にロボットが実用化されて人間の仕事を奪う時代も遠くないはず。
人間のこれからや、ロボットとの共存について、色々と考えさせられるアニメ映画となっています。
「今日と明日は全然ちがう。明日っていうのは今日の続きじゃないんだ。」
直木賞作家である森絵都の小説『カラフル』が原則で、それをアニメ映画化した作品となっています。
監督を務めたのは原恵一で、『クレヨンしんちゃん』シリーズの劇場版や『河童のクゥと夏休み』を担っていたことでも有名です。
あらすじは死んだはずの主人公の「ぼく」が、プチプラという天使に「抽選に当たりました!」と言われるところから始まります。
一度は死んでいるけれども生まれ変わりのチャンスを与えられるのです。
そして、主人公の「ぼく」は「小林真」という男子中学生に生まれ変わり、新たな生活を送り始めることになります。
「小林真」として人生をやり直したは良いものの、そこには様々な困難が待ち受けているのです。
続きは本作でご覧ください。
ファンタジーアニメ映画ではありつつも、扱っている題材が多岐に渡ります。
援交、不倫、いじめ、自殺、家庭崩壊など、軽い気持ちでは観ることの出来ない重いテーマがのしかかります。
本作を見れば、人生を前向きに生きるヒントが得られるはず!
人生をカラフルに生きられるようになる、そんな作品です。
「いつでも自分が正しいわけじゃないでしょ。」
筒井康隆による小説が原作で、今敏が監督を務めてアニメ映画化された作品です。
パプリカのキャッチコピーは「私の夢が、犯されている―/夢が犯されていく―」。
キャッチコピー通り「夢」にまつわるお話です。
パプリカと呼ばれているヒロインの千葉敦子は、「DCミニ」という夢を共有する道具を使うサイコセラピストです。
しかし、ある日そのDCミニが盗まれてしまい、何者かによって夢に介入されて悪夢を見せられ、精神崩壊者が続出するという事案が発生します。
事件を巻き起こした犯人を捕まえるために、パプリカが奔走するお話です。
このパプリカというアニメ映画、何といっても世界観が圧倒的にすごいです。
人の夢というどんなことも起き得る空間を詳細に描き切っています。
初めて見た場合は何が何だかわからないという方がいるかもしれません。
それほどにユーモアに富んだアニメ映画です。
「そう囁くのよ私のゴーストが」
攻殻機動隊の世界は21世紀、科学技術が飛躍的に高度化した日本が舞台となっています。
その中で脳の神経ネットにデバイスを直接接続する電脳化技術や、義手・義足にロボット技術を付加したサイボーグ技術が発展、普及しました。
結果、多くの人間が電脳によってインターネットに直接アクセスできる時代が到来します。
テロや暗殺、汚職などの犯罪を事前に察知してその被害を最小限に防ぐ内務省直属の攻性公安警察組織「公安9課」の活動を描いた物語。
劇場版『攻殻機動隊GHOSTINTHESHELL』は漫画の「人形使い」のエピソードが題材となっています。
他人の電脳をハッキングして人形のように操る国際手配中の凄腕ハッカー、通称「人形使い」が入国したとの情報を受け、公安9課は捜査を開始するも人形使い本人の正体はつかむことが出来ません。
そんな中、勝手に動き出す義体が運び込まれ調べてみると、生身の脳が入っていないはずの義体にゴーストのようなものが宿っていた。
1995年に公開されたこの作品は、2017年に公開されたハリウッド版と映画のタイトルが同じですが、ストーリー自体は別のものとなっています。
ハリウッド版でも吹き替えはアニメと同じ声優陣が起用されているので、そちらもチェックしてみてください。
押井守が監督を務めたこの生品は「マトリックス」のウォシャウスキー姉弟や「タイタニック」「アバター」のジェームズ・キャメロンなど、数多くのクリエイターに影響を与えたとされる作品です。
SF好きの人にはぜひ一度見てもらいたいアニメ映画となっています。
躍動感のある動作や戦闘シーンを主体とした、アクションやバトルのアニメ映画をご紹介します。
アドレナリンが放出されるような作品がいっぱいです。
老いることも、死ぬことも、人間という儚い生き物の美しさだ。
日本国内で404億円の興行収入を記録し、これまでトップを独走していた宮崎駿監督作品『千と千尋の神隠し』の316億円を抜いて、日本歴代興行収入第1位を記録した作品です。
また、全世界の興行収入は5億300万ドルを記録し、2020年の年間興行収入では世界第1位を記録しました。
家族を鬼に殺され、唯一生き残った妹も鬼に変えられてしまった少年・竈門炭治郎(CV:花江夏樹)が、妹を人間に戻すため、鬼殺隊に入隊して鬼と壮絶な戦いを繰り広げる物語です。
蝶屋敷での訓練を経て全集中・常中を会得した炭治郎は、新たな指令を受けて我妻善逸(CV:下野紘)・嘴平伊之助(CV:松岡禎丞)と共に「無限列車」に乗り込み、炎柱・煉獄杏寿郎(CV:日野聡)と合流します。
杏寿郎は車内に現れた鬼を次々と斬り捨てていきますが、4人は下弦の壱・魘夢の血鬼術で眠らせられ、夢の中に閉じ込められてしまいます。
炭治郎たちは夢の中から脱出できるのか、また炭治郎たちを待ち受けている新たな強敵も…!?
