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ビジネスカジュアルとは、一般的には平服に用いられている服装で、オフィス内で仕事をしたり、企業へ訪問する場合でも失礼に当たらない「カジュアルな服装」を指す服装規定(=ドレスコード)のことを言います。
代表例としては、ジャケットに襟付きのシャツ、パンツにノーネクタイというスタイルがビジネスカジュアルにあたります。
現在では服装規定を見直し、スーツではなくビジネスカジュアルを取り入れている企業が増加しています。
ただし、正確な定義があるわけではないので、どこまでカジュアルにしていいのかが難しいと感じる人もいるのではないでしょうか。
一般的なスーツスタイル(セットアップ+ネクタイ)をビジネス度100%とすると
このように考えるとわかりやすいかもしれません。
所属している会社によって、どこまでカジュアルにしていいのか決まっていると思いますので、上司や同僚などに確認しておきましょう。
ビジネスカジュアルと取り入れることで得られるメリットがたくさんあります。
一体どのようなメリットがあるのか見ていきましょう。
ビジネスカジュアルを取り入れることで、スーツの堅苦しさから解放され、リラックスして前向きに仕事に取り組むことができるようになります。
暑さや寒さをしのぎやすいという点も、ビジネスカジュアルの大きなメリットと言えるでしょう。
政府主導のクールビズの導入や、インナーウェアの進化など、スーツスタイルでも快適に過ごせるような工夫がなされていますが、スーツスタイルの場合対応の仕方に限度があると言わざるを得ません。
一方、ビジネスカジュアルの場合は、季節に応じたアイテムを選びやすく、暑い日には薄着で、寒さが厳しい日にはニットや重ね着など、寒暖に対応しやすいのが特徴です。
日本では、まだまだスーツスタイルが主流であると言えるため、ビジネスカジュアルを取り入れているだけで、一歩先を行く会社であるというイメージを持ってもらいやすくなります。
海外では一流企業でもスーツスタイルを廃止し、ビジネスカジュアルで仕事をする会社が増えています。
例えば、アメリカの大手銀行であるJPモルガン・チェースは2016年に服装規定を変更し、ビジネスカジュアルで働くことを認めています。
また、FacebookやGoogleなどの先進的な企業も積極的にオフィスカジュアルを取り入れているため、時代を先取りした印象を持ってもらいやすくなると言えます。
仕事着をファッションとして捉えた場合、スーツスタイルは退屈に感じる人もいるかもしれません。
ビジネスカジュアルなら、自分の好みに合わせたスタイリングができ、仕事中でもお洒落を楽しむことができるというのもメリットと言えるでしょう。
ただし、おしゃれを楽しむことができるといっても、あくまで仕事中の服装ですので、奇抜になり過ぎないように気を付けましょう。
ビジネスカジュアルには、メリットはもちろんデメリットも存在します。
どのようなデメリットがあるのでしょうか。
スーツでは、上下セットを1〜2セット持っていれば、シャツやネクタイのコーディネートで着まわすことができますが、ビジネスカジュアルの場合は毎日同じ服を着るわけにいかないので、それぞれのアイテムを何セットか用意しなければなりません。
また、季節によっては基本のコーディネートに加えて付け加えたいアイテムもあるため、スーツを揃えるのと変わらない、もしくはそれ以上のお金がかかってしまうことがあります。
スーツスタイルの場合、毎日用意しなければならないものはシャツとネクタイくらいで済みますが、ビジネスカジュアルの取り入れた場合、毎日仕事に行くための服装をコーディネートしなければなりません。
また、会議や商談などイベントに合わせてコーディネートを考えなければならないケースもあるでしょうから、毎日用意するものが決まっているスーツスタイルと比較すると、服選びに費やす時間が掛かるというのがビジネスカジュアルのデメリットとい言えるでしょう。
スーツスタイルは、どのようなものを着ても同じようなスタイルになります。
一方で、オフィスカジュアルの場合は、個人のファッションに差が出やすくなるので、その人のファッションセンスがコーディネートによって露見します。
