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こんにちは。株式会社FULL HOUSE 取締役COOの 加瀬(かせ) と申します。
私は14卒の人間で、社会人でいうと2017年4月より社会人4年目の世代となります。
起業家としてはまだ2年目の新卒と同じようなひよっこです。
私は2016年3月1日にFULL HOUSEを設立するまで、大学2年(長期インターンシップ)~新卒2年目までの約4年間、人材畑で仕事をしていました。
主に何をしていたかというと、主に2つで「企業の新卒採用支援」や「学生の就活支援」です。
企業がインターンシップや新卒採用を成功させるために一緒に年間のマイルストーンを置き、採用目標に向かって二人三脚で走り抜くことです。
具体的には、新卒採用全般に関する相談をはじめ、インターンシップや会社説明会の設計および運営、企業が求める学生の紹介やフォローアップなどを行なっていました。
学生が実のある就職活動を行うために、親身になって常時アドバイスをすることです。
具体的には、就職活動全般に関する相談をはじめ、全国の大学にて就活セミナーや就活イベントの開催、学生が求める企業やインターン先の紹介などを行なっていました。
特に学生との接点は年間を通して非常に多く、年に全国3,000人以上の就活生とお会いすることもありました。
また、私自身が長期インターン、短期インターン、1DAYインターンを含めると10社以上のインターンシップを経験しているので、学生からインターンシップに関する相談を頂くこともしばしばです。
自己紹介は長くなるのでこのぐらいにしておきます。
今回はインターンをテーマに、就活生のみなさんには理解を深めてもらいたいと考えています。
※就活をする人は合わせて読みたい: 就活大全!就職活動で注意したい履歴書、面接、メールのことやデキる就活生の特徴からおすすめの就活サービスまで徹底解説
大学生であれば一度は聞いたことがあるであろうインターンシップ。
以前と比べて、インターンシップを導入する企業も増えて来ています。
就活生の中には、就職活動の一貫として企業説明会に参加したり、OBOG訪問をしたり、履歴書やエントリーシートを上手く書けるようにしたりする人がいると思います。
それらはすべてご自身のキャリアの過程として内定を得るための動きですよね。
※合わせて読みたい: 履歴書の書き方完全ガイド!学歴・志望動機・特技・資格・免許・趣味など例文や見本を交えて解説
しかし、世の中には420万ほどの企業(約170万が法人、約250万が個人事業主)があるため、有限な学生生活の中であらゆる業界業種の企業を見比べるのは難しいです。
そういった状況の中で、学生はより効率的な就職活動をすることが必要です。
就職活動を効率化する一つの手段として、今回はインターンシップをすすめます。
インターンシップを通して個人の成長に繋がったり、企業への内定の近道になることもしばしばです。
本記事は、就活生が自身の将来を改めて考えるきっかけとなるように、またその手段としてインターンシップという選択肢を見てもらえるように執筆をしています。
一人でも多くの就活生がなりたい自分になるきっかけとして、インターンシップにチャレンジしてくれることを願っています。
記事の構成については下記のように記していきます。
気になるところがあれば、順番は関係なく飛ばしてお読みくださいね。
就活生がよく耳にするインターンシップですが、そもそもインターンとはどういった意味なのでしょうか。
本来は”特定のスキルを身に付けるため”に企業に従事をすることですが、それをわかりやすくすると”就業体験”です。
2000年以前の日本においては、インターンシップというものは特定の有名大学を対象に学内掲示で募集されていたものでした。
ここでいう有名大学とは、東京大学や京都大学をはじめ、一橋大学、早稲田大学、慶應義塾大学などのことを指します。
受け入れ企業は、知名度の高いマッキンゼー・アンド・カンパニーやプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)などの外資系企業が中心的でした。
2000年代後半になると、インターンシップを取り入れている企業の採用が上手くいっているという背景から、徐々にインターンを採用手法に取り入れる企業が増えて来ました。
卒業年度でいうと2012年卒の就活生あたりから、就業意識の高い学生を主体として、大学3年次にはインターンをするのが当たり前というような風潮が出来てきたように思えます。
それからというもの、インターンを採用活動の一環として導入する企業は年々増え続け、それに合わせてインターンシップに参加する就活生も増えていきました。
筆者は2014年卒の人間なのですが、就職活動を行っていた当時は、就業する前にインターンシップに参加することは一般的という認識でした。