瞬き厳禁の白熱したアクションをはじめ、本作の真の主役である煉獄杏寿郎のカッコいい生き様は涙無くしては見られません。
圧倒的な作画と音楽、豪華声優陣の演技力で、作品の世界観に没頭することができます。
世界中を熱狂と感動の渦に巻き込んだ名画なので、アツくて泣ける映画を見たいという方はぜひチェックしてみてください。
「もし私が悪い子になったら先輩は叱ってくれますか?」
聖杯をめぐり戦う聖杯戦争が起きて10年、冬木市で再び戦争が始まった。
聖杯とは手にした人の願いを叶えるもので、前回の聖杯戦争の参加者である衛宮切嗣の養子、衛宮士郎は遺志を継ぎ戦うことを決意します。
「Fate/stay night [Heaven's Feel]」は、2004年にTYPE-MOONから発売されたノベルゲームが原作の作品です。
ゲームでは選択肢によってルートが分岐し、セイバー、凛、桜とそれぞれ中心となる人物が存在します。
今回の劇場版のヒロインは間桐桜。
彼女は士郎を慕う後輩の女の子で、士郎の友人である間桐真二の妹でもあります。
凄惨な過去を持ちながらも、士郎と生活を共にすることで徐々に人間らしさを取り戻していきます。
制作はufotableが担当しており、作画は流石と言わざるを得ません!
劇場版なので、テレビアニメシリーズとはまた異なった雰囲気を持った作品に仕上がっています。
筆者はヒロインの中で一番間桐桜が好きなので、映画化が決まったときは嬉しくて飛び上がりました。
こういった複数のルートが存在するゲームで、すべてのルートが映像化されるのは珍しいと思いますが、それだけFateシリーズが人気であることがうかがえますよね。
Fateシリーズは作品数が多いため、どこから見ればいいのかわからないという人もいるかもしれません。
今作品は「Fate/stay night」の中の一つのルートなので初見でも大丈夫!と言いたいところですが、やはりテレビシリーズの「Fate/Zero」や「Fate/stay night」等を見て一通り理解してから視聴することをおすすめします。
「あともう少しで、あの約束を…」
「ソードアートオンライン」は小説が原作となっているアニメ。
テレビアニメシリーズは現在第2期まで放送されていますが、3期の放送を待ち望む声が多い人気作品となっています!
テレビアニメ1期において、主人公のキリトを始めとするプレイヤー達は、フルダイブ型のゲーム「ソードアートオンライン」の世界に閉じ込められログアウトできない状況に。
ゲームで死ねば現実でも死ぬ、ゲームをクリアするまでは現実に帰ることができないという最悪の事件に巻き込まれます。
キリトはそんな精神を削られるような環境でも、アスナや仲間たちとあきらめず前へ進みます。
劇場版は現実世界に戻ってきたその後の彼らのお話になっています。
アニメシリーズとは対比するような形でAR(拡張現実)を用いたゲームが登場。
AR技術を用いたゲームなので、今までのゲームとはまた異なる雰囲気のバトルシーンが楽しめます!
「ソードアートオンライン」シリーズの面白いところは、MMORPGゲームが舞台かと思えば、FPSやARなど様々な種類のゲームが登場し、その都度ゲームに合わせてストーリーが展開されていくところにあります。
いつもは最強のキリト君も、今回のARのゲームでは実際に体を動かす動作に少し戸惑う場面もあって、テレビシリーズでは見れなかった新しい彼の一面を知ることができます。
ゲームイベント内に登場するキャラクターのユナは、声優に神田沙也加さんが起用されています。
神田沙也加さんといえばアナと雪の女王でもその美声を披露してくれましたが、今回はARアイドルとして登場!
劇中では、なんと計6曲も歌ってくれます。
楽曲は梶浦由記さんが提供していて、オーケストラをふんだんに使用したかっこいい曲から、切ない曲まで盛り沢山の内容になっています。
AR技術はすでに現実でも色々登場しているので、こんなゲームが出たら楽しそうだなと率直に思いました。
テレビシリーズを視聴している方がより楽しめると思うので、1期だけでも視聴するのをおすすめします。
「血にして、熱血にして、冷血の吸血鬼じゃ。」
西尾維新の小説、「物語シリーズ」は本来メディアミックス不可というコンセプトで作られた作品です。
しかし、「魔法少女まどか☆マギカ」などを生み出したシャフトが世界観を損なわずテレビシリーズを制作し、大人気のアニメとなりました!
西尾維新の作品は言葉遊びが多く、回りくどい表現が特徴的なのですが、そこがまた癖になります。
基本的に、物語シリーズは主人公の阿良々木暦(あららぎこよみ)が”怪異”を背負う女の子たちと出会い、問題を解決していくストーリーです。
怪異は日本の民間伝承をモチーフとしていて蟹や鬼、不死鳥など様々です。
今回の「傷物語」は阿良々木暦が吸血鬼となったお話。
忍野忍もとい、キスショット・アセロラオリン・ハートアンダーブレードと出会う春休み。
阿良々木が彼女に出会わなければ、その後のお話も生まれなかったということになります。
今までに物語シリーズを見たことない人も、時系列でいうと一番初めの事件にあたる作品なので安心してください。
ちなみに、暦に思いを寄せている羽川翼も「傷物語」では重要な人物として登場しています。
今作は劇場版ということで、シャフトの本気が見られます!
