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「最後に質問はありますか?」と言われたとき、どんな質問をすべきか?
本記事を読んでいる人の中には、 転職 をしようと転職活動真っ最中の人もいるでしょう。
いくら受験をしても、合格できない・内定がもらえないと嘆いている人もいるかもしれません。
筆者も3カ月間で、100社以上落とされた経験があるので気持ちは分かります。
もしかすると、その原因は 面接 での質問に対する受け答えにあるかもしれません。
本記事は、これまで転職活動が上手くいなかくなった筆者が、内定を掴み取るまでに得た経験を踏まえて執筆していきます。
特になかなか転職活動が上手くいっていない方に見てもらいたいです。
内容を見ながら、面接の質問に対してどう答えるべきかを考えてみてくださいね。
面接では質問に対する答えをただ言えば良い訳ではありません。
答え方によっては、マイナスの印象を面接官へ与える場合もあります。
面接時に質問されやすい内容を見る前に、受け答えでどういう場面をチェックされやすいか理解していきましょう。
質問に対して、端的に分かりやすく答えているかチェックされやすいです。
仕事をしていると、会社の従業員や取引先などに、何かを伝える機会も多くなってきます。
ダラダラ話していると、要領良く話を伝えるのが「ヘタ」だという印象を持たれやすくなってしまうのです。
「結論」を先に発言し、その後内容を話すことを意識しましょう。
面接で矛盾点がないかもチェックされるでしょう。
例えば「 履歴書 や 職務経歴書 に記載してある内容と面接で答えた内容が違う」、「面接で質問をしていくうちに矛盾点が出てきた」と受験者に対して感じると、面接官から疑いの目を持たれやすくなります。
特に「経理事務」など、お金の取り扱いがある職種の人を採用する場合、面接でウソをついていないか重視されやすいです。
質問に答える際は「一貫性」を大事にして発言すると良いでしょう。
中身(根拠)がある回答をしないと、薄っぺらい回答だと感じられやすくなります。
その結果、面接官が受験者に対してマイナスのイメージを持ちやすくなります。
質問内容に答える際は「○○の理由で××になったので△△になりました」と順序を立てて回答するように心がけてください。
すると、回答内容に具体性も出やすくなるので、相手へ良い印象を与えやすいでしょう。
コミュニケーション能力が高いかも、面接の際にはチェックされています。
「視線」や「あいづちの打ち方」、「気遣いができているか」など、様々な視点であなたのことを見ています。
自分が話したいことを答えるだけではなく、面接官が興味を持ってくれそうな内容を話すことも意識しましょう。
面接官の年齢や性別によって、回答を変えるように工夫するのも合格確率を上げるコツですよ!
企業が募集している採用職種に対して、向いているどうかも面接でチェックされています。
例えば、看護師などの医療系であれば「メンタルが強いか?」
幼稚園や保育園の先生であれば「子供が好きか?」など、募集職種の向き不向きを判断されるのです。
職種によって、判断される箇所は違うので募集職種によって答え方を変えると良いでしょう。
ここからは、面接でよくされる質問を種類別にご紹介します。
回答例も記載してあるので面接に生かしてみてください。
<例文>
前職では、金融商品の営業職として働いておりました。
金融商品を販売しているうちに、金融商品が日本経済においてどういう役割を担っているのか知りたくなり、マーケティング業へ転職しようと思いました。
御社では、今まで身に付けた金融商品の知識を生かして、マーケティング分析を行います。
<ポイント>
ネガティブな面を伝えないことが大事です。
前職ではできないことを、転職して実現したいという想いを伝えると良いでしょう。
ただし、想いを伝えるだけではなく、前職での経験を転職後にどう生かすかを説明しないと、面接官に内容を理解してもらいづらくなるので要注意です。
<例文>
前職では経理事務として勤務し、「振込業務」や「債権債務管理」を担当しておりました。
特に「債権債務管理」では、取引先との信用を損なわないように、振込期限日までに支払ができているか他部署と連携して業務を行っておりました。
<ポイント>
前職で担当していた業務内容を伝えるだけではなく、業務において気を付けたことも同時に伝えて 自分PR をしましょう。
ただし、アピールしすぎると「自慢好き」なイメージを与える場合もあるので多少控えめに。
<例文>
前職では商業施設開発プロジェクトのリーダーを行っておりました。
その際、100店舗の方とテナント出店の交渉を行い全員を納得させるのは本当に大変でした。
しかし、○○と××を行ったことで、全員を納得させオープンへこぎつけることができました。
あのときの出来事があったからこそ、コミュニケーションのとり方も変化し、見ず知らずの人とも話すことができるようになったと思っております。
<ポイント>
大変だったことを伝えるだけではなく、どのように解決したかを伝えるのを忘れてはなりません。
