【28卒】ガクチカの書き方と例文15選!ない場合の見つけ方・面接対策も解説
本記事では、企業がガクチカを聞く理由、自己PRとの違い、題材がない場合の見つけ方、基本構成と作成手順を解説します。
アルバイト・部活・サークル・ゼミ・学業・長期インターンなどの例文15に加え、100字・200字・400字のまとめ方、ESと面接での伝え方、深掘り質問への回答、NG例、生成AIの注意点まで紹介。
学生3,000人以上との面談実績を持つ新卒採用支援の専門家が、選考で伝わるガクチカの作り方をお伝えします。
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【目次】【28卒】ガクチカの書き方と例文15選!ない場合の見つけ方・面接対策も解説
自己分析からガクチカを整理したいならirodas新卒エージェント
この記事の執筆者:加瀬 浩之(Hiroyuki Kase)
株式会社FULL HOUSE 取締役 COO
X / twitter: https://x.com/kasetchi
学生時代から人材系スタートアップの創業期に携わり、並行して就活を行いIT系メガベンチャーや大手総合広告代理店など複数社から内定を獲得する。
14卒として急成長中だったITベンチャー企業の株式会社VOYAGE GROUP(現:CARTA HOLDINGS)に入社し、マザーズ上場・東証一部上場という急速な成長フェーズを経験。
新卒採用コンサルタントとして累計500社以上の採用支援及び全国3,000名以上の学生の就活支援を行う。
その後、株式会社FULL HOUSEを創業しWEBメディア運営に注力する傍ら、学生が納得のいく人生を歩めるように「 ジョブさがーす 」を通じて個別でキャリア相談にのっている。
28卒が知っておきたいガクチカの基本
ガクチカとは、「学生時代に力を入れたこと」を略した就活用語です。
企業はガクチカを通じて、学生がこれまでどのような物事に取り組み、その過程で何を考えて行動してきたのかを確認します。
ガクチカで重要なのは、取り組み自体の珍しさではありません。
同じアルバイト経験でも、課題に気付いて改善した人と、担当業務を受け身で続けただけの人では、企業に伝わる内容が異なります。
まずは、ガクチカの目的や自己PRとの違いを理解しておきましょう。
ガクチカとは学生時代の行動特性を伝えるもの
ガクチカは、学生時代に取り組んだ経験を通じて、自分の考え方や行動特性を企業に伝えるものです。
企業は、過去の経験から、入社後も同じような姿勢で仕事に取り組めるかの再現性を見極めようとします。
そのため、ガクチカには「何をしたか」だけでなく、以下の内容を含めることが重要です。
- どのような目標や課題があったか
- なぜその課題に取り組もうと思ったか
- 自分はどのように考えたか
- 具体的にどのような行動を取ったか
- 行動によって何が変わったか
- 経験から何を学んだか
結果だけを説明するのではなく、結果に至るまでの思考と行動を伝えましょう。
ガクチカと自己PRの違い
ガクチカは「学生時代の経験にどのように取り組んだか」を伝えるものです。
一方で、自己PRは「自分にはどのような強みがあり、仕事でどう活かせるか」を伝えるものです。
それぞれの主な違いは、回答の出発点にあります。
- ガクチカ:取り組んだ経験が出発点
- 自己PR:自分の強みが出発点
同じエピソードを使うこと自体は問題ありませんが、質問に合わせて重点を変える必要があります。
ガクチカでは、目標、課題、考え方、行動、結果を中心に説明します。
自己PRでは、自分の強みを最初に示し、その根拠として経験を紹介します。
なお、自己PRの作り方は以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。
▶︎ 自己PRの書き方と例文!強みがない場合の見つけ方も解説
ガクチカと志望動機の違い
ガクチカが過去の経験を通じて行動特性を伝えるものであるのに対し、志望動機は「なぜその業界・企業・職種で働きたいのか」を伝えるものです。
ガクチカ:過去の経験や行動
志望動機:企業を選んだ理由と入社後の展望
ガクチカで伝えた価値観や学びが志望動機につながっていると、ESや面接全体に一貫性が生まれます。
ただし、無理に結びつける必要はありません。
事実ではない動機を作るよりも、ガクチカと志望動機をそれぞれ正直に整理する方が、深掘り質問にも対応しやすくなります。
▶︎ 志望動機の書き方と例文!思いつかない場合の作り方も解説
企業がガクチカを聞く5つの理由
企業がガクチカを聞く理由は、学生の実績を比べるためだけではありません。