テレビシリーズでも十分クオリティが高い作品なのですが、「傷物語」はさらに作画の綺麗さがパワーアップしています。
死亡寸前だったキスショットを助けるために吸血鬼になった暦。
奪われた彼女の体を取り戻し人間に戻るため、バンパイアハンターと戦います。
吸血鬼になった暦の再生力はとんでもなく、いつもよりもグロテスクな表現がきつくなっているので、苦手な人は注意してください。
「滅びの時は、確実に迫っている。止める事は出来ない」
原作はアトラスからリリースされたゲーム「ペルソナ3」で”死”をテーマとしています。
ゲームはプレイステーション2版とPSP版が発売されていて、音楽やUIなどがとてもスタイリッシュでおしゃれな作品でもあります。
主人公は月光館学園に転校してきた男の子、結城理(ゆうきまこと)。
ペルソナという特殊な能力を持っているため、同じようにペルソナを使える特別課外活動部のメンバーと共に過ごすことに。
実は「ペルソナ3」の世界では24時間だけではなく、影時間というものが存在します。
影時間は通常ペルソナ使いしか活動することができませんし、シャドウという異形の怪物がはびこる危険な場所に変わってしまいます。
不思議なことに、理が通う学園は影時間になるとタルタロスという塔へ姿を変えます。
現実では無気力になり生きることさえ放棄する人たちが増え始め、その原因を突き止めるために、主人公達はタルタロス探索を行うことに。
主人公は非常にクールなキャラクターで、石田彰さんの声がマッチしています。
周りに流されがちで、あまり物事に興味を持てずどこかあきらめたような生き方をしていた主人公。
ただ、根っこの部分は人間が好きで、人と関わり絆を深めることでどんどん成長していきます。
ペルソナを召喚するためには、自分のこめかみに銃をあて引き金をひく動作が必要なのですが、その動作がいい感じにオタク心をくすぐってきますよ!
筆者は、自分が影響を受けたゲームを挙げてくださいと言われれば、三本の指に入るほど「ペルソナ3」が好きです。
原作のゲームはやり込み要素が多く、プレイ時間が余裕で100時間を超えてしまうので、内容は知りたいけどゲームをやる時間はないという人にもおすすめの映画です。
「胸ん中の剣があるだろうがよ!ここんとこによ!胸ん中の剣が大事なんだよ!」
これまで『時をかける少女』、『サマーウォーズ』、『おおかみこどもの雨と雪』の監督を務めてきた、細田守によるアニメ映画の第4作です。
バケモノたちの世界である渋天街を舞台に、師弟の絆を描いた心温まるアニメ映画となっています。
少年の蓮は不遇の身となっていました。
離婚により父親と別れ、親権を持っていた母親は交通事故により他界。
親戚に養子として引き取ってもらうものの、我慢ならず一人で逃げ出してしまいました。
行くあてもなくただ渋谷の街をさまよっていたところ、バケモノである熊獣人の熊徹と出会ったのです。
熊徹はとある理由で弟子を取らなければならなかったため、蓮をバケモノの世界に引き連れ弟子として扱うことにします。
こうして、蓮あらため九太は熊徹と共同生活をしながら修行の日々が始まるのです。
本作を見ると、自分の中に一本の剣ができるはず!
大切な何かを思い出させてくれる、そんなアニメ映画です。
「よろしくお願いしまあああああす!!!」
細田守監督が担当した初めてのオリジナルアニメ映画で、主に『時をかける少女』のスタッフが制作しました。
作品のキャッチコピーは「これは新しい戦争だ。」「つながりこそが、ボクらの武器。」です。
物語の舞台は長野県上田市で、日本の原風景が広がる田舎となっています。
それに加えて、高度に発達したインターネットや技術力を持った人物も登場してきて、SF要素も織り込まれています。
高度に発達したインターネットとは、仮想世界OZ(オズ)というものです。
オズではユーザーが自分のアバターを操り、日常生活のありとあらゆることができるようになっていました。
しかし、そのオズが主人公健二が原因で謎の人工知能に乗っ取られることになってしまい、オズ内だけに止まらず、現実世界にも多大な影響を及ぼすことになります。
本作は謎の人工知能からオズを奪い返すために健二や高校の先輩である夏希とその家族が奮起する物語です。
アクションあり、近未来的要素あり、家族の絆ありと一見難しい要素の組み合わせですが、それらが見事にマッチした映画作品になっています。
夏といえば、サマーウォーズ!今夏は是非見て頂きたいです。
「人はいつ死ぬと思う...?心臓を銃で撃ち抜かれた時...違う。不治の病に冒されたとき...違う。猛毒キノコのスープを飲んだ時...違う!!!...人に忘れられた時さ...!」
大人気漫画である『ONE PIECE』のチョッパー編をアニメ映画化したものです。
本作品は第32回日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞を受賞しています。
物語は麦わらのルフィ一味が航海をしている時、仲間のナミが高熱で倒れてしまうところから始まります。
ナミの高熱を助けるため、一味は医療大国と言われている「ドラム王国」へ行くことに。
ドラム王国で医者を探すことになったルフィ達は、王国には「ドクターくれは」と呼ばれる老婆しか医者がいないことを知る。
そして、ドクターくれはの住んでいるところは雪山の頂上。
ルフィは命の危険があるナミを担いでドクターくれはの家に向かいます。
その後はチョッパーのこれまでの人生や、ルフィ一味に加わるまでが描かれています。
チョッパーの恩師との出会い、別れ、そして恩師の願い。
物語のクライマックスには涙腺が崩壊してしまうこと間違いなし。
ワンピースのアニメ映画はいくつも泣けるものがありますが、筆者はチョッパー編が一番好きです。
ぜひ観てください!