たくさんの種類があれど、IT企業を中心にインターンシップを採用の過程で導入している企業は2016年卒で約3,000社、2017年卒で約4,500社とものすごいスピードで増えていることが伺えます。
そして2017年の5月現在、早く就職活動に向けて動いている現大学3年生や修士1年生がサマーインターンシップにエントリーする時期です。
卒業年でいうと2019年卒(19卒)の代ですね。
ざっくりとした流れはサマーインターンの募集が5月頃から開始され、エントリーシート(ES)や面接が6~7月頃、実際にインターンシップの実施が8~9月頃というのが一般的です。
よく就活生が混合しやすいポイントは、インターンとアルバイトがどのように違うかということです。
まずはその違いをはっきりと理解しましょう。
インターンの本来の意味は先に記載がある通り”特定のスキルを身に付けるため”の就業体験です。
一方で、アルバイトは元々は副業をする人を指す言葉でしたが、今では非正規雇用の人を指すのが一般的です。
アルバイトは”お金を稼ぐため”にするものです。
インターンシップとアルバイトでは、このように目的意識に明確な違いがあります。
そのため、インターンでは報酬として給料が出ない企業も多々あります。
報酬は出ないものの、役員や社員からスキルを伝授してもらえるというわけです。
もちろん、給料を貰いながらインターンシップをすることは十分に可能ですので、一概には言えません。
学生によってはインターンシップよりもアルバイトの方が良いと思う人もいるかもしれません。
しかし、筆者の個人的な主張としてはアルバイトはおすすめしません。
自分が時間を使う対価としてお金をもらう仕組みなので、自身の将来に繋がるようなスキルアップが望めなければあまり続けていても無意味だからです。
有給のインターンシップであれば、アルバイトのようにお金を稼ぎつつ、なおかつスキルアップもできるという一石二鳥ぶりです。
その上、企業に内定する確率も上げられることがあります。
就活生のみなさんは、企業はなぜインターンを実施するかということを真剣に考えたことがありますでしょうか。
企業はただ単に就活生に就業体験をさせたり、スキルアップの場を提供したいわけではありません。
この項目では、企業がインターンをやる意図を汲み取っていきます。
それも踏まえた上で、実際にインターンシップに臨めると良いですね。
企業がインターンを実施する理由は大きく3つに分けることができます。
それぞれ順を追って見ていきましょう。
インターンシップをする理由として、企業の最終的なゴールは”就活生を採用すること”が常識です。
採用を目的としていなければアルバイトと何ら変わりがなくなってしまいますからね。
就活生を採用するためには、早期に就活生と接触することが求められます。
その背景としては、現在の就活市場は売り手市場だからです。
まず、売り手市場とはどのようなものなのかをご説明します。
売り手は就活生であり、買い手は企業を指します。
企業は広報活動や採用活動費としてお金を使いながら就活生を採用する(買う)ため、買い手と言います。
反対に、就活生は買われる側の立場となるため売り手と言います。
そして、現在は買い手である企業の採用枠よりも、売り手である就活生の数の方が多いため、就活生の方が有利な市場であるということから”売り手市場”と言うのです。
ご察しの通り、売り手市場だと買い手である企業は過酷な採用活動を強いられます。
競合他社よりも自社に優秀な人材が来るよう、自社を就活生に知ってもらわなければなりませんし(広報活動)、知ってもらったとしても自社に内定承諾をしてもらえるようにしなければなりません(採用活動)。
採用を成功させるための一つの鍵として、就活生と出来るだけ早い段階から接触することがあげられます。
出会った時期が早ければ早いほど、接触回数も増やせますし、仲良くなって密にコミュニケーションが取れますからね。
このような理由から、企業は出来る早い段階で学生と出会い、言葉を悪く言えば優秀な学生を青田買いしたいがためにインターンシップを実施するのです。
そのため、企業のインターンシップ対象は就活生である3年生だけではなく、2年生や1年生も含む場合も企業によってはあります。
補足をしておくと、青田買いとは、稲がまだ青いうちに収穫量を見越してその他の田の米を買い取ることを指します。
それが転じて、採用市場において優秀な学生を早期に囲うことの意味で用いられるようになりました。
企業がインターンシップを実施する最終的なゴールは”就活生を採用すること”とお伝えしました。
そのために、まずはインターンに参加してくれる学生を募るために企業は広報活動をしなければなりません。
自社のことやインターンのことを知ってもらうために、企業説明会やセミナーなどを通して就活生を集客し、告知していきます。