採用担当者は、ガクチカから学生の考え方や行動の特性を把握し、自社で働く姿をイメージしようとしています。
主に確認されるのは以下の5点です。
1. 物事に取り組む際の価値観
学生が何を大切にし、なぜその活動に力を入れたのかを確認します。
同じ取り組みでも、「成果を出したかった」「仲間の役に立ちたかった」「苦手を克服したかった」など、動機によって表れる価値観は異なります。
2. 課題を捉える力
問題が起きた際に、表面的な現象だけでなく、原因をどのように分析したかも評価されます。
「売上が低かったため声掛けを増やした」だけではなく、「来店数ではなく購入率に課題があると考えたため声掛けの仕方を工夫した」など、判断の根拠まで説明できると説得力が高まります。
3. 自分で考えて動く力
指示されたことを実行しただけなのか、自分なりに工夫して行動したのかも重要です。
特に面接では、「あなた自身が行ったことは何ですか?」と聞かれることがあります。
チームの成果と自分の行動を分けて説明できるようにしましょう。
4. 周囲との関わり方
仕事では、一人だけで成果を出す場面よりも、上司や同僚、取引先などと連携してチームで進める場面が多くあります。
そのため、意見が異なる相手への接し方や、周囲を巻き込むために工夫したことも評価対象になります。
5. 仕事でも再現できるか
ガクチカで特に重要なのが、入社後の再現性です。
採用担当者は、過去の経験そのものではなく、その経験に表れた行動を仕事でも発揮できるかを見ています。
例えば、アルバイト先の売上を改善した実績があっても、本人の判断や行動が説明されていなければ、再現性を判断することはできません。
反対に、大きな成果がなくても、課題を分析して試行錯誤した過程が具体的であれば、入社後の行動をイメージしやすくなります。
評価されるガクチカの本質
私はこれまで、新卒採用支援を通じて累計500社以上の企業に関わり、3,000人以上の学生と個別にキャリア面談を行ってきました。
その経験から感じるのは、評価されるガクチカは「すごい実績の報告」ではなく、「本人の行動原理を確認できる材料」になっているということです。
採用担当者が知りたいのは、全国大会に出たことやインターン先で売上を大幅に伸ばしたすごいことだけではありません。
- なぜその目標を選んだのか
- 困難な状況で何を考えたのか
- 複数の選択肢から、なぜその行動を選んだのか
- 周囲とどのような関係を築いたのか
- 結果を振り返り、何を改善しようと考えたのか
こうした情報が具体的に伝わるほど、企業はその学生の入社後の姿を想像しやすくなります。
私は、ガクチカを「実績の大きさ」ではなく、「入社後にも再現できる考え方と行動の証拠」と捉えることが重要だと考えています。
実績を必要以上に大きく見せるよりも、自分が考えたことと実際に取った行動を、事実に基づいて具体的に伝えましょう。
ガクチカがない場合の見つけ方
ガクチカの題材が思いつかない場合は、学生生活を時系列と役割ごとに棚卸ししましょう。
最初から完成度の高いエピソードを探すのではなく、小さな行動をできるだけ多く書き出すことが重要です。
大学入学後の経験を時系列で書き出す
大学1年生から現在までを学期ごとに区切り、経験を書き出します。
- 授業やゼミ
- アルバイト
- 部活動やサークル
- インターンシップ
- 資格取得
- 留学
- ボランティア
- 趣味や個人活動
- 家庭内で担っていた役割
最初は成果の有無を考えず、経験したことを幅広く挙げましょう。
感情が動いた場面を振り返る
次に、各経験の中で感情が動いた場面を探します。
- 嬉しかったこと
- 悔しかったこと
- 納得できなかったこと
- 誰かに感謝されたこと
- 途中で辞めたくなったこと
- 自分から変えたいと思ったこと
感情が動いた場面には、自分の価値観や意思が表れやすいため、ガクチカの題材になります。
自分の意思で変えたことを探す
経験の規模ではなく、自分が働きかけた変化に注目します。
- 作業手順を変更した
- 周囲に提案した
- 練習方法を工夫した
- 新しい習慣を作った
- 意見の異なる人と調整した
- 失敗後にやり方を変えた
小さな変化でも、その背景と行動を具体的に説明できれば、ガクチカとして成立します。
周囲の人に質問する
自分で見つけられない場合は、友人、家族、先輩、アルバイト先の同僚などに、以下のような質問をしてみましょう。
- 自分が頑張っていたと思うことは何か
- 自分に助けられた経験はあるか
- 自分らしさを感じた行動は何か
- 継続している印象があることは何か
第三者の視点から、自分では気付けなかった行動や強みが見つかることがあります。
