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はじめに保険選びのコツを見てみましょう。
こちらを参考にした上で、保険を選んで頂けると幸いです。
保険を契約するときは、まず自身にとって必要かどうかを考えましょう。
家庭環境、自身の収入、貯金額などに合わせて、自身が加入すべき保険を選ぶと最適な保険が見つかりやすいでしょう。
また、保険によってお得度(例. 満期時に支払われる金額など)も異なるため、保険会社にシミュレーションをしてもらった上で、保険の契約をするか決めてください。
保険は、長期間払い続けるパターンが多いため、支払い続けられる保険料か考えた上で契約を結びましょう。
確かに保険料の額が増えれば、保障も手厚くなることが多いです。
しかし、保険料の支払いが滞ると「強制解約」になる恐れも…。
保険によっては、解約時に「解約返戻金」が支払われますが、今まで支払った保険料よりも少ない金額になることが多いです(満期まで近い場合は、今まで支払った保険料以上の金額が手に入る場合もあります)。
解約したタイミングによっては、今まで支払った保険料の半分前後しか解約返戻金として返ってこないケースもあるので気を付けてください。
ここからは、保険の主な種類を一覧で紹介します。
保険の概要を説明してあるので、保険の加入・見直しを考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。
医療保険は、主に病気で入院・手術をしたときに保険金が支給される金融商品です(対象の病気は各保険会社のプランで異なります)。
契約プランによっては通院時も保険金が支給されるケースもあるため、退院後に治療を行う人に最適かもしれません。
ただし、持病がない人とある人では保険契約時の条件は異なります。
持病がない人は、持病がある人と比べて保険を契約できる確率は高いです。
収入面や職業面、身長・体重など持病以外の欄で審査時に引っかからなければ契約できます。
持病がある人は、保険契約できない可能性が上がります。
内容によっては、契約できる医療保険が一つもない状況になることも。
仮に保険契約を結べたとしても、通常の契約者が支払う1.5倍~2倍の保険料を払わないと、契約できないケースもあります。
ただし、保険会社によっては5年以上前に完治した持病であれば告知事項に記入しなくても良いケースもあるので、保険契約時に担当者へ確認してみてください。
がん保険は、その名の通り「がん」を発症したときに保険金が支給される制度の金融商品です。
「がんの診断をされたとき」、「がんで入院・手術をしたとき」に保険金が支給されるケースが一般的です。
ただし、がんの種類によっては保険金が支給されないケースもあるので注意してください。
傷害保険とは、加入者が骨折のような大きなケガをしたときに支給される保険制度です。
入院や通院時の保障をするプランが一般的です。
肉体労働をする人など、ケガに遭遇する可能性が高いと思われる場合は、加入を検討してみてください。
ただし、加入者の職業(スタントマンなどケガのリスクが高い職業に就いていないか)・身体の状況(ケガをたくさんしていないか)によっては、傷害保険に入れないケースがあるため気を付けましょう。
生命保険は、死亡したときに指定した人へ保険金が支給される金融商品です。
加入者自身が亡くなっても「家族が路頭に迷わないようにしたい」という想いで、契約を結んでいる人もいます。
なお、死亡保険には主に5タイプあります。
終身の保険とは、一生涯保障が続く保険です。
保険プランによっては、貯蓄できるプランが組み込まれている場合もあります。
ただし、一生涯保障してもらうには保険料を一生支払わなければなりません(保険プランによっては、契約途中で保険料の支払いが終わるケースもあります)。
解約すると、死亡時の保険金は支給されないので気を付けてください。
持病を持っている人でも加入できる終身保険もあります。
保険契約時の審査内容が緩和されていることも多いです。
通常の生命保険と比べ、保障額に対して保険料が高く設定されているので注意しましょう。