このとき、企業と接点を持った学生が全員インターンに参加するということはほとんどありませんよね。
中には企業のことを知りたいからとりあえず企業説明会やセミナーに参加してみたという就活生がいると思います。
二つ目の目的は、まさにここが狙い目です。
企業からすれば、実際にインターンにする学生よりも、インターンに参加しない学生の方が多いことは重々承知しています。
そのような自社のインターンに参加しない学生たちに、自社のことを出来る限り知ってもらうよう努めるわけです。
インターンに参加せずとも自社のことを聞いたことがある人が一人でも増えれば、インターンシップの時期が終わった後の本選考の頃合いに受けてくれる可能性があるかもしれません。
また、口コミによってより多くの学生たちが自社を受けてくれることに繋がるかもしれません。
就活生の母集団を出来るだけ多く作るために、採用活動に伴い広報活動を行うのです。
企業によっては、北海道から沖縄まで日本中を駆け回り、全国の大学でセミナーを実施する企業もあります。
その年の就活生だけではなく、その次の年の就活生も見越して広報を行なっている企業が増えてきていますね。
もちろん、中には間口を広げて母集団を確保することに専念はせず、縁故採用や人材会社の紹介でしか採用しないという企業もいます。
そういった企業は採用人数が数人などごくわずかな場合が多いですね。
三つ目は、実際にインターンシップに参加してくれる人たちに全力投球をします。
参加してくれる就活生たちに対して、出来る限り自社の魅力を伝えたり、スキルや経験を提供したり、とにかく満足度を上げられるように努めます。
大前提としては、自社のことを気に入ってくれて内定までいけば嬉しいのですが、過半数はインターンに参加をしても内定までいかないことがほとんどです。
内定までいかない理由は企業が就活生を見極めた上で自社に合わないなと判断するか、就活生が企業を見切って別の企業を見始めるかのいずれかです。
企業からすると、広報活動から長い時間とお金をかけてようやく実現までこぎつけたインターンシップで、参加者に最大限の機会提供をしたいと思うのは至極当然なことです。
しかし、実際には採用できないことがほとんどであるという現実も踏まえ、就活生たちが周囲の友達に思わず話したくなるようなコンテンツを作ろうとします。
例えば、インターンで脱出ゲームをする企業もありますし、賞金数十万円が出るインターンを実施する企業もあります。
このようなコンテンツだと、実際に参加した就活生の口コミによってさらなる拡散が見込める可能性が高いですよね。
また、インターンが終われば学生に対してインターンのフィードバックを企業が求めることもしばしばあります。
企業は毎年採用活動を行うことになりますから、翌年の就活生にとってより満足度を得られる・内定確度を上げられるようなインターンにしたいと考えます。
そのため、参加者である学生自身の声を参考にし、インターン運営側の反省も踏まえて、年々バージョンアップをさせていくのです。
このPDCAの積み重ねが、企業の”採用ノウハウ”であり、”インターンノウハウ”になっていくのですね。
ここまでインターンシップはアルバイトと違ってスキルアップの実現や企業からの採用確度が高くなるものとして説明してきました。
またインターンを実施する企業の思惑も理解できたことと思います。
それでは、仮に現時点でインターンに参加してみようと思った就活生がいるとすれば、どのようなインターンに参加するべきなのでしょうか。
筆者の業界的観点や実際の体験も踏まえて、おすすめのインターンの種類をご紹介していきます。
インターンをする場合は大きく期間で考えてみるのが良いです。
細かくすればキリがないですが、期間は大きく分けて下記のように3つあります。
おすすめ順に記載していきます。
長期インターンは最低でも3ヶ月以上の実務インターンとします。
それよりも短い期間だと、実務レベルではまだ優秀とは言えないことが多いからです。
もちろん、期間は3ヶ月だけど、実際に通っていたのは週1~3回ぐらいですといった具合ではよろしくありません。
週3で1日8時間からインターンのできる学生は何より成長確度が高いと思います。
長期インターンをする学生の中に多いのが、アルバイト感覚で空いている時間に入れれば良いと思っている人が意外といることです。
企業からするとスキルや経験を積んでもらうために色々なことを教えたり、時にはクライアントを一部持ってもらったりしてもらいたいと考えるかもしれません。
そうなったときに、あまり出勤が出来ないというインターン生に対しては、責任のある仕事は任せられませんよね。
大学の単位は安心できるほどにとっておき、インターンに集中する期間を設けられる就活生は強いです。
最終的には時間があれば何とでもなりますからね。