28卒向けガクチカの作り方6ステップ
ガクチカは、思いついた出来事をそのまま文章にするのではなく、評価される情報を順番に整理して作ります。
次の6ステップで進めると、事実関係と自分の行動が伝わりやすくなります。
1. 取り組んだことを一文で示す
最初に、学生時代に何に力を入れたのかを簡潔に示します。
私が学生時代に力を入れたことは、飲食店のアルバイトで新人教育を改善したことです。
冒頭でテーマがわかるようにし、前置きを長くしすぎないことがポイントです。
2. 目標と背景を説明する
次に、どのような状態を目指していたのか、その目標を持った理由を説明します。
自分で設定した目標なのか、チームで決めた目標なのかも明確にしましょう。
3. 当時の課題を具体化する
目標達成を妨げていた課題を説明します。
課題を複数挙げるよりも、自分の行動と関係する課題に絞った方が、文章の流れがわかりやすくなります。
4. 自分の考えと判断理由を伝える
ガクチカで差がつきやすい部分です。
何をしたかだけでなく、「なぜその方法が必要だと考えたのか」を説明します。
判断理由があることで、指示された作業ではなく、自分の頭で考えて動いたことが伝わります。
5. 具体的な行動と結果を伝える
実際に取った行動を、可能な範囲で具体的に説明します。
チームで取り組んだ場合は、チーム全体の行動と自分の役割を分けて書きましょう。
結果に数字がある場合は、事実として確認できる数字だけを使います。
正確な数字がない場合は、無理に作らず、行動前後の変化を説明してください。
6. 学びと今後への活かし方で締める
最後に、経験から何を学んだのかを伝えます。
「コミュニケーションの大切さを学びました」のような抽象的な表現だけではなく、どのような場面で活かせる学びなのかまで説明できるようにしましょう。
ガクチカの基本構成とテンプレート
ガクチカは、次の順番で構成すると内容が伝わりやすくなります。
- 結論
- 目標・背景
- 課題
- 考え・判断
- 行動
- 結果
- 学び
これは一般的なSTAR法の要素を含みつつ、学生本人の「判断理由」を重視した構成です。
行動だけでなく考え方まで説明することで、採用担当者が入社後の再現性を判断しやすくなります。
ガクチカの基本テンプレート
【】内に自分のエピソードを入れてください。
私が学生時代に力を入れたことは、【取り組み】です。【背景】という状況の中で、【目標】を目指しました。当初は【課題】がありました。私は【原因や状況】から、【自分の考え】と判断しました。そこで、【具体的な行動】を行いました。その結果、【結果・変化】につながりました。この経験から【学び】を得ました。今後は【仕事での活かし方】に活かしたいと考えています。
テンプレートは情報を整理するために使い、すべての項目を機械的に埋める必要はありません。
自分が実際に経験した内容に合わせて、文章量を調整しましょう。
【テーマ別】28卒向けガクチカ例文15選
ここからは、28卒の就活生が使いやすいテーマ別にガクチカの例文を紹介します。
例文はそのまま提出せず、構成や考え方を参考にする程度に留め、必ず自分の事実に置き換えてください。
経験していない行動や成果を加えると、面接の深掘りで説明できなくなる可能性があります。
1. 飲食店のアルバイト
私が学生時代に力を入れたことは、飲食店のアルバイトで新人の早期離職を減らしたことです。新人によって教わる内容が異なり、業務への不安から短期間で辞める人が続いていました。私は教育方法のばらつきが原因だと考え、店長と先輩スタッフに相談し、基本業務を一枚にまとめたチェックシートを作成しました。さらに、勤務後に5分間の振り返りを行い、質問を聞く機会を設けました。その結果、新人が一人で担当できる業務が明確になり、教育する側の負担も軽減されました。この経験から、相手の立場で課題を捉え、周囲と協力して仕組みに変える大切さを学びました。
評価されるポイントは、離職という現象に対して教育方法のばらつきを原因として捉え、周囲を巻き込みながら改善した点です。
2. 販売職のアルバイト
私が学生時代に力を入れたことは、アパレル店でお客様への提案方法を改善したことです。当初は商品の特徴を一方的に説明してしまい、接客しても購入につながらないことが課題でした。そこで、成果の出ている先輩の接客を観察し、最初に利用目的や好みを質問することが重要だと考えました。接客後には、お客様の要望と提案内容を記録し、先輩から助言を受けて改善を続けました。その結果、お客様から相談して頂ける機会が増え、自分の提案から購入につながる場面も増えました。この経験から、相手を理解したうえで提案を組み立てる重要性を学びました。