5年ごと10年ごとのように、定期的にお金を受け取れる生命保険もあります。
このタイプの保険であれば、生存中もお得に利用できるのでおすすめです。
生命保険の中には、10年、20年と満期が設定されているケースもあります。
満期まで保険料を払い続けると、死亡時に発生する保険金と同じ金額を受け取れるプランも。
今まで支払った保険料よりも多く受け取れる確率も高いため、気になっている方は保険会社に相談してみると良いかもしれませんね。
別名「収入保障保険」と呼ばれています。
これは、生活費のあてなどで死亡時に支払われる保険金から毎月支給される保険制度のことです。
具体例を見てみましょう。
例)死亡時に2000万円支給、収入保障が毎月10万円支給される場合
上記の場合、収入保障が支給される度、死亡時に支払われる2000万円は減っていきます。
例えば、50万円の収入保障を利用した場合は、死亡時の保険金は「1950万円」。
200万円の収入保障を利用した場合は「1800万円」といった形です(外貨・株券などで運用されている保険の場合、運用結果によっては死亡時に受け取れる大幅に減額されるケースがあります)。
保険によっては、貯蓄を主な目的として販売されている金融商品もあります。
満期まで保険料を払い続けると、今まで支払った保険料よりも多い金額を手に入れられることが多いです(運用実績によってはマイナスになることもあります)。
ここでは、主に2つの保険を紹介します。
個人年金保険とは、自身で将来年金を受け取るために毎月保険料を払い続ける保険のことです。
例えば、20歳~60歳まで毎月保険料を支払い続け60歳から10年間にわたり年金を受け取るイメージです。
年金として受け取るには、60歳をすぎなければならないケースが多いので、保険契約時に支給開始年齢は確認しておきましょう(プランによっては支給開始が65歳以降のケースもあります)。
また、将来的に支給される年金額は運用実績によって変化するため、必ずしも保険料として支払った以上の年金を手に入れられるわけではありません。
保険会社の経営状況によって年金支給額が減る確率も0とは言い切れないので、ファイナンシャルプランナーなどの専門家に相談しながらプランを選択すると良いでしょう。
学資保険とは「教育保険」のことで、子どもの教育費を貯めたいと思っている親御さん向けの保険です。
数年間保険料を支払い続け、満期を迎えたころに「支払った保険料分の金額+利息」を受け取るイメージです。
通常の貯金とは違い税金控除も受けられるため、節税目的で加入する方もいます。
中には、子供が産まれる前から学資保険に加入している方もいるぐらいです。
「自分で貯金をするのが苦手」な方は、ぜひ保険会社の担当者へ相談してみてはいかがでしょうか。
乗り物で事故を起こしたときに役立つ保険もあります。
自身が事故を起こしたときの医療費をはじめ、事故で相手を傷つけた時の医療費や慰謝料が保障する保険もあるので、万が一のことを考えて加入した方が良いかもしれません。
相手を事故で傷つけた場合、被害状況によっては数千万円もの損害賠償を請求されるケースもあるので覚えておきましょう(もっとも、一番良いのは事故で相手を傷つけないことです)。
ここでは、「自転車・バイク・自転車」関連の保険を紹介させて頂きます。
自動車の運転中に事故が発生したときに備える保険には、自賠責保険(運転者が絶対に加入しなければならない保険)と任意保険(強制加入ではない保険)の2種類があります。
自賠責保険しか加入していない人もいますが、事故で相手を傷つけた場合、自賠責保険の保障だけでは全額保障できないケースもあります。
その状況を少しでも避けたいと思っている人は、任意保険を検討してみると良いかもしれません。
任意保険には「対人賠償保険」や「対物賠償保険」など複数種類があるので、どの保障が必要か考えながら加入すると良いでしょう。
保険会社によっては、走行距離が短い人やゴールド免許の人の場合、保険料が安くなる商品を取り扱っているケースもあるため、各保険を比較すると良いかもしれません。
また、任意保険料を安くしたい場合は保険の代理店(代理店型)で申し込むよりもインターネット上で申し込む(ダイレクト型)方がおすすめです。