ビジネスカジュアルでのファッションセンスはプライベート以上に個人の印象や仕事に対するイメージに関わってくるので、普段からファッションに関して無頓着な人は、センスの良い人よりも不利になってしまうことも考えられます。
自分が勤めている企業がビジネスカジュアルを導入していても、取引先によってはスーツを着用しなければならなかったり、カジュアルなスタイルによって印象が良くなったりする可能性は否定できません。
日本においてスーツスタイルが未だ主流であることを考えると、保守的な考えを持つ経営陣や企業が多いとも考えられます。
場合によってはスーツを着用する必要もあるということは、理解しておきましょう。
ビジネスカジュアルはリラックスできて仕事に前向きに取り組むことができると感じる方が多い一方で、スーツを着用することで気が引き締まり、仕事に対するいい緊張感を保てると考える方もいらっしゃるようです。
また、スーツスタイルの場合は、コーディネートや相手方の企業に対して気を遣う部分が少なくて済むため、仕事だけに集中しやすいとも言えるでしょう。
ビジネスカジュアルを取り入れる場合には、気を付けるべきポイントがいくつかあります。
周りの人たちや仕事相手からマイナスの印象受けてしまう可能性もありますので、事前に理解しておきましょう。
スーツでも同様のことが言えますが、ビジネスカジュアルの場合でも、服が汚れていたりシワが付いているのは、良い印象を持たれないばかりか仕事への取組み方を疑われることがあります。
社内・社外両方に悪影響を及ぼす可能性があるので、十分に注意しましょう。
カジュアルスタイルだからといって、派手すぎるアイテムをチョイスした場合もあまり良い印象を持たれない可能性があります。
仕事着であることを念頭に置いたスタイルを心がけるようにしましょう。
また、全身黒で統一するスタイルも、冠婚葬祭をイメージされたり、相手に対して威圧感を与えることに繋がりますので避けた方が賢明です。
トップにTシャツだけというスタイルはまりにもカジュアルすぎるのでおすすめできません。
オフィスカジュアルを取り入れる企業が増えているといっても、主流派はスーツスタイルであり、スーツの下には襟付きのシャツを着るのが基本となります。
そのため、Tシャツではなく、襟付きのボタンダウンシャツもしくはポロシャツを着用するようにしましょう。
オフィスカジュアルにジーンズを取り入れる企業もあるようですが、同じジーンズでもダメージジーンズはカジュアルすぎるため避けるべきでしょう。
お洒落なファッションアイテムとして認知されている一方で、不潔に見えるという理由から万人には好まれていない一面もあるのがダメージジーンズです。
仕事では周りや相手方への印象が大切です。
印象が悪くなってしまう可能性があるアイテムを、自ら好んで着用する必要はありません。
仕事をする上で短パンやサンダルを着用してはいけません。
これは、ビジネスカジュアルというよりかは一般常識と言えるでしょう。
これらのアイテムは、あくまでもプライベートなファッションで楽しむべきで、ビジネスシーンでは受け入れられるものではありません。
相手方の印象が良いことはあまり考えられないため、着用しないようにしましょう。
ここからは、季節別のビジネスカジュアルのポイントについて紹介していきます。
ここで重要になってくるのが季節に応じた「アイテム選び」と「カラーリング」です。
これを理解しておくだけで、ビジネスカジュアルのポイントを押さえたといっても過言ではないかもしれません。
春らしいコーディネートのポイントになるのがパステルカラーです。
淡いピンク、イエロー、ブルー、グリーンなど爽やかな色のアイテムを取り入れれば、雰囲気も明るくなり印象もぐっと良くなるでしょう。
これらのアイテムに加えて揃えておきたいのが、ネイビーのジャケットとベージュのチノパンです。
どちらもパステルカラーのアイテムとの相性も抜群。
着回しもしやすくなる定番アイテムですのでぜひ揃えておきましょう。
春の訪れを迎えても、まだまだ肌寒い日があるかもしれません。
このようなときにはニットやカーディガンを着用することで、体感温度を上手く調整することができます。
また、ニットやカーディガンを使用するメリットは体感温度の調整だけではありません。