「クロの無い所のネジ、シロが持ってる。シロがみんなもってる。」
松本大洋原作で、1993年に「ビッグスピリッツ」で連載されていた漫画がアニメ映画化されたものです。
架空の街である「宝町」で、主人公の少年クロとシロの冒険を描いた物語です。
少年のクロとシロは何物にも支配されない自由を宝町で手にしていました。
しかし、ヤクザが絡む街の変革が訪れようとしていました。
クロとシロは協力して、そんな荒波に打ち勝つために奮闘していくダイナミックな様子を描写した作品です。
作風が独特な世界観なので、観る人の好き嫌いがはっきりとわかれる作品だと思います。
筆者はオリジナリティ溢れるおしゃれなタッチで描かれている絵はどハマりしました。
このアニメ映画内には、綺麗なカメラワークがありとあらゆるところで用いられており、観る者に臨場感を感じさせてくれます。
あまりの揺れの激しさに酔ってしまう人もいるかもしれません。
内容はやくざも出てくるということもあり、暴力的なシーンや残酷なシーンが満載です。
不道徳な作品が苦手という方にもあまりおすすめはできません。
面白いシーンが満載で、思わずクスッと笑ってしまうようなアニメ映画をご紹介します。
楽しい気分になりたいときにはおすすめです。
「ドラえもんはきみの…ぼくの子どもの頃の“友達”だからね。ドラえもんとの時間を大切にしろよ」
誰もがご存知の国民的人気アニメ「ドラえもん」の映画です。
シリーズ初めてとなる3DCG作品で、脚本は「永遠の0」や「三丁目の夕日」を生み出した山崎貴さんが務めています。
ストーリーは原作を見たことがない人でも楽しめるように再構築したものとなっており、ドラえもんファンはもちろんのこと、まだドラえもんに馴染みがない方にもおすすめです。
本作品を制作するにあたってアレンジされた原作は「未来の国からはるばると」「雪山のロマンス」「のび太の結婚前夜」「さようならドラえもん」「帰ってきたドラえもん」「たまごの中のしずちゃん」「しずちゃんさようなら」の7つとなっています。
ドラえもんとのび太の出会いと別れ、そしてのび太としずかちゃんの結婚が描かれており、感動の要素が散りばめられているので号泣必至です。
第38回日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞を受賞しています。
また、主題歌となった秦基博さんが歌う「ひまわりの約束」は、彼を一躍有名にした名曲です。
秦さんの切ない歌声が映画の内容とマッチしていて、より一層と心地よい雰囲気を醸成してくれます。
筆者は子供の頃に原作を見ていましたが、大人になるとまた違った観点で見ることができました。
特にのび太の成長過程にグッと込み上げるものがあり、子供から大人まで幅広く楽しめる作品だと思います。
「俺をやれんのは、俺しかいねーだろ。」
週刊少年ジャンプのギャグマンガとして大人気の「銀魂」。
主人公である坂田銀時は、死んだ魚の目をした侍。
でも、仲間がピンチになったり、いざという時は木刀をふるって助けてくれるヒーローです。
そんな銀さんが活躍する「銀魂」ですが、「万屋よ永遠なれ」は、アニメシリーズの完結編として作られた、漫画とは異なったオリジナルストーリーの作品です。
ちなみに、完結篇と謳っていますが、2018年もアニメシリーズは継続して放映。
小栗旬さんや菅田将暉さんなど豪華俳優を揃えた実写化でも大ヒットし、2018年には実写化第二弾も決定しました。
「万屋よ永遠なれ」は、時間軸が普段の「銀魂」の5年後の未来。
謎のウィルスにより総人口の三割は死に絶え、四割は別の星へ移り住む事となった、捨てられた星・地球。
未来にタイムスリップした銀時は、荒廃した江戸・かぶき町、そして自分の墓を目の当たりに。
銀さんは正体を隠しつつも、なぜこんな事になってしまったのかという謎に迫ります。
新八や神楽が大人になっていて、新しいビジュアルになっているのも見どころ。
新八は頼り甲斐のある青年に、神楽はナイスバディなお姉さんに成長していますよ!
大人気のアニメ「銀魂」が完結すると謳って作られた作品なだけあり、ボリューム満載です。
オリジナルストーリーですが、原作者の空知さんが担当されているので、原作とは雰囲気が違ったというようながっかり感もありません。
笑いあり、涙ありの濃い内容になっています!
「銀魂」は連載も長く、アニメシリーズはオリジナル回も多いので全て見るのは難しいかもしれませんが、あらすじを知っているだけでも十分に楽しめると思います。
「俺の人生はつまらなくなんかない! 家族がいる幸せをあんたたちにもわけてあげたいくらいだぜ!」
監督・脚本・絵コンテは原恵一が担っています。
セル画とフィルムを用いられた最後のクレヨンしんちゃん映画で、オトナ帝国の逆襲以降はデジタル彩色が用いられています。
映画中には昭和30~40年の高度経済成長期を描写するシーンが含まれており、子供よりも大人の方が楽しめるコンテンツになっているかもしれません。
筆者は平成生まれなので、昭和感はイメージでしか伝わりませんでした。
肌感としてそれを持っている子供の親には刺さると思います。
クレヨンしんちゃんの劇場版といえば、笑いあり涙ありが定番です。
特に、本作は泣ける映画として話題となりました。
中でもひろしの回想シーンは感動すること間違いなしです。
家族の大切さを改めて痛感させられる、心温まるストーリーになっています。
恋愛や、恋愛を主軸にしつつもコメディ要素のあるアニメ映画をご紹介します。
青春時代を思い出したい、キュンキュンしたいという方にはおすすめです。
「もしも、あのとき俺が…」
1993年に放送され、95年に劇場公開もされた岩井俊二監督の名作テレビドラマが原作の「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」。
『モテキ』、『バクマン。』の大根仁さんによる脚本、『魔法少女まどか☆マギカ』の新房昭之さんの総監督でアニメ映画化!