さらに、あなた自身がどう成長したかも伝えると面接官のココロに響きやすいでしょう。
<例文>
いいえ。多少は前職で働きたい気持ちはあります。
ただ、私自身は○○をやりたいという夢があります。
現在の職場では、去年より○○を行えなくなりました。
上司や部下にも恵まれてはいたのですが、40歳までにやり遂げたいと思ったので、今のタイミングで転職をしようと決意しました。
<ポイント>
前職で働きたくないか、意地悪な質問をされる場合もあります。
ここで大事なのは、前職の悪口を言わないことです。
「上司が嫌だった」、「会社の仕組みが納得いかなかった」など批判的な態度はとらないようにしましょう。
「本当は働き続けたいのだけど、自分にはやりたいことがあったので」と会話をもっていくと良いです。
前職の企業に対して、不満を持っている印象を与えないようにしましょう。
<例文>
大学では経済学部に入学後「経済学」や「商学」に関する勉強をしておりました。
在学中には「簿記勉強会」に所属し50人前後で簿記の勉強を行いました。
その結果、大学3年生の6月の試験で「日商簿記検定1級」を取得することができました。
御社でも簿記の知識を生かし、誰からも頼りにされる経理職として働きます。
<ポイント>
転職試験でも、大学時代の質問をされることもあります。
勉強していた内容はたくさんあると思いますが、全てを伝えようとするとダラダラした文章になるので、伝える内容を絞ると良いです。
勉強した内容をボリュームたっぷりに伝えたい人もいるかもしれませんが、端的に伝えることを意識しましょう。
<例文>
学生時代はオーストラリアへホームステイした経験があります。
○○さん宅へ訪問しましたが、本当の家族のように可愛がってくれました。
日本との文化の違いを体感できたのは貴重な経験でした。
この経験もあり、普段から他の人の価値観を尊重することを意識しております。
<ポイント>
思い出の内容は、面接官へ伝わるのであればこだわらなくても良いと思います。
大事なのは、その思い出が現在「どう活きているか?」です。
思い出と仕事をどう結びつけるかで、面接官の評価も変わるでしょう。
<例文>
あります。大学1年生から3年生までスターバックス(スタバ)で接客のアルバイトをしておりました。
聞きなれない用語がたくさんあり初めは戸惑いましたが、単語を覚えられたときには「やり切った!」感覚もありました。
また、従業員同士でも「どうすればお客様を満足させられるか?」について話し合う機会も多かったです。
その経験が現在の社会人生活に活きております。
<ポイント>
パートやアルバイトの方が働いている小売業などは、この質問をすることもあります。
アルバイト時代に、何を意識して働いていたのかを伝えましょう。
ただし、マイナスの内容を伝えるのはネガティブな印象を与える可能性もあるので辞めた方が良いです。
また、アルバイト経験がない場合でも、入社後アルバイトの人とどう接していくかを伝え、メンバーと仲良くやっていけることをアピールすると良いでしょう。
<例文>
長所は、ポジティブに物事を捉えることです。
仕事で失敗をした際も「次に生かすためにはどうすべきか?」と前向きに考えています。
短所は、感性に任せて勢いで仕事を行う場合があることです。
仕事でミスを少なくすべく、上司に確認をしたうえで仕事を行うことを意識しています。
<ポイント>
長所と短所は正直に伝えましょう。
短所においては、どう向き合って対策しているかを伝えることが重要です。
最終的には、ポジティブな方向へもっていきましょう。
長所や短所が「ない」という答えは、面接官から自己分析が甘いと見られる可能性もあるので要注意です。
<例文>
前職は寿司職人として働いておりましたので、新作寿司のメニュー開発に自信があります。
「どのネタが頼まれやすいか?」、「現代の方にはどういう味付けが好まれやすいか?」のデータも蓄積されているのでお任せください。
<ポイント>
ここで言うメリットは「会社に利益をもたらしてくれるか?」の意味合いが強いです。
自分に、どんな価値(経験値)があって、何ができるのか伝えましょう。
現在、企業は中途を採用するための費用として1人あたり「80万円~300万円」かかっていると言われています。
つまり、それ以上の価値がなければ採用されないと言っても過言ではないのです。
<例文>
入社後は決算整理や財務分析を的確に行え、質問された内容に何でも答えられる経理職になります。
そうなるために「正確な債権債務を把握する」、「御社で行っている事業の性質を理解する」、「税法の学習」を行い経理のエキスパートになります。
<ポイント>
どんな社員になりたいかだけではなく、そうなるためには何をすべきかも伝えましょう。
具体的な内容を述べることで、面接官に想いが伝わりやすくなります。
<例文>
確かに初めのうちは、上手くいかないことも多いと思います。
しかし、困難な仕事でも最後までやり遂げる気持ちを持って働いてきました。
粘り強さと根性は人一倍持っているので大丈夫です!