オフィスワークでは、事務仕事以外にもコピーや荷物の準備、資料集めなど、体を動かす作業も行うことがあります。
このようなときにパンツからシャツが出てしまうのを抑えてくれる効果もあります。
暑い夏はできるだけ薄めのカラーリングでまとめて涼しげな雰囲気を演出するのが良いでしょう。
おすすめしたいカラーはホワイトと薄めのブルー。
この二つのカラーを取り入れるだけでスッキリ爽やかな印象になります。
夏のビジネスカジュアルコーデで大活躍するのがポロシャツです。
Tシャツではカジュアルすぎるというのは先述した通りですが、同じ半袖のアイテムでも襟が付いたポロシャツをチョイスすれば、爽やかさと上品さの両方を演出することができるのでおすすめです。
夏の暑さが落ち着きを見せ始めた秋には、落ち着いたカラーリングをコーディネートに取り入れてみましょう。
ブラックやブラウン、グレーなどのカラーを軸にしてスタイリングしてみてください。
また、秋ならではカラーとしてワインレッドを取り入れるのもおすすめです。
秋のビジネスカジュアルコーデに欠かせないアイテムがコートです。
落ち着いたカラーのコーディネートに軽めのコートを羽織れば、季節感のあるスタイルが完成します。
冬用のコートやダウンではなく、ライトな雰囲気のコートが一枚あるだけでコーディネートの幅は大きく広げることができますよ。
冬のビジネスカジュアルのポイントは、寒さをしっかりしのげるスタイリングをすることです。
この時期にはニット素材のアイテムが大活躍してくれます。
保温性が抜群で、見た目にも暖かく優しい印象を与えてくれます。
また、ニットは畦編みやケーブル編みなど編み方によってさまざまな表情を持っていますから、上手く取り入れて一段階上のニットコーデを目指してみるのも良いでしょう。
オフィス内で活躍するのがニットならば、外で大活躍するのがアウターです。
どのようなアウターをチョイスするかでイメージや印象にも大きく変わってきます。
トレンチコート、チェスターコートのようなスーツスタイルでも定番のコートやダッフルコート、ピーコートなどのコート類、ダウンコートやマウンテンパーカなど、さまざまなアウターがありますので、お気に入りの一枚を相棒にして冬を乗り越えましょう。
ここからはビジネスカジュアルに取り入れたいアイテムについて紹介していきます。
ビジネスカジュアルのアイテムの中でも、最も重要で基本のアイテムとなるのがジャケットです。
シンプルなシルエットのものを選ぶことが大切になります。
カラーについては無地でも良いですが、チェックやスタライプなどの遊び心が効いたアイテムを選んでも問題ありません。
また、スーツのジャケットはセットになっているスラックス以外に合わせると、ちぐはぐな印象を与えてしまうため使用しない方が得策です。
ウール素材などを使用して、カジュアルダウンされたアイテムを選ぶよう心がけましょう。
ジャケットの相方となってくれるのが中に着るシャツです。
こちらもビジネスカジュアルの基本となるアイテムですので、しっかりと押さえておきましょう。
シンプルな無地系のシャツ、チェックやストライプのシャツ、パステルカラーのシャツなど、一週間ローテーションできるように揃えておくと、毎日の洋服選びや楽になりますよ。
ビジネスカジュアルスタイルを完成させるアイテムの一つがチノパンです。
チノパンを取り入れることで硬すぎないカジュアルなスタイルにでき、清潔感も演出することができるため、定番カラーのものはぜひ押さえておきたいところです。
シンプルなつくりのチノパンを選んでおけば問題ありません。
また、シルエットを大切にしたいなら、ストレッチの効いた素材のチノパンを選ぶと良いでしょう。
チノパンと並んでビジネスカジュアルスタイルに欠かせないボトムスがスラックスです。
スラックスの良いところはほどよいフォーマル感を演出できるところです。
スーツスタイルにも使用されているだけあって、トップスにどれだけカジュアルなアイテムを持ってきても、きちんとした印象になる大変便利なアイテムと言えるでしょう。
もともとシルエットがフォーマルなので、シンプルなカラーで安定感を求めても良いですし、明るめのカラーを選んでみるのも面白いのではないでしょうか。