アニメの制作は物語シリーズや魔法少女マギカなどを手掛けたシャフトが担当しています。
とある海辺の町が舞台となっていて、中学生の主人公たちの青春アニメ。
メインのキャラを広瀬すずさんや菅田将暉さんなど、旬の俳優さんが声の担当になったことでも話題に。
また、テーマソングの「打上花火」はDAOKOと米津玄師のコラボ曲で、カラオケのランキングでも上位にランクインされるほど大人気になりました!
主人公の典道は中学生で、クラスのヒロインであるなずなに恋をします。
花火大会を前に「花火は横から見たら丸いのか?平たいのか?」という話題で盛り上がる典道たち。
そんな中、なずなが母親の再婚のため転校することが決まり、典道に駆け落ちをしようと誘いを持ち掛けます。
「打ち上げ花火、下から見るか横から見るか」は、もしもあの時こうしていたら…?というifの展開でお話が進んでいきます。
中学生という、まだ大人にも差し掛からない典道たちが運命に逆らう青春恋愛物語。
”もしも”を繰り返し、少しずつ変わっていく街の様子も必見です。
「学園祭とは青春の押し売り叩き売り、いわば青春闇市なり!」
「夜は短し歩けよ乙女」は、森見登美彦さんの小説が原作のアニメ映画です。
監督は『四畳半神話大系』や、映画『マインド・ゲーム』の湯浅政明さんが担当!
湯浅政明監督は、2018年にネットフリークスで新たなデビルマンを生み出した監督でもあります。
黒髪の乙女に思いを寄せている主人公。
さっさと告白するなりすればいいのに、彼がとった行動は…今日もなるべく彼女の目にとまるように生活するナカメ作戦!
この回りくどさが、いつの間にか癖になってしまうかもしれません。
ちなみに、主人公の声を担当しているのは歌手や俳優として活躍している星野源さんです。
京都の街で、個性豊かな仲間達が次々と巻き起こす珍事件に巻き込まれていく主人公。
キャラクターデザインはアジカンのCDジャケットなどを手掛けている中村佑介さん。
特徴のあるタッチのデザインなのですが、それがまたいい味を出していて、京都の不思議な雰囲気と合わさってワクワクさせてくれます。
本作の舞台は京都の大学が中心となっており、京都の風景が作中で多く登場します。
筆者は森見登美彦さん同様、学生時代を京都で過ごしていたので、見知った場所も登場してとても楽しかったです。
なお、「四畳半神話大系」を見ている人はすでにご存じでしょうが、京都では毎年夏になると納涼下鴨古本市が行われます。
本作でも重要な場所として登場しますので、チェックしてみてくださいね。
「四畳半神話大系」が好きだった!という人には断然おすすめですし、今まで森見登美彦さんの世界に触れたことがない人は、一度「夜は短し歩けよ乙女」でその世界観を覗いてみてほしいです。
もし俺が、今日からやらないといけないことがあるとしたら、もっとみんなと一緒にいたい。たくさん話をしたり、遊んだりしたい。それを手伝ってほしい。君に、生きるのを手伝ってほしい。
大今良時の漫画『聲の形』を、京都アニメーション所属の山田尚子監督にってアニメ映画化された作品です。
映画『君の名は。』と上映期間が被っていたこともあって、少々押し負けてしまいましたが、数多くの賞を受賞しています。
第40回日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞、第26回日本映画批評家大賞アニメーション部門作品賞、第20回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞など、たくさんの評価を受けているアニメ映画です。
テーマは「ディスコミュニケーション」となっており、現代人には重い話題となっています。
キャッチコピーは「君に生きるのを手伝ってほしい」で、障害やいじめなど考えさせられる場面が多々あります。
物語は主人公の石田将也と先天性の聴覚障害を持つ西宮硝子の二人を軸に、人と人との繋がりを描いています。
最初は石田将也が西宮硝子をいじめ、今度は立場が一転して、石田将也が周囲の人たちにいじめられるようになります。
その罪を重く受け止め、石田将也は周囲の人と一切関わりやコミュニケーションを取らなくなり、どんどん孤立していきます。
ただ、これまでの自分の人生のけじめをつけるために、石田将也は転校して離れ離れになってしまった西宮硝子へ謝罪をしにいくことを決意します。
そこから新たな物語が始まっていくのです。
本作は見る度に切なくて、胸が苦しくなるような恋愛アニメです。
過去にいじめていた、もしくはいじめられていた、人間関係に悩んだことがある人などにとっては、特に胸に突き刺さるアニメ映画でしょう。
「もち蔵、大好き!どうぞ」
原作はけいおんで有名な京都アニメーション製作によるアニメ「たまこマーケット」です。
たまこマーケット(全12話)を観ていなくても、たまこラブストーリーは十分に楽しめます。
内容は高校3年生の北白川たまこと大路もち蔵の恋愛・青春物語です。
舞台は京都の町が描かれています。
たまこは家業の餅屋を継ごうと考えていたが、友人と接するに連れて自身の将来や恋愛について真剣に考えるようになります。
その頃、たまこの家の前に住んでいる幼馴染のもち蔵はとある決意を固めていました。
もち蔵の決意とは一体何なのか、たまことの恋の行方はどうなるのか。
その答えは本作を観てご確認ください。
可愛いキャラクター、緻密なストーリー構成、洗練された描写。
どれをとっても一級品です。
「いつか、もっともっとたくさんの人の前で歌ってみたいの。歌でみんなを幸せにできたら素敵だなって…」
主人公の上条当麻は少し不幸体質で、困っている人がいたら助けずにはいられない正義感の強い男の子。
彼が住んでいる学園都市は科学が発展し、超能力者が多く存在する街。
能力の強さによってレベルの格付けがされていますが、上条当麻は能力が発動しなかったレベル0。
ただし、彼の右手はイマジンブレイカーと呼ばれる、どんな能力も打ち消すほどのチートじみたものなのです!