売上だけでなく、観察、記録、改善という具体的な行動が伝わる例です。
3. 塾講師のアルバイト
私が学生時代に力を入れたことは、個別指導塾で生徒の学習習慣を改善したことです。担当した生徒は宿題を提出できない状態が続いていました。私は、本人の意欲だけではなく、宿題の量と生活時間が合っていないことが原因だと考えました。そこで、生徒と一緒に一週間の予定を確認し、宿題を一日単位に分け、実行できた内容を毎回振り返りました。その結果、生徒が自分で学習計画を立てられるようになり、宿題の提出も継続するようになりました。この経験から、相手に努力を求める前に、行動しやすい環境を整えることが大切だと学びました。
相手の性格を原因にせず、行動しやすい仕組みを作った点に独自性があります。
4. 部活動
私が学生時代に力を入れたことは、サッカー部で控え選手を含めた練習の質を高めたことです。試合に出る選手と控え選手の間で練習へのモチベーションに温度差が生まれていました。私は、試合出場の判断基準が見えにくいことが原因の一つだと考え、主将と監督に相談しました。そのうえで、走行量や守備への切り替えなど、練習で意識する項目を共有し、選手同士で振り返る時間を設けました。その結果、各選手が改善点を理解して練習へ参加するようになり、チーム内の声掛けも増えました。この経験から、納得感のある基準を共有することが、組織の意欲向上につながると学びました。
チームの成果だけでなく、自分が問題をどう捉え、何を提案したかを明確にしています。
5. サークル活動
私が学生時代に力を入れたことは、サークルの新入生定着率を改善したことです。新歓には多くの学生が参加する一方、入会後に活動へ来なくなる人が目立っていました。私は、新入生同士や上級生との関係を作る機会が不足していると考えました。そこで、大人数のイベントだけでなく、興味の近いメンバーを5人程度に分けた交流会を企画しました。また、参加後に困っていることを個別に確認しました。その結果、新入生同士の交流が増え、通常活動への参加も安定しました。この経験から、参加人数を集めるだけでなく、その後の定着まで設計する重要性を学びました。
「イベントを開催した」で終わらず、定着という目的から施策を考えた点が評価につながります。
6. 学生団体
私が学生時代に力を入れたことは、学生団体の協賛企業開拓です。当初は企業へ一斉に連絡していましたが、返信をほとんど得られませんでした。私は、企業ごとの事業内容を踏まえず、団体側の希望だけを伝えていることが原因だと考えました。そこで、企業の顧客層や採用方針を調べ、団体と協力することで得られるメリットを一社ごとに整理して提案しました。また、返信率や面談化率を記録して改善を続けました。その結果、複数社との商談機会を獲得できました。この経験から、相手の目的から逆算して提案を設計する大切さを学びました。
営業職や企画職との相性が良く、仮説検証と相手視点を持っていることを伝えられる例です。
7. ゼミ活動
私が学生時代に力を入れたことは、ゼミの共同研究で議論を進める役割を担ったことです。研究テーマへの関心がメンバーごとに異なり、会議で結論が出ない状態が続いていました。私は、意見の対立よりも、研究の目的と判断基準が共有されていないことが問題だと考えました。そこで、各自の意見を否定せずに整理し、研究目的、調査可能性、独自性の3項目で比較する方法を提案しました。その結果、全員が納得できるテーマを決定し、役割分担も明確になりました。この経験から、異なる意見を共通の基準で整理する調整力を身につけました。
リーダー経験がなくても、議論の進め方を工夫した経験はガクチカになります。
8. 研究活動
私が学生時代に力を入れたことは、研究で必要な実験データの精度を高めたことです。実験結果にばらつきがあり、仮説を十分に検証できないことが課題でした。私は、実験手順の一部が担当者の感覚に依存していることが原因だと考えました。そこで、操作条件を細かく記録し、同じ手順で複数回検証しました。また、教授や先輩に相談しながら、測定方法の見直しも行いました。その結果、データのばらつきを抑え、研究結果を安定して比較できるようになりました。この経験から、結果が出ないときこそ、工程を分解して原因を検証する重要性を学びました。
特に理系学生は専門用語を並べすぎず、課題解決の過程が採用担当者にも伝わる表現を意識しましょう。
9. 学業・授業