学生のうちに長期インターンを行っておけば、社員と同じレベルで働くことにも繋がるので、社会人になってからのスタートダッシュが切りやすいです。
インターンの就業期間が長ければ長いほど、責任ある仕事も任せてもらいやすくなり、早期の段階で最低限の社会人レベルに到達する可能性が高くなることでしょう。
長期インターンが3ヶ月以上なのに対し、短期インターンは1週間から3ヶ月までのものをここでは指します。
ただ、実際は1週間から長くて3週間ほどのものが短期インターンに多く見受けられます。
内容はいわゆるビジネスコンテスト形式が一般的です。
ビジネスコンテスト形式とは、まず企業からお題を提示されます。
例えば、「新規事業を立案せよ」「100万人が使うアプリを考えよ」といった新規事業立案のものや、仮想クライアントに対して解決策を提案するようなものまで幅広くあります。
ビジコン形式はチームで取り組み、メンターと呼ばれる社員や役員がチームに相談役で付いてくれることが多いです。
発表までの期限までにチームで案をまとめ、発表し、結果が提示されるといった流れのものです。
結果が良かったものは本当に会社の事業として採択するという名目上、インターンを実施しているところもありますが、実際に採択されるケースは稀です。
また、その結果の良し悪しで早期に内定が貰えるというパターンもあったりしますので、短期集中型でインターン参加学生たちは頑張ります。
短期インターンからはメンターとなってくれる人が付いてくれるため、インターンが終了してからも社会人との接点を作りやすいという利点があります。
出来る限り話せる社会人を作りたいという就活生は、短期インターンや長期インターンを視野に探すのが良いと思います。
落とし穴と言っても良いのが、この1DAYインターンです。
正直なところ、1日で就業体験を就活生にさせることは困難ですし、会社のことを十分に理解してもらうことは難しいです。
そのため、内容としては会社説明会の延長としてワークを取り入れることが多いです。
例えば、会社説明をした後に、ビジコン形式でワークをするといった流れです。
1DAYインターンの場合は、あまり会社説明会と変わらないのでインターンと名付けるには個人的に違和感があります。
インターンをしたいというモチベーションで1DAYインターンに参加することはあまりおすすめしません。
会社説明会に参加するというような感覚で行くのが良いかと思います。
“企業を体感する”というよりは、”企業を知る”という前提のもと参加するのが良いでしょう。
実施する企業側からすると、1DAYインターンは短期インターンや長期インターンよりも開催しやすいです。
そのような理由から、回数多く1DAYインターンを実施することがあります。
参加する学生数も多く、ワークを通して就活生同士仲良くなることもしばしばあるので、就活友達を作りたい人にも参加意義があると思いますよ。
インターンの種類を期間に分けてご紹介してきましたが、目線の高い就活生にとって重要なインターンシップの条件が3つあります。
学生の中でも一つ頭抜けるようなレベルになりたかったり、早期に内定を獲得したいと考えている学生はご覧ください。
はじめからお伝えしておくと、すべて1DAYインターンからは得られないことの方が多いです。
インターンをするのであれば、インターン先のことを真っ先に知ることは重要です。
それと同じように、インターン先以外の企業のことも知ることは大切です。
営業でもマーケティングでもエンジニアでも職種は何でも良いですが、社外とのやり取りを自ら行えるようなインターンシップであれば成長確度が上がることでしょう。
社内だけではなく、社外の人からも意見を取り入れることができ、今後のキャリアアップに繋げることができます。
※キャリアを考える際に合わせて読みたい: キャリアについて考えよう!キャリアの意味や市場価値の高いキャリアとは
社外とのやり取りは実務レベルで行うことが通常ですので、長期インターンになってくるとチャンスが訪れやすいです。
学生のうちから他社に対してアピールするチャンスにもなりますよ。
学生の身分よりも、社会人の人の方が経験値としては大きいですよね。
客観的に自身の考えに意見を言ってくれるメンターという存在は貴重です。
メンターがいれば、自分の良いところや悪いところが浮き彫りになりやすかったり、改善に繋げるための施策を打ちやすくなります。
また、インターンが終わった後も人生の相談役として接してくれるような心優しい方も中にはいらっしゃいます。
欲を言えば、このメンターが社員ではなく会社の役員クラスであれば言うことなしですね。
社員と役員では見えている世界や背負っている責任が結構違うので、別の角度から学びが多いはずです。
こういったメンターは短期インターンから付いてくれることが多いです。