原作に当たる「とある魔術の禁書目録(インデックス)」は、電撃文庫史上初の1000万部以上の売り上げを誇る大人気ライトノベル作品です。
オタクの人であれば小説やアニメ、漫画の何かしらは目にしたことがあるのではないでしょうか。
実はこのシリーズでは話の区切れごとに新たな女性キャラクターが登場するパターンが多く、ヒロインと呼べるキャラが多数存在します。
例えば、禁書目録シリーズではインデックスがヒロインの立ち位置ですし、超電磁砲(レールガン)シリーズでは御坂美琴がヒロインです。
今回の劇場版では、鳴護アリサというプロの歌手を目指している女の子が登場。
タイトルにもなっている奇蹟がテーマのお話で、アリサの歌をめぐって科学サイドと魔術サイドのいざこざに巻き込まれてしまいます。
劇中ではアリサが歌うシーンがあり、どの曲も明るく美しい旋律の曲が多いです!
とあるシリーズでは複雑な事情で敵対していたり、暗い過去を背負っているキャラクターも多く登場します。
しかし、上条当麻は傲慢ともいえる正論で、真正面からそれらをぶった切り問題を解決してしまいます。
現実ではなかなかそうはいきませんが、大切な人を守る勇気や行動は見習いたいものですね。
劇場版ということもあって、今まで登場してきたキャラクターがたくさん登場するので、とあるシリーズファンは必見の作品になっていますよ。
鳴る神の 少し響みて(とよみて) さし曇り 雨も降らぬか 君を留めむ
2016年に大ヒットしたアニメ映画、「君の名は」の監督である新海誠さんの5作目です。
新海さんが初めて「恋」を扱った作品として知られており、舞台は東京の楽園「新宿御苑」となっています。
靴職人を目指す高校生のタカオと、いつも新宿御苑でビールを飲んでいるユキノの物語。
タカオは雨の日になると一限をサボって新宿御苑で靴のデザインを考えるという日課があったのですが、そのときに偶然ユキノと出会うことになります。
平日の昼間から庭園でビールを飲んでいるユキノは不思議なキャラですが、物語が進むに連れてどのような人物か明らかになりますよ。
特徴的なのは、本作品では8割が雨のシーンで構成されているということです。
雨といえばネガティブな印象を持つ方が多いかもしれませんが、「言の葉の庭」を観れば雨の日が待ち遠しく楽しみになるかもしれません。
梅雨の季節や雨の日、好きな人が出来たときなどにビールを飲みながら?観てほしい作品ですね。
余談ですが、 「君の名は」 にはタカオとユキノが出てくるシーンがあります。
新海誠作品のファンならわかるかもしれませんが、ユキノはまだしもタカオは非常に見つけづらいので、視聴の際にはぜひ探してみてください!
次の日の夏もうギンはあの場所には来てくれないのでしょう
緑川ゆきの原作「夏目友人帳」のスタッフが贈る感動アニメ映画です。
6才の少女・竹川蛍と、人に触れると存在が消えてしまうギンが織り成す恋物語となっています。
祖父のお家に遊びにきていた蛍は、妖怪が住むと言われる森に迷い込んでしまいます。
そこで出会ったのが、見た目は人と全く変わらないギンです。
ギンのおかげで無事に森を出ることができた蛍は、毎年ギンに会うために森へ行くこととなります。
ポイントは上映時間が44分と短いながらも、中身が凝縮されていて感動できるというところです。
蛍の成長過程と決して歳をとることのないギン、そして恋愛感情が生まれてギンに触れてしまえば彼は消えてなくなってしまう。
そんな状況がまた本作品を号泣の渦へと導いてくれます。
甘くて切ない夏物語です。
「僕たちの前には、未だ巨大すぎる人生が、茫漠とした時間が、どうしようもなく、横たわっていた。」
『君の名は。』で一躍有名になった新海誠監督のアニメ映画です。
キャッチコピーは「どれほどの速さで生きれば、きみにまた会えるのか。」となっています。
筆者が新海アニメのファンになったのはこの秒速5センチメートルからで、それほど衝撃的な作品でした。
本物と疑いたくなるような圧倒的な画力はもちろんのこと、一つひとつ丁寧に作られたセリフの数々、細部まで行き届いた描写や音楽など、どれをとっても傑作と言えます。
主題歌である山崎まさよしの「One more time, One more chance」も名曲ですよね。
本作は3つの短編映画「桜花抄」、「コスモナウト」、「秒速5センチメートル」を束ねたもので、惹かれあった男女の時間と距離の変化を表現しています。
タイトルの秒速5センチメートルとは、桜の花びらが落ちるスピードの意味です。
物語は主人公の遠野貴樹が小学生から社会人になるまでの日々や恋愛を描いています。
あまりにも切ない恋愛アニメで、観終わった後に不思議な気持ちになります。
この物語の結末はどうなるのか考えながらぜひ観てください!