私が学生時代に力を入れたことは、苦手だった統計学の学習です。初回の試験では理解が不十分で、期待していた成績を取れませんでした。私は、公式を暗記するだけで、考え方を説明できていないことが原因だと考えました。そこで、授業後に疑問点を整理し、教授へ質問することに加え、友人同士で問題の解き方を説明し合う勉強会を始めました。その結果、数式の意味を理解して応用問題にも対応できるようになりました。この経験から、苦手なことを放置せず、理解できていない部分を言語化して改善する習慣を身につけました。
成績そのものよりも、失敗後に学習方法を変えた過程が重要です。
10. 資格取得
私が学生時代に力を入れたことは、簿記資格の取得です。大学の授業とアルバイトを続けながら学習時間を確保する必要がありました。そこで、試験日から逆算して週ごとの学習範囲を決め、通学時間には復習、休日には問題演習を行うようにしました。模擬試験で点数が伸びなかった際は、間違いを分野別に記録し、苦手な項目へ学習時間を配分しました。その結果、目標としていた資格に合格することができました。この経験から、目標を細分化し、進捗に応じて計画を修正する力を身につけました。
資格名だけでなく、取得までの計画と改善を説明することがポイントです。
11. 留学
私が学生時代に力を入れたことは、留学先で現地学生との交流機会を増やしたことです。留学当初は語学力への不安から、日本人学生と過ごす時間が多くなっていました。このままでは留学の目的を達成できないと考え、毎週1回は現地の学生団体に参加する目標を決めました。また、会話で理解できなかった表現を記録し、次回までに使える状態にしました。その結果、授業外でも現地学生と交流できるようになり、共同発表にも参加しました。この経験から、不安がある状況でも、行動を小さく分けて継続することで環境を変えられると学びました。
語学力の向上だけでなく、不安に対してどのように行動したかを伝えています。
12. 長期インターン
私が学生時代に力を入れたことは、長期インターンで営業の商談獲得率を改善したことです。当初は用意された営業文を送っていましたが、返信を得られない状態が続きました。私は、業界や企業規模によって課題が異なるにもかかわらず、同じ内容を送っていることが原因だと考えました。そこで、送付先を業種ごとに分け、実績や提案内容を変更しました。送信数、返信数、商談数も毎週記録し、反応の良い文面へ改善しました。その結果、安定して商談を獲得できるようになりました。この経験から、数値を確認しながら仮説を修正する重要性を学びました。
インターン先の機密情報や取引先名を無断で書かないよう注意してください。
13. ボランティア活動
私が学生時代に力を入れたことは、地域イベントのボランティア運営です。初参加者から、担当業務がわかりにくいという声が出ていました。私は、当日の説明だけでは全体の流れを理解しにくいことが原因だと考えました。そこで、主催者に許可を頂き、集合時間、担当場所、緊急連絡先をまとめた案内資料を作成しました。また、活動開始前に質問を確認する時間を設けました。その結果、参加者からの確認が減り、運営側も各担当業務へ集中できるようになりました。この経験から、相手が迷う場面を事前に想定して準備する大切さを学びました。
参加した事実だけではなく、自分が担った役割と改善行動を伝えましょう。
14. 趣味・個人活動
私が学生時代に力を入れたことは、個人で運営しているSNSで情報発信を継続したことです。当初は投稿内容に一貫性がなく、ほとんど見てもらえませんでした。そこで、反応の良かった投稿を分析し、読者が知りたいテーマを3種類に分けました。また、週2回の投稿を3ヶ月間続け、閲覧数や保存数を記録しました。その結果、反応されやすい内容や見せ方を把握でき、継続して投稿を見てもらえるようになりました。この経験から、感覚だけで判断せず、相手の反応をもとに改善を続ける大切さを学びました。
趣味も、自分で目標を設定して工夫した経験であればガクチカにすることができます。
15. 学業とアルバイトの両立
私が学生時代に力を入れたことは、学業と週4日のアルバイトを両立したことです。当初は課題を締め切り直前に進めることが多く、十分な時間を確保できていませんでした。そこで、授業ごとの課題と勤務予定を1週間単位で整理し、移動時間に行う作業と、自宅で集中して行う作業を分けました。また、予定通り進まなかった理由を毎週振り返りました。その結果、提出期限を守りながら、アルバイトも継続できるようになりました。この経験から、複数の予定を可視化し、優先順位を決めて実行する力を身につけました。
役職や受賞歴がなくても、継続や自己管理に工夫があれば十分なガクチカの題材になります。
文字数別にガクチカをまとめる方法
ガクチカは、指定された文字数に応じて情報量を調整する必要があります。
ここでは、ガクチカを文字数別にまとめる際に意識しておくと良いポイントをお伝えします。