ビジネスカジュアルで夏に大活躍するアイテムの一つがポロシャツです。
カジュアル感を出しながらも、襟付きでしっかりキチンと感も演出できる優れもので、夏のビジカジコーデに迷ったらポロシャツを選んでおけば良いと思います。
ポロシャツのコーディネートのポイントは、トップスとボトムスの明暗をつけること。
また、ポロシャツが明かいカラーの時はボトムスは暗めの色を、ポロシャツが落ち着いたカラーの時はボトムスを明るい色にすれば、野暮ったくならずスマートなコーディネートとなります。
春や秋など季節の変わり目に活躍してくれるアイテムがカーディガンです。
一枚持っておくだけで、コーディネートの幅を広げ、寒暖にも対応しやすくなる大変便利なアイテムです。
ボタンなしのカーディガンなら、ジャケット代わりにサラッと羽織って使えます。
一方、ボタン付きのカーディガンなら、ニットを斬るよりも知的な印象を与えることができます。
冬の寒い時期に欠かせないアイテムがニットです。
カラーバリエーションやデザインが豊富なので、様々なスタイルを楽しむことができます。
おすすめはシンプル過ぎないワンポイントデザインが入ったアイテムを選ぶこと。
たとえ無地のニットでも編み方の違いで見た目の印象が大きく変わりますから、野暮ったくなりすぎないように注意して選ぶようにしましょう。
冬の通勤や外出に欠かせないのがアウターです。
しっかりと寒さをしのぎながら、お洒落を楽しむことができるアイテムがたくさんあります。
オフィスカジュアル用にチョイスするのも良いですが、オン・オフ兼用で楽しむことができるアウターを選ぶと洋服にかけるコストを抑えることもできて便利ですよ。
ビジネスカジュアルではノーネクタイのコーディネートが多いですが、ネクタイをしながらカジュアルダウンをしたいなら、ニットタイを取り入れてみてはいかかでしょうか。
ネクタイを着用しながら、見た目の柔らかさもあって適度なフォーマル感を演出できるため、「ビジネスカジュアルだけどキチンとした感じを出したい」という場合はもってこいのアイテムです。
ビジネスカジュアルのコーディネートを完成させるには、バッグも大切なアイテムです。
ただし、カジュアルスタイルだからといって、バッグをカジュアル過ぎるものにするのは禁物です。
スーツスタイルにも合わせられるようなデザインのものを選ぶようにしましょう。
ビジネストートやビジネスリュックなど、シンプルでカジュアルなエッセンスが少し含まれたものがおすすめです。
※合わせて読みたい: おすすめしたいビジネスバッグ15選!選び方のコツも伝授
ビジネスカジュアルコーデでは、スーツスタイルとは少し違った革靴を選ぶのがポイントです。
もちろん、本格的なフォーマルシューズでも構いませんが、少しデザインの凝ったものをチョイスしたり、同じ革靴でもスエードやヌバックのシューズを選んで違いを出してみるのも面白いかもしれません。
また、フォーマルなスタイルにスニーカーを合わせるファッション的な崩し方が多く紹介されていますが、会社や相手先によっては受け入れられない可能性もありますので、避けた方が無難と言えるでしょう。
※合わせて読みたい: 失敗しないビジネスシューズの選び方とおすすめシューズ10選
ビジネスカジュアルでは、ベルトも選び方にも一工夫してみるのが良いでしょう。
カジュアルなスタイルにフォーマルなベルトを合わせるよりも、少し遊び心のあるアイテムを選ぶとコーディネートをグッと引き立たせることができます。
ポイントは、シューズのカラーとベルトのカラーを合わせることです。
これだけでスタイルが引き締まり、こなれた印象を演出することができますよ。
ビジネスカジュアルの基礎知識について解説してきました。
スーツスタイルとは違い、ビジネスカジュアルスタイルでは全身をコーディネートする必要があります。
ただ、ポイントと注意点さえ押さえておけば、それほど難しく考えるものではありませんし、周りの人や相手方にもいい印象を与えることができるでしょう。
清潔感のあるスタイリングを心がけながら、自分なりのビジネスカジュアルコーディネートを楽しんでみてください。
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