1DAYインターンではあまりないことなので、短期インターンや長期インターンを狙うのが良いと思います。
あまりこの条件を重視する就活生はいないように思えますが、筆者からすると重要です。
なぜならば、インターンの選考回数が多ければ多いほど、優秀な同世代の就活生に出会いやすいからです。
自分の就活生としての実力を図る上で、優秀な同世代に囲まれることは非常に有効です。
ただし、1回の選考ではまだ足りないと個人的には考えています。
履歴書やエントリーシートなどを使った書類選考を一次選考とすると、グループ面接や個人面接などの二次選考を突破しなければならないようなインターンこそが優秀な学生の集まりやすいインターンだと考えています。
もちろん内容が何より重要だと思いますが、優秀な同世代と出会って客観的に自身の能力を把握したり、仲間を作ったりということも念頭に置いてもらえると良いかなと思います。
これまでインターンシップの種類や、参加するべきインターンの種類についてご紹介していきました。
整理も含めて、インターンに参加する意味をおさらいしていきます。
インターンに参加する意味・メリットは非常にたくさんあります。
その中でも、特に役立つ項目を3つ取り上げていきます。
インターンに参加することで、インターン先の企業から自社のことはもちろんのこと、業界において自社がどのような立ち位置にいるかを伺うことができます。
そこで俯瞰的に業界知識をある程度教えてもらうことができるので、業界研究に繋がります。
そして、インターンを通してその会社や社員の雰囲気を肌で感じることができるでしょう。
どのような事業を行なっているのか、今後どのように会社を成長させていきたいのかを聞くことによって企業研究にもなります。
インターンの良いところとしては、インターネット上では調べきれないところを中で働いている人たちに聞けるということです。
何で会社に入ったのか、どのようなキャリアステップを踏むことができるのかなど、OBOG訪問のような感覚で気軽にたくさんの情報を収集することができますよ。
インターンに参加すると所属コミュニティが増えます。
企業もせっかくの出会いを無駄にしたくはないでしょうから、コミュニティ化を図るためです。
コミュニティ化に関しては企業によってやり方は様々あります。
例えば、インターン参加者や社員を含めたfacebookグループを作成したり、LINEグループを作成したり。
通常では発信しないような自社に関する情報や懇親会のようなイベント告知をグループ内で発信していきます。
会社の人たちやインターンに参加した仲間たちとの対話によって、”自分自身”が相対的に浮き彫りとなってきます。
チームで行動をするとき、自分はどのような役回りをすることが多いのか、どのようなポジションが活躍しやすいかなど。
インターン後に会社の人やインターン仲間に自分の行動をフィードバックしてもらうことによってたくさんの学びや気付きを得ることができるのです。
人は自分一人ではなく、周囲の人たちによってはじめて客観的に自己理解を深めることができます。
自己分析の観点において、インターンシップは非常に有意義なものとなるでしょう。
まずは自己理解を深めた上で、インターンが終了した後の就職活動に生かせるようにしてください。
また、インターンで出会った企業や仲間は、就職活動が終わってもその関係性が続くことがあります。
筆者の場合(社会人で言うと4年目の代)は、今仲の良い友達たちはインターンシップを通じて出会ったということが多いです。
これは言わずもがなですね。
企業は最終的に採用をするためにインターンシップを行なっているという話をしました。
インターンに参加をして活躍することができれば、企業から内定を貰える確率が上がります。
反対に、インターンで思うような結果を残すことができなければ、企業から内定を貰える可能性が下がってしまいます。
自分自身が上手くいったかどうかの判断よりも、内定については企業が自分を観てどう思ったかという方が大切になってきます。
インターン中に思うような結果を残せなかったという人も、企業から内定を貰える可能性は十分にあります。
念頭においておきたいことは、インターンに参加することによって、企業からは自社に合っている人間か否かがある程度決められてしまうということです。
これはインターンシップの期間が長ければ長いほど言えることになります。
インターンの期間が短ければ、企業からするともっと見極める時間があれば評価が変わってくるかもしれないと考えるからですね。
就活生にとって、内定を貰うこと自体がゴールになってしまうのはご法度ですが、本当に興味のある企業であれば内定をもぎ取るぐらいの気持ちで臨みましょう。
インターンシップに参加する意味を説明し、いよいよインターンに参加したくなってきた就活生もいると思います。
しかし、どのようにインターンを探せば良いかわからない人も中にはいますよね。
