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切った髪の毛を寄付して誰かの役に立つ!いま話題のヘアドネーションについて徹底解説






気分転換やイメージチェンジで髪の毛をバッサリ切るという経験のある女性は多いかと思います。
長い髪の毛を切るとスッキリしますが、それまで丁寧に伸ばしていた苦労を考えると、ちょっともったいない気もしませんか?

実は、切った自分の髪の毛が誰かの役に立つという活動が、現在普及しています。
医療用ウィッグの材料として自分の髪の毛が寄付する「ヘアドネーション」。

この記事では「ヘアドネーションをしてみたい」「初めて聞いたから詳しく知りたい」という方に向けて、ヘアドネーションの活動について詳しく説明します!

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【目次】

 

ヘアドネーションとは

ヘアドネーションの歴史

ヘアドネーションの注意点:寄付できる髪の毛の条件

Japan Hair Donation & Charity (ジャーダック)

HERO

つな髪

ヘアドネーションの流れ

自分でカットして送る方法

ヘアドネーション協賛サロンを使う方法

ヘアドネーション協賛ではないサロンを使う方法

髪の毛を寄付する以外の協力の仕方

ヘアドネーションサロン

<ジャーダック>

<HERO>

<つな髪>

本記事で紹介した各団体の情報

ジャーダック

HERO

つな髪

ヘアドネーション体験談

まとめ:せっかく切るなら誰かのために!

 

 

タレントでも多くの方が参加し、マスメディアでも取り上げられている「ヘアドネーション」。

医療用ウィッグの材料として、自分の髪の毛を寄付する活動のことです。

初めて聞いた・どんな活動なのか知りたい・これからヘアドネーションに参加したいなどという方のために、本記事ではヘアドネーションについて解説します。

 

ヘアドネーションとは

 

smile-child1

 

世の中には様々な原因で、髪の毛を失ってしまった子供たちがいます。

小児がん等の病気の治療、頭皮・毛髪の病気、心因性の病気による脱毛症…

そのような子供たちは、髪の毛がないことで気持ちが不安定になってしまったり、自信がなくなったり、引きこもってしまったりしてしまいます。

このような背景から、人毛でオーダーウィッグを作っている団体がいます。

そのウィッグの原料となる毛髪を寄付する活動が「ヘアドネーション」なのです。

 

美容室などで切った髪の毛は、本来であれば産業廃棄物のためゴミとして処理されてしまいますが、実はそのゴミとなる人毛を必要としている人がたくさんいます。

人工の毛髪を使ったウィッグよりも、光沢がなく自然な出来上がりになるためです。

 

 

ヘアドネーションの歴史

 

現在は多数のメディアで取り上げられ、タレントの参加などで認知度を広げたヘアドネーション。

しかし、日本でのヘアドネーションの歴史は長くはありません。

 

もともとの発祥は、ヘアドネーション活動が盛んなアメリカにて、1997年に政府からの認証を受けた「Locks of Love」という団体だと言われています。

日本で初めてヘアドネーションを始めたのは「Japan Hair Donation & Charity」という団体。

通称「ジャーダック」と言われており、2009年から活動を開始して、その活動に賛同した美容室が続々と協賛サロンとして活動に協力しています。

 

 

ヘアドネーションの注意点:寄付できる髪の毛の条件

 

lady-hair

 

ヘアドネーションを行っている団体ごとに寄付できる髪の毛の条件が異なります。

長さからダメージの程度まで違いますので、確認してからどこの団体を使うのかを決めましょう。

基本的には31センチ以上の髪の毛でウィッグを作りますが、15センチから受け付けている団体もあり、そのような短い髪の毛では“髪の毛付きニット帽”を作っています。

 

Japan Hair Donation & Charity (ジャーダック)

 

  • 長さは31センチ以上
  • 引っ張ってちぎれてしまうほどのダメージがないこと
  • カラー、パーマ、ブリーチをしている髪でも可
  • くせ毛でも可
  • 年齢、国籍、性別を問わない

 

HERO

 

  • 長さは31センチ以上
  • 引っ張ってちぎれてしまうほどのダメージがないこと
  • カラー、パーマ、白髪でも可

 

つな髪

 

  • 長さは15センチ以上または31センチ以上
  • 年齢、性別、国籍は問わない
  • カラー、パーマをしていても可
  • ブリーチで退色していたり、引っ張るとちぎれてしまったりするほどのダメージがないこと

 

 

ヘアドネーションの流れ

 

haircut

 

髪の毛を寄付するためには、以下の方法があります。

 

  • 自分でカットして送る方法
  • ヘアドネーション協賛サロンを使う方法
  • ヘアドネーション協賛ではないサロンを使う方法

 

ご自分でカットすると、切り口や長さがバラバラになってしまうことがあるので、美容室でのカットが推奨されています。

カットの方法から郵送までの流れをそれぞれ説明します。

 

自分でカットして送る方法

 

  1. カットする長さを決める
  2. 髪の毛をブロッキングする ※3~5ヵ所にブロッキングすると切りやすいです
  3. 切り口の1~2センチの箇所を、輪ゴムやシリコン製ヘアゴムで結ぶ
  4. カットする
  5. カットしたそれぞれの束をひとつにまとめる ※団体によっては、この工程が必要ない場合もあります
  6. ドネーションカードもしくはメモ(名前や住所等を記載したもの)と一緒に送る

 

ヘアドネーション協賛サロンを使う方法

 

  1. 各団体のサイトより、協賛サロンを探す
  2. ヘアドネーション希望の旨を伝えて予約をする
  3. 当日サロンに行き、ドネーションカード等を記入してから、要望を伝えてカットしてもらう
  4. 郵送してもらう ※髪の毛を持ち帰ってご自分で郵送することも可能です

 

ヘアドネーション協賛ではないサロンを使う方法

 

  1. 行きたいサロンにヘアドネーション希望であることを伝え、対応してもらえるのかを確認する
  2. 予約当日にサロンに行き、担当スタイリストに切り方を説明した上で、長さや仕上がりの要望を伝える
  3. カットしてもらう
  4. 髪の毛を持ち帰って郵送する

 

協賛サロンでない行きつけの美容室等を使いたい場合は、必ず確認しましょう。

ボランティア活動のため断られる場合もあるのでご注意を。

また、ヘアドネーションについての知識が少ない美容師に頼む場合は、切り方をきちんと説明する必要がありますが、各団体のサイトにカット方法の説明が細かく書かれているのでそれを見せるのもいいですね。

 

 

髪の毛を