100字でまとめる場合
100字では、結論、主な行動、結果または学びに絞ります。
飲食店のアルバイトで新人教育の改善に取り組みました。業務内容をまとめたチェックシートを作り、勤務後の振り返りを実施しました。この経験から、相手の不安を把握し、仕組みで解決する大切さを学びました。
背景や課題を詳しく説明できないため、行動が伝わる動詞を入れましょう。
200字でまとめる場合
200字では、結論、課題、考え、行動、結果を簡潔に入れます。
飲食店のアルバイトで新人教育の改善に取り組みました。新人が短期間で辞める状況に対し、教育担当者によって説明内容が異なることが原因だと考えました。そこで、店長に相談して基本業務をまとめたチェックシートを作り、勤務後の振り返りも実施しました。その結果、新人が業務の進捗を確認しやすくなりました。この経験から、相手の立場で課題を捉え、周囲と協力して仕組みに変える大切さを学びました。
すべてを詳しく書かず、最も自分らしさが表れる行動を優先します。
400字でまとめる場合
400字では、結論、背景・目標、課題、考え・行動、結果、学びまで説明できます。
ただし、情報を詰め込みすぎると要点がわかりにくくなるため、エピソードは原則として1つに絞り、自分の判断と行動に文字数を多く使いましょう。
目安となる配分は以下の通りです。
- 結論:10%
- 背景・目標:15%
- 課題:15%
- 考え・行動:35%
- 結果:15%
- 学び:10%
文字数を増やすために状況説明を長くするのではなく、判断理由や行動の具体性を加えることが重要です。
ESと面接でガクチカを伝える際の違い
ESと面接で同じ経験を使っても問題ありません。
ただし、伝え方は変える必要があります。
ESでは一度読んだだけで内容を理解できる文章を作り、面接では会話と深掘りを前提に要点を伝えます。
ESでは前提情報を文章内で完結させる
ESでは、その活動を知らない採用担当者でも理解できるように書きます。
団体独自の名称や専門用語は避け、必要な場合は短く説明を加えましょう。
また、一文を長くしすぎず、主語と述語の関係を明確にします。
面接では1分程度で要点を伝える
面接では、最初の回答ですべてを話し切る必要はありません。
結論、課題、主な行動、結果を1分程度で説明し、詳しい背景や工夫は深掘り質問に合わせて答えます。
文章を丸暗記すると、言葉を忘れた際に回答が止まりやすくなります。
以下の要点だけを覚え、自分の言葉で説明できる状態にしましょう。
- 何に取り組んだか
- なぜ取り組んだか
- どのような課題があったか
- 自分は何を考えて動いたか
- 結果と学びは何か
なお、面接全体の質問と回答方法は、以下の記事でも詳しく解説しているのでぜひチェックしてください。
ガクチカで聞かれやすい深掘り質問
面接では、ガクチカの内容を確認するために追加で質問をされます。
深掘り質問は学生を困らせるためではなく、本人の経験であることや、考え方、役割、再現性を確認するために行われます。
準備する際は、回答を一字一句覚えるのではなく、あらかじめ事実関係を整理しておきましょう。
なぜその活動に力を入れたのですか?
取り組んだ理由から、本人の価値観や動機を確認する質問です。
「所属していたから」だけで終わらず、問題意識を持ったきっかけや、目標を持った理由を説明しましょう。
目標はどのように決めましたか?
自分で設定した目標なのか、組織から与えられた目標なのかを明確にします。
与えられた目標の場合でも、その中で自分が設定した小さな目標や役割を説明できます。
最も困難だったことは何ですか?
課題の大きさよりも、困難に直面した際の対応が見られています。
状況、自分が取った行動、その結果を順番に説明しましょう。
なぜその方法を選んだのですか?
思考力や判断の根拠を確認する質問です。
他の選択肢もあった中で、状況や相手を踏まえてその方法を選んだ理由を答えます。
あなた自身の役割は何でしたか?
チームの成果と本人の貢献を区別するための質問です。
「私たちは」だけで説明せず、自分が担当した仕事、提案した内容、周囲へ働きかけたことを明確にしましょう。
周囲と意見が合わないときはどうしましたか?
対人関係や調整力を確認する質問です。
自分の意見を押し通した話ではなく、相手の考えを確認し、共通の目的や判断基準を作った過程を説明します。
もう一度取り組むなら何を改善しますか?
振り返る力や成長性を確認する質問です。
成功した経験でも改善できる点はあるため、「特にありません」と答えず、今の自分なら変えたい部分を考えておきましょう。
その経験を仕事でどう活かしますか?