「言ったでしょ?全部私が守ってみせるって。」
『美少女戦士セーラームーン』のアニメシリーズは、1991年から放送された女の子向けの作品です。
リメイク版が2015年から放送され、2018年にはクールジャパンをテーマにユニバーサルスタジオジャパンで「セーラームーン」のアトラクションが登場するなど、今でも人気のあるコンテンツです!
筆者も幼稚園のころリアルタイムで見ていて、とても印象的に残っている作品です。
実はテレビシリーズだけでなく、いくつかの作品が劇場版として放映されていました。
1993年に放映された『劇場版美少女戦士セーラムーンR』は、幾原邦彦さんが監督を努めています。
幾原監督は『少女革命ウテナ』や『輪るピングドラム』などの名作を生み出してきた人です。
主人公の月野うさぎは、ツインテールがチャームポイントの女の子。
地球の平和を守るため、セーラー戦士として仲間たちと力を合わせて敵と戦う毎日。
うさぎはボーイフレンドの衛と一緒に植物園でデートをしていましたが、そこへフィオレという男性が現れます。
かつて花を贈ってくれた衛に、今度は自分が花を贈るために帰ってきたことを告げたフィオレ。
衛とのただならぬ雰囲気に周りがざわつきます。
しかし、実はフィオレが持ってきた花は星に寄生するキセニアという花で、セーラー戦士たちは地球に忍び寄る脅威を排除するため立ち上がります。
普段はおっちょこちょいで間抜けなうさぎですが、いざという時の強さと深い愛には目を見張るものがあります。
主題歌の「Moon Revenge」が流れる最後のシーンは本当に泣けます。
ネタばれ回避のため詳細は語りませんが、セリフと歌のタイミングがぴったりとはまっている演出は鳥肌ものです。
絵の美しさもさながら、愛をテーマにしているこの作品は、大人になってから視聴して「これ当時の自分は理解できていたのかな?」と思うほど濃い内容でした。
幾原監督のエッセンスが混ざった素敵な作品なので、アニメシリーズしか見たことがない人にもおすすめですよ!
思わずゾクッとしてしまうような怖い描写があったり、はらはらドキドキしてしまうようなアニメ映画をご紹介します。
日常に刺激を求めている人におすすめです。
「僕には命をかけて守らなければいけないものがある!」
『名探偵コナン ゼロの執行人』は、22作目となるコナンの劇場版。
映画の興行収入が80億を突破したビックタイトルで、「安室の女」というワードがテレビで取り上げられるほどの人気ぶり。
この映画が公開された後には、安室さんが主役のスピンオフ作品の連載も決定しました。
『名探偵コナン ゼロの執行人』は、トリプルフェイスの男である安室透がキーパーソンとなっています。
なぜトリプルフェイスなのかですが、実は工藤新一が子供の体になってしまった原因でもある黒の組織にスパイとして潜入。
コードネームは"バーボン"。
そして、本当の実態は公安トップの”降谷零”なのです。
普段は身分を偽り、毛利探偵事務所が入っているビルの一回にある喫茶店ポアロで”安室透”としてバイトをしています。
ちなみに、声優さんは機動戦士ガンダムのアムロ・レイ役を担当していた大御所の古谷徹さんです!
名前がアナグラムのように使われているので少し混乱してしまいますよね。
東京サミットを狙った大規模爆発事件が起き、テロを阻止するべくコナンくんや公安が活躍する「ゼロの執行人」。
この作品の魅力の一つが、カーチェイスのシーンです。
安室さんが乗っている車はマツダのRX-7 FD3Sという車で、中古価格ですら高いものだと700万もする高級車。
ですが、本人は事件解決のためなら多少クルマが壊れることは気にしていないようです。
今作の監督は立川譲A監督で、若手ではありますがアクションシーンを得意としています。
後半30分ほどは安室透の活躍がたっぷりと詰め込まれていますよ。
見ているだけでアドレナリンが分泌されるようなかっこいいシーンが盛りだくさんなので、最後まで目が離せません。
筆者はコナンのアニメシリーズは多少見たことあるくらいのにわか人間でしたが、それでも十分楽しめましたし、安室透の魅力を知ることができました!
コナンシリーズが好きな人や、安室透の魅力について知りたい人にオススメのアニメ映画となっています。
「あなた…誰なの?」
今敏が監督を務めるホラーとサスペンスの要素を含んだ珠玉の作品です。
20年以上も前の作品ですが、観る価値は十分にあります。
作画が古くて嫌だという方もいらっしゃるかもしれませんが…
内容は謎のストーカーに追われるアイドルの日常が描かれています。
日常に起こりうる題材を取り上げているものになるため、特に女性であれば恐怖を感じるかもしれません。
追い詰められるアイドルの姿にはらはらドキドキさせられます。
そしてクライマックスのどんでん返しっぷりは、びっくりさせられますね。
目に見えないストーカーの犯人は一体誰なのか?