なぜなら、インターネット上で申し込んだ場合「代理店の手数料」が発生しない分、安い金額で加入できる確率が高いためです。
しかし、インターネット上での申込時に担当者へ質問するには、電話 or メール(チャットサービス)を利用しなければなりません。
保険会社によっては、通信料がかかったり質問に対する回答がすぐに返ってこなかったりするケースがあるため覚えておきましょう。
バイクの保険も、自賠責保険と任意保険の2種類あります。
自賠責保険では、相手にケガをさせたことで発生した医療費、慰謝料などの対人に対する賠償制度は、ほとんどの場合付いています(保障額の上限は決まっています)。
しかし、それ以外の保障制度(例. 事故で他人のモノを壊した、自身がケガをしたときの保障)を付けたいのであれば、任意保険へ加入する必要があります。
バイクの任意保険も自身で保障内容をカスタマイズできるので、どの制度が必要かを考え検討してみてはいかがでしょうか。
自転車で事故を起こして、相手をケガさせたときの医療費・慰謝料などを保障する保険もあります。
ただし、自転車の場合は保険加入を義務化していない自治体も多いので、自動車保険などと比べ保険加入率は低いです。
自転車に乗っていて事故を起こした場合でも、損害賠償額が数千万円になるケースもあるため、保険に入った方が良いといえるでしょう。
娯楽で利用できる保険もあります。
この章では、娯楽で役立つかもしれない主な保険を見てみましょう。
国内旅行者向けの保険です。
主に、国内旅行中に起きた体調不良・ケガ・事故などで発生した入院費・手術費、飛行機の欠航で発生したホテルの宿泊費などが保障されます(加入プランによって保障内容は異なります)。
保険会社によっては、日帰り旅行でも保障する保険を販売している場所もあるので利用しやすいでしょう。
旅行期間に対して発生する保険料だけで良いため、長期間の旅行ではない限り保険料も数百円~千円台で済むことが多いです。
ただし、保険の申込期間は保険会社によって異なります。
旅行開始前日までの申込で良いケースもあれば、旅行開始10日以上前に申し込まなければならないケースもあるので、前もって確認しておきましょう。
海外旅行者向けの保険もあります。
保障内容は、国内旅行保険とほぼ同じです。
ただ、クレジットカードを利用している人のなかには、海外旅行保険のサービスが組み込まれている人もいます。
クレジットカード会社の保障内容が十分であれば、新規で海外旅行保険に加入する必要はないと思われます。
ゴルフ保険とは、ゴルフのプレー中に起こった損害を保障する保険を指します。
例えば「プレー中に自分や相手がケガをした」、「ゴルフ用品の盗難被害に遭った」、「ホールインワンで多額の出費が発生した(プレーの種類によっては、保障外になるケースもあります)」などです。
1日単位で加入できる保険もあります。
ペットの入院・手術・通院などを保障する「ペット保険」もあります。
保険会社によっては獣医師へ24時間相談できるサービスも付いており、ペットを買い慣れていない方に優しい保険プランも存在します。
ただし、適用対象のペットは各保険会社によって異なるため、まずは自身のペットが保険適用か確認した上で申し込みましょう。
保険へ加入できても保障対象外の場合、保険金の給付はありません。
保険契約前には保障内容を確認してから申し込みましょう。
保険加入者のライフスタイル・収入などによって必要な保険は異なります。
保険へ加入する前には、「どんな保障が必要か?」、「月々の保険料上限額はいくらか?」などを考え加入しましょう。
不安な人は、あなたに合う保険を診断してくれる専門家(ファイナンシャルプランナーなど)もいるので相談すると良いかもしれませんね。
保険は万が一のときに役立ちます。
ただ、自身のお金だけで対応できるのであれば、無理に保険を申し込む必要はないでしょう。
多額の保険料があなたの生活を苦しめている原因になっているのであれば、保険を見直すのも一つの手です。
生活バランスを考えた上で、保険を選んで頂けると幸いです。
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