経験から得た学びの再現性を確認する質問です。
「営業職では顧客の課題を整理する際に活かす」など、応募職種の仕事内容とつなげながら説明しましょう。
評価されにくいガクチカの特徴
題材が悪いから評価されないとは限りません。
伝え方によっては、本人の行動や考え方が見えなくなっているケースもあるため、以下の特徴に当てはまっていないか確認しましょう。
実績だけを伝えている
「大会で優勝した」「売上を伸ばした」と結果だけを伝えても、本人が何をしたのかはわかりません。
目標達成までの課題、判断、行動を具体的に加えましょう。
活動内容の説明が長すぎる
団体や大会について詳しく説明しすぎると、自分の行動を伝える文字数が不足します。
採用担当者が理解するために必要な前提だけを残し、本人の行動に重点を置きましょう。
チームの成果と自分の貢献が区別されていない
「チームで売上を伸ばした」と書くだけでは、本人の役割を判断することはできません。
チーム全体の取り組みを説明したうえで、自分が考えたことと実行したことを明確にします。
抽象的な表現が多い
「積極的に取り組んだ」「コミュニケーションを大切にした」といった表現だけでは、実際の行動が伝わりません。
誰に、何を、どのような方法で働きかけたのかを具体化しましょう。
数字を不自然に盛っている
数字は説得力を高めますが、正確であることが前提です。
根拠のない数字を加えると、深掘りされた際に説明できず、ガクチカ全体の信頼性を失う可能性があります。
数字がわからない場合は、行動前後の状態や周囲の変化を説明しましょう。
企業に合わせて人物像を作りすぎている
企業が求める人物像を確認することは大切ですが、それに合わせて経験や性格を作り変えるべきではありません。
同じ経験でも、営業職では働きかけ、企画職では課題分析というように、実際に行った行動の中から関連する部分を選んで伝えましょう。
事実を変えるのではなく、企業や職種に応じて焦点を調整することが重要です。
ガクチカの作成に生成AIを使う際の注意点
生成AIは、経験の整理、文章構成の確認、表現の改善に活用できます。
一方で、生成された文章をそのまま提出すると、本人らしさが失われたり、経験していない内容が混ざったりする可能性があるので注意してください。
経験の棚卸しに活用する
生成AIへ完成文を作らせる前に、自分の経験を掘り下げる質問をしてもらいましょう。
例えば、以下のように依頼できます。
ガクチカの題材を見つけたいので、大学生活について一問ずつ質問してください。取り組んだ理由、課題、自分の役割、工夫、結果、学びが整理できるまで深掘りしてください。
質問への回答は、自分の事実に基づいて入力します。
事実と異なる内容を必ず修正する
生成AIは、文章を自然にするために、入力していない行動や成果を補う場合があります。
数字、役職、担当業務、周囲の反応などが事実と一致しているか、必ず確認してください。
最後は自分の言葉に直す
完成した文章を音読し、普段の自分が使わない表現や、意味を説明できない言葉を修正します。
面接で深掘りされたときに、自分の言葉で具体的に説明できる状態が完成の基準です。
ガクチカを一人で作れない場合の相談先
ガクチカが作れない場合は、友人、大学のキャリアセンター、就活エージェントなど、第三者へ相談する方法があります。
自分では当たり前だと思っている経験も、第三者から質問を受けることで、強みや工夫が見つかることがあります。
相談する際は、完成した文章の添削だけでなく、題材選びや経験の棚卸しから相談すると効果的です。
大学のキャリアセンター
大学のキャリアセンターでは、ES添削や模擬面接などの支援を受けられる場合があります。
大学によって予約方法や支援内容が異なるため、早めに確認しておきましょう。
友人や社会人の先輩
自分のことを知っている友人や先輩は、本人が気付いていない特徴を見つけてくれる場合があります。
ただし、相手の主観だけで文章を変更するのではなく、自分の経験と一致しているかを確認しましょう。
就活エージェント
就活エージェントでは、キャリアアドバイザーとの面談を通じて、自己分析、ES添削、面接対策などの支援を受けられます。
サービスによって対象地域や保有求人、支援内容が異なるため、自分の状況に合うサービスを選びましょう。
28卒のガクチカ・選考対策におすすめの就活エージェント
ガクチカを作る際は、文章表現だけでなく、本人の経験や価値観を整理することが重要です。
ここでは、自己分析や面接対策について相談できる28卒向けの就活エージェントを紹介します。
紹介された企業に必ず応募する必要はありません。
支援内容や担当者との相性を確認し、自分に合うと思った場合に活用しましょう。
自己分析からガクチカを整理したいならirodas新卒エージェント
irodas新卒エージェントは、専任アドバイザーとの面談に加え、就活対策コミュニティ「irodasSALON」の講座や教材を活用できるサービスです。
自己分析や価値観の言語化から取り組み、自分の経験をどのようにガクチカや自己PRへつなげればいいかわからない28卒に向いています。
企業ごとの特徴を踏まえた面接対策や模擬面接も受けられるため、作成したガクチカを面接で伝える練習にも活用できます。
対象地域は全国で、4年制大学・大学院のほか、短期大学や専門学校の学生も相談できます。
時期や状況によって紹介可能な企業は異なるので注意してください。
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AIを活用してガクチカ・面接対策を進めたいなら0円就活
0円就活は、自己分析や面接練習を丁寧に進めたい就活生向けのサービスです。