<ポイント>
不安な気持ちを述べると、面接官からのイメージが悪くなる場合もあります。
例え自信がなくても、やり遂げられる気持ちを述べましょう。
ただ、同時に根拠も述べないと説得力が下がるので要注意です。
<例文>
チャレンジ精神が大事だと思っております。
何事も新しいことにチャレンジをすることで身に付くと思っております。
失敗をしたら、どうすれば仕事の出来栄えが良くなるかを考え行動し続けます。
<ポイント>
大事なことが「ない」、「わからない」と言うのは印象を悪くする可能性があるので辞めましょう。
難しいことを述べる必要はないので、自分にできることを述べるようにしてください。
<例文>
公務員時代には、企業の融資担当をしており様々な企業の方の対応をしてきました。
中でも御社の担当者を接客した際に、イキイキした表情が忘れられませんでした。
未経験の業界なので困難や苦労もあると思いますが、前職と比べ熱意を持って働けると確信しました。
キャリア を変えようとするのであれば、年齢的にも今だと思い転職を決意しました。
<ポイント>
エピソードを交えながら述べることで説得力が増します。
自分の想いを述べた方が、ココロに響く内容を伝えられやすいのでおすすめです。
業務内容が良いと述べる人もいますが、ほかの受験者も同じ内容を言っている可能性もあります。
自分にしかない内容を伝えることで、あなたの印象も残りやすくなるでしょう。
面接終了間近に、ほとんどの面接官から聞かれるのが「最後に質問はありますか?」です。
仮に質問がなくても、自分の印象を良くする最後のチャンスです。
ただ、質問する内容によってはあなたの印象が下がる場合もあります。
最後に「OK例」と「NG例」を紹介します。
この質問は、自分のやる気をアピールできるのでおすすめです。
会社によっては「○○を勉強しておいた方がいいかもしれないね」と教えてくれる場合もあります。
たまに「何もありません」と言われる場合もありますが、だからと言って100%受験に落とされるわけではないのでご安心を。
社内の雰囲気を知ろうという姿勢も、面接官から良いイメージを持たれやすいです。
面接官に「コミュニケーション」を大事にしている人だと思われることで、あなたの株も上がるかもしれません。
お金関連の質問は控えた方が良いでしょう。
面接官から「お金目当てで入社するのでは?」と疑われる原因になります。
嫌らしさが出やすくなるので要注意です。
ただ、お金関連の質問は入社までには必ずするようにしてください。
タイミングとしては内定をもらえるぐらいの時が良いと思います。
大抵の場合は企業のホームページに載っています。
面接官から「当社について調べていないのでは?」と思われる原因になりますので、聞くのであれば、自分で調べても分からない内容にしましょう。
面接官は、あなたの回答を聞いて採用したいかどうかをチェックしています。
自分が言いたい内容を話すのではなく、面接官がどういう目的で質問をしているのか考えながら受け答えをしましょう。
質問の中には、意地悪な質問をされ不安な気持ちになる人もいると思います。
しかし、どのような質問でもポジティブに返すことを普段から練習しておきましょう。
特に物事をネガティブに考える人は強く意識してみてください。
普段の会話の癖は面接時に出やすいです。
日頃から相手に気に入られる話し方を意識すれば、良い受け答えができる確率も上がるかもしれませんよ。
ぜひ、内定をつかむために面接練習をして力を付けてみてはいかがでしょうか。
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