インターンを探す方法は大きく3つあります。
上からおすすめ順になりますので、自分に合った方法でインターン先を探してみてください。
大学生の一番身近な存在に学校の先輩がいると思います。
所属しているサークル、部活、学生団体など、先輩が内定を貰っている会社や先輩の知り合いの企業を紹介してもらうのが手っ取り早いです。
身近な人から話を聞けるため、インターンのことを参加者目線で聞くことができたり、よりインターン先に通りやすくなったりする特典があります。
まずは身の回りで自分の興味のある業界でインターンをしていた先輩や内定を貰っている先輩に声を掛けてみましょう。
身近な人にインターン先を紹介してもらう動きをしつつも、並行してインターンシップの受け入れ企業を掲載している就活サービスに登録することをおすすめします。
就活サービスに登録をすると、自分の興味のある業界や企業が発信する最新のインターン情報を得ることができますよ。
中にはキャリアコンサルタントが付いてくれる就活サービスもあり、自身のキャリアに関する相談に乗ってくれたり、インターンに関する情報を直接教えてくれたりします。
厳選してインターンを探すのに便利だったり、その後の就職活動を有利に進められるような就活サービスをご紹介します。
自分に合ったものを見つけて是非登録してみてください。
ハローナビ就活に登録すれば、インターン先を紹介してくれる専任のキャリアアドバイザーが付いてくれます。
まずは面談を行い適性を見極めてもらって、自分の希望に沿うような企業を紹介してくれるという流れです。
企業の採用担当者とお会いするときは基本的には少人数の座談会形式です。
通常よりはフランクに接することができるので、普段は聞けないことも聞けるかもしれないです。
また、短い選考フローで企業を受けることもできるため、早い段階で内定を勝ち獲る就活生も少なくありません。
ビズリーチ・キャンパスは大学別のOBOG訪問サービスです。
自分と同じ大学出身の先輩を探せるようになっています。
身近な先輩からインターンシップや就職に関する情報を聞けるチャンス!
また、有名企業からスカウトが来ることもあります。
OBOG訪問をしながらも、掲載されているインターン、セミナー、イベント情報を見ることだって出来ちゃいますよ。
ただし、OBOG訪問サービスとしてはまだ有名校の学生しか活用できません。
2017年現在は東京大学、京都大学、大阪大学、一橋大学、東京工業大学 名古屋大学、名古屋工業大学、九州大学、九州工業大学 早稲田大学、慶應義塾大学、東京理科大学のみOBOG訪問が可能です。
ニクリーチは登録しない手はありません。
なんせ、社会人の方に焼肉を奢ってもらえるサービスだからです!
焼肉での出会いを通じて、企業人事と就活生がコミュニケーションをとる就活サービスです。
社会人に対して直接インターンシップのことや就職にまつわるお話を伺うことができますよ。
企業からすると、「優秀な学生に会えるなら焼肉代ぐらい安いもんだ」という感じなんですね。
2017年に就職活動真っ最中の19卒学生であれば、特に焼肉を食べられる確率が上がります。
企業も出来るだけ早期に内定承諾をしてくれる学生と焼肉に行きたいですからね。
焼肉以外に、ニクリーチはスカウトサービスとして機能しています。
プロフィール項目を記入しておけば、登録企業からスカウトが届く可能性がありますよ。
機会損失をしないためにも、是非登録しておいて損はない就活サービスです。
就活アドバイザーを横断的に比較することのできるサイトです。
やはりせっかく就活アドバイザーを付けるなら信頼できる人が良いですよね。
そんな就活生のためのサービスがココリクで、就活アドバイザーの紹介ページから気になる人を見つけて直接相談することができます。
インターン先を紹介してもらったり、それに加えて履歴書(ES:エントリーシート)の添削も個別で行ってもらうことが可能です。
自分に合った就活アドバイザーを付けて、効率的にインターンを探したり就職活動をしていきましょう。
キャリアパークが主催する無料の就活セミナーやイベントに参加をし、その場でキャリアパークの就活アドバイザーと関係を築いて相談に乗ってもらうことができます。
ただし、メリットはそれだけではありません。
キャリアパークでは人気企業100社分の内定者のエントリーシートを無料で配布しているのです。
あらゆる業界に実際に内定した学生たちのエントリーシートが揃っているので、これからインターン先を探したり、業界研究や企業研究をする就活生にはマストアイテムと言えるでしょう。
人材ベンチャー企業のネオキャリアが運営する就活エージェントです。
就職AGENTneoは専属のキャリアアドバイザーがインターン先を紹介してくれることはもちろんのこと、キャリア面談にも個別で乗ってくれます。