あなたは答えを見つけることができるでしょうか。
コンテンツにエグい部分もあるため、R-15指定されているサイコスリラーです。
大人な方はぜひご覧ください。
作中にロボットやメカが登場してくるアニメ映画をご紹介します。
単なるロボアニメにとどまらず、壮大なストーリーを描く作品が多いです。
「私はもっとアキトと話したいことがあるのです。だから必ずみんなと一緒にここへ帰ってきてください。」
『コードギアス 亡国のアキト』は、全部で5章からなるオリジナルアニメ映画で、テレビアニメシリーズ『コードギアス 反逆のルルーシュ』のスピンオフ作品。
テレビアニメシリーズが終わった後の新作として発表され話題になりました。
時系列的に言うと、テレビシリーズの1期と2期の間の出来事なのですが、主人公がルルーシュでないため、テレビシリーズを見ていない人も楽しめる作品になっています。
アニメシリーズとは異なり、日本やブリタニアでなくEUが主な舞台。
金髪の美しい少女レイラと、イレブンのアキトがメインのキャラクターです。
レイラは非常に聡明な女性で、軍の司令官を務めています。
ただ、少し優しすぎる節があり、自分たちを殺そうとしたテロリスト軍団さえも仲間にしてしまうほどのお人よし。
そんなレイラのボディーガードをつとめるアキトは初めは感情を見せませんが、彼女と過ごすうちに人間らしさが垣間見えるようになります。
アキト達が乗っているナイトメアは、走りながら変形したりと今まで見てきたどの機体ともデザインが異なっていて新鮮です!
彼らのナイトメア部隊はハンニバルの亡霊と呼ばれていて、非常にトリッキーな行動をします。
今作からはナイトメアがCGで描かれているので、動きがより滑らかになっていますよ。
迫力のあるバトルも見ごたえばっちりです!
劇中では少しだけルルーシュやスザクも登場しますが、残念ながら本編とはほとんど関わりはありません。
筆者は個人的に第一章のエンディングが切なくてとても気に入っています。
坂本真綾さんが歌う「モアザンワーズ」がエンディングで流れると、キュッと世界が完成するような印象でした。
「コードギアス 亡国のアキト」では様々な愛の在り方を学ぶことができます!
単体で見ても素敵なお話だと思うので、テレビシリーズの「コードギアス 反逆のルルーシュ」を知らない人にもおすすめの作品です。
「逃げちゃ駄目だ、逃げちゃ駄目だ、逃げちゃ駄目だ、逃げちゃ駄目だ、逃げちゃ駄目だ...。」
聞いたことのない人はいないであろうエヴァンゲリオン。
日本アニメの一時代を築き上げた、庵野秀明の作品です。
新劇場版:序は、TVアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』を新たなストーリー設定で再構築した作品です。
全部で4部作あるうちの第1作目となっています。
簡易的に説明すると、内容は巨大な謎の生命体である「使徒」と国連軍の闘いを描いたものです。
国連軍直属の特殊機関である「NERV」は、汎用ヒト型決戦兵器・人造人間である「エヴァンゲリオン」を開発し、そのパイロットとして主人公の碇シンジが選ばれることに。
シンジのエヴァンゲリオンに乗ることへの葛藤や、その後の心情が細かく描写されています。
社会現象にもなったエヴァンゲリオンのリメイク版です。
まだアニメを観ていない人にもおすすめの作品となっています。
とにかく内容が濃いです。
非常に濃すぎて理解が追いつかない箇所も出てくるかもしれません。
今回ご紹介したように、アニメ映画と一口にいっても実に様々なジャンルがあることがわかります。
筆者が友達にもおすすめできるようなアニメ映画だけをまとめましたので、一つでもお気に入りのものが見つかれば嬉しいです。
そして、アニメ映画に限らずアニメというのは食わず嫌いをされている方もいらっしゃると思います。
最初は筆者もその一人でした。
しかし、アニメ映画はのめり込むと感動できたり、泣けるものがあったり、笑えるものもあったり、人生に影響を与えるような作品があったりすることがわかります。
そのように感じるようになると、これまでアニメ映画を観てこなかった自分自身が悔やまれるぐらいです。
読者の方にはそう思ってほしくはなく、数多くのアニメ映画を観てきた筆者が良いと思ったものだけを厳選してご紹介しました。
アニメ映画は新作や上映中のものも多数ありますので、機会を改めて本記事は順次更新していきます。
それでは、良いアニメ映画ライフを!
アニメ映画以外のアニメ作品に関しては、下記記事にてまとめてあるので合わせてご覧ください。
2020年08月18日 | FULL HOUSE運営メディアに「Google Map」の情報が追加されました |
2020年06月05日 | FULL HOUSE運営メディアに「キーワード検索」が実装されました |
2020年04月16日 | グルメメディア「はらへり」、"テイクアウトや宅配が利用できるお店の特集"と"コロナに苦しむ飲食店の応援キャンペーン"を開始 |
2020年02月03日 | 【祝】株式会社FULL HOUSEはお洒落なリノベ一軒家にオフィスを移転しました! |
2019年11月13日 | 株式会社FULL HOUSE、飲食費を支給する「グルメ手当」と美容費を支給する「コスメ手当」を導入 |
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