特定企業の選考情報を踏まえたAI面接練習を利用でき、面接結果を数値で確認しながら改善を進められます。
キャリアアドバイザーだけでなく、企業側の採用支援担当者から面接のフィードバックを得られる場合があることも特徴です。
ガクチカを作ったものの、面接でうまく説明できない人や、深掘り質問への回答を練習したい28卒は活用するようにしましょう。
主な対象は関東圏の大学生・大学院生です。
希望職種や就活状況によって利用条件が異なるため、面談時に確認してください。
他の就活エージェントやスカウトサービスも比較したい場合は、以下の記事をご覧ください。
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28卒のガクチカに関するよくある質問
ガクチカについて28卒の就活生から寄せられやすい質問に回答します。
題材選びや作成方法に迷っている方は、提出前に確認しておきましょう。
Q. ガクチカはいつから準備すべきですか?
インターンシップのエントリーが始まる前から準備しておくのがおすすめです。
最初から完成させる必要はありません。
題材の棚卸し、400字程度の文章作成、第三者による添削、面接練習の順に進めましょう。
就活全体を何から始めるべきかわからない場合は、以下の記事も参考にしてください。
Q. ガクチカに高校時代の経験を書いてもいいですか?
大学入学後の経験がない場合、高校時代の経験を使うこと自体は禁止されていません。
ただし、企業が大学生活について質問している場合は、質問の意図とずれる可能性があります。
大学入学後の学業、アルバイト、趣味、家庭内の役割などを改めて棚卸ししたうえで、それでも適切な題材がない場合に検討しましょう。
高校時代の経験を使う場合は、その経験が現在の行動や価値観にどのようにつながっているかも説明します。
Q. アルバイト経験だけでもガクチカになりますか?
アルバイト経験も十分にガクチカになります。
重要なのはアルバイトの種類ではなく、どのような課題に対して、自分が何を考えて行動したかです。
役職がなくても、接客方法の改善、新人の支援、業務の効率化、継続するための工夫などを題材にできます。
Q. 成果を数字で示せなくても大丈夫ですか?
数字がなくても問題ありません。
数字は変化をわかりやすくする1つの方法ですが、根拠のない数字を使うべきではありません。
業務が統一された、質問が減った、参加者同士の交流が増えたなど、行動前後の変化を具体的に説明しましょう。
Q. ガクチカは何個用意すべきですか?
最初に軸となるガクチカを1つ作り、余裕があれば異なる強みが伝わる題材を2~3個用意しておくと安心です。
企業や職種によって評価されやすい行動は異なります。
ただし、企業ごとに架空の経験を作るのではなく、実際の経験の中から関連する部分を選びます。
Q. 自己PRと同じエピソードを使ってもいいですか?
同じエピソードを使っても問題ありませんが、伝える目的を分ける必要があります。
ガクチカでは取り組みの過程を中心に、自己PRでは強みと仕事での活かし方を中心に説明します。
複数の題材がある場合は、異なるエピソードを使うことで、企業へ伝えられる情報を増やす方法もあります。
Q. ガクチカで嘘や多少の誇張は許されますか?
経験していないことや、事実と異なる成果を書くことは避けましょう。
面接では、役割、判断理由、周囲の反応、失敗、改善点などを詳しく聞かれる可能性があります。
事実と異なる内容は回答の一貫性を失わせ、信頼を損なう原因になります。
表現をわかりやすく整えることと、事実を変えることは別です。
Q. ガクチカは企業ごとに変えるべきですか?
中心となる事実を変える必要はありません。
応募先の仕事内容や求める人物像に応じて、同じ経験の中から強調する部分を調整します。
例えば、営業職では相手への働きかけ、企画職では課題分析、管理部門では正確性や仕組み化を中心に伝えられます。
Q. ガクチカが本当にない場合はどうすればいいですか?
まずは大学入学後の経験を、学業、アルバイト、課外活動、趣味、家庭内の役割に分けて書き出してください。
その中から、自分で工夫したこと、継続したこと、失敗後に改善したこと、誰かに感謝されたことを探します。
それでも見つからない場合は、第三者へ相談し、質問を受けながら経験を掘り下げましょう。
今から新しい活動を始める場合も、選考で話すためだけに参加するのではなく、自分が関心を持てることを選び、目標と振り返りを記録しておくことが大切です。
ガクチカは実績の大きさよりも思考と行動を伝えよう
ガクチカで企業が確認しているのは、目立つ実績の有無だけではありません。
どのような状況で課題を見つけ、何を考え、周囲とどのように関わりながら行動したのかを通じて、学生の価値観や入社後の再現性を判断しています。
まずは大学生活を振り返り、自分の意思で工夫したことや、失敗後に改善したことを書き出しましょう。
ガクチカを作成したら、以下の点を確認してください。
- 冒頭で何に取り組んだかがわかる
- 目標と課題が区別されている
- 自分の考えと判断理由が含まれている
- チームの成果と自分の行動が区別されている
- 結果を誇張していない
- 経験から得た学びが具体的である
- 面接で深掘りされても自分の言葉で説明できる
ガクチカは、完成した文章を作ることが目的ではありません。
自分の経験を振り返り、企業へ伝わる形で整理することによって、自分が仕事でも発揮できる考え方や行動を明らかにするものです。
例文をそのまま使うのではなく、自分が実際に経験した事実と、自分自身の言葉をもとに作成しましょう。