普通の就活サイトには掲載されていない求人も取り扱っているので、面談を行うことで自分に合ったインターン先や就職先を紹介してくれますよ。
これまで35,000人以上が活用してきた就活サービスなので、安心してご利用頂くことができます。
少人数制の就活イベントにも招待されてることがあり、最短一週間で内定獲得までいく就活生もいるようです。
大学には必ずと言って良いほど、キャリアセンターや就職課が設置されています。
そして、大学と提携している企業をインターン先として紹介してもらうことが可能だったりします。
ちなみに、大学のOBOGも紹介してもらえますので、頼れる先輩が身近にいない人は是非とも相談してみてください。
キャリアセンターや就職課は扱っているインターン先が多くはないので、選択肢が限られてきます。
その意味で、わざわざ時間を割いてまで探すのであれば、就活サービスを利用するのが効率的です。
その他には、気になる企業の会社HPから直接メールをしてみたり、会社の前に立って社員の人から名刺を頂いたりなどパワープレーは考えられます。
勇気のいる方法だと思いますので、情熱の強い就活生は最終手段としてチャレンジしてみても良いかもしれませんね。
人によっては迷惑に思う人もいますから、もしやられる際は十分に配慮した言動を心掛けるようにしましょう。
企業も就活生も時間を割いて過ごしたインターンシップ。
インターンに参加した後は、企業にお礼を込めてメールやメッセージを送るようにしましょう。
中には封筒に入れてお礼状を郵送したり、ハガキを送ったりしようとする人もいると思います。
非常に丁寧で喜ばしいことですが、お金と手間がかかるのと、企業の人間からすると紙で頂いたとしても管理が大変なため、電子メールやSNSでのメッセージで何ら問題はありません。
就活生で普段から社会人と日常的にやり取りをしている人は多くはないと思いますので、インターンシップ参加後のお礼メールもどのように送れば良いかわからない人もいると思います。
そのため、この項目ではインターン終了後に企業にお礼メールを送る場合、どうすれば良いのかを記載していきます。
前提として、一般的には企業と綿密な時間を過ごす短期インターンや長期インターンでお礼メールは送ります。
企業との接点が薄い1DAYインターンではあまり送るようなことはしなくても良いですが、送られて迷惑な企業は1社もないはずなので、気持ちと時間がある人は積極的に連絡しましょう。
お礼メールは"インターンシップ終了日"に必ず送るようにしてください。
理由としては当日夜などが一番誠意が伝わるからです。
ただ、短期インターンや長期インターンの最終日は打ち上げをすることが多かったりします。
その時はお酒も飲んだりするでしょうし、当日夜にお礼メールを送るのが難しい場合もあるでしょう。
もしそのような場合は、"翌日まで"に必ず送るようにしてください。
出来る就活生は"スピードが命"と肝に命じておいてください。
仮にインターンシップ終了後の翌々日や3日ほど経った後にお礼メールを送ろうとしている人は、最初に遅れたことを謝罪しつつお礼をすれば良いと思います。
実際にお礼メールを書こうとしたものの、何を書けばわからない人もいますよね。
正直なところ、何を書かなければいけないということは決まっていないので、それぞれインターンシップを通じて思ったことや感じたことを綴れば良いです。
内容や文字制限などは特にありませんが、相手にとって読みやすい配慮はするようにしましょう。
迷った方は下記の5点を最低限押さえるようにすれば、良い文章が書けると思います。
文字数は長くなりすぎないように、500字以内にはまとめたいところです。
1. 自己紹介
2. インターンシップに参加させてくれた企業や社員に対する感謝の気持ち
3. インターンシップを通じて何を学び、何に気付いたか、また今後どのように活かしていくつもりか
4. インターンシップの内容で良かったところ
5. 率直な感想や、就職に対する意気込み(インターンシップを通じて入社意欲が上がったのであればそういった熱意)
筆者の感覚値では、お礼メールを送れる就活生はかなり少ないです。
インターン終了後に当たり前のようにお礼メールを送れるだけで、周囲の就活生と簡単に差別化は図れます。
だからといって、義務感で送るのもよろしくありません。
人としての礼儀をわきまえるという意味で、感謝の気持ちを持って、インターン終了後にお礼メールを送ってください。
メールを送るにも形式は重要だったりしますので、就活生がコピペして使い回せるように筆者が例文を書いてみます。
これを用いれば事故ることはありませんし、自分なりにアレンジして、インターンシップ後のお礼メールテンプレやフォーマットとして活用してください。
送る際はテンプレ感を出すと企業の人間は萎えてしまいますので、あくまで"自分の言葉"が大事ですよ!
【大学名・名前】インターンシップ参加のお礼
株式会社〇〇
△△事業部(課)
□□様
インターンシップに参加させて頂いた●●です。
取り急ぎお礼をさせて頂きたく、メールにてご連絡を差し上げました。
今回のインターンシップでは大変お世話になりました。
このような機会を作ってくださった□□様には感謝しております。
私は、本インターンシップを通じて「チームで協力することの大切さ」を学びました。
何事も1人では成し得ることができず、仲間で協力し合って成果の最大化に努めれば、大きなことでも成し遂げられるということに気付けて良かったです。
これからは、何をするにしても1人で抱えることはせず、周囲のみんなと力を合わせて物事に取り掛かるようにしていきます。
インターンシップ期間中は、社員の皆様がフランクに接してくださったのが特に嬉しかったです。
最初は物凄く緊張していましたが、おかげさまですぐに打ち解けることができました。
貴社のインターンシップで学んだことや感じたことを糧に就職活動も励んで参ります。
お忙しいところ、ご指導ご鞭撻を頂き本当にありがとうございました。
今後ともよろしくお願い致します。
大学名・名前
インターンに参加するべき理由を記載してきました。
企業の観点でもインターンについて言及しているので、比較的わかりやすかったのではないかなと思います。
本記事で述べたことはあくまで一般論になるため、すべての企業が必ずしもそうであるとは限りません。
また、インターンの期間や内容も企業によってバラつきがあります。
記載内容については筆者の体験談として参考までに留めて頂き、後は自分の力で道を切り拓いていってください。
就職をする前提で動いている人に限らず、近い将来的に起業をしたいという人にとってもインターンシップは有用です。
筆者はインターンを通して素敵な企業や仲間に出会うことができました。
そのため、これほどまでにインターンシップに参加する意味や目的をお伝えしてきました。
大学生活で何かもやもやを感じている人、何か新しい一歩を踏み出したいと考えている人は、是非ともインターンに挑戦してみてください。
インターンシップを通して、一生の先輩や仲間を見つけてくれることを切に願っています。
余談ですが、2013年にアメリカで公開された『インターンシップ』という映画があります。
内容は勤め先の会社が倒産してしまった2人の中年男性が、超有名企業である「Google(グーグル)」のインターンシップに参加をして正社員を目指す物語です。
制作にはGoogleが全面協力をしているため、Googleに興味のある学生やIT企業に関心のある学生は観ておいて損はないですよ。
少し話が脱線してしまいましたが最後に1つ言わせてください。
筆者が設立した 株式会社FULL HOUSE でも長期インターン生は募集しています!
私を含め、創業メンバーはIT系の一部上場企業出身の人間で構成されており、主にペット・旅行・グルメのメディアからなるメディアプラットフォームの運営を行なっています。
「広告営業をやりたい」「マーケティングを学びたい」「コンテンツを制作したい」など、アツい想いを持った学生の応募を心よりお待ちしています。
詳細は下記からチェックして頂き、もし興味あればいつでもご連絡くださいね。
もしくは就活相談をしたいという理由で気軽に 加瀬 とランチに行くでも良いですよ☆
その場合は個別でtwitterからコメントなりDMくださいな。
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2020年08月18日 | FULL HOUSE運営メディアに「Google Map」の情報が追加されました |
2020年06月05日 | FULL HOUSE運営メディアに「キーワード検索」が実装されました |
2020年04月16日 | グルメメディア「はらへり」、"テイクアウトや宅配が利用できるお店の特集"と"コロナに苦しむ飲食店の応援キャンペーン"を開始 |
2020年02月03日 | 【祝】株式会社FULL HOUSEはお洒落なリノベ一軒家にオフィスを移転しました! |
2019年11月13日 | 株式会社FULL HOUSE、飲食費を支給する「グルメ手当」と美容費を支給する「コスメ手当」を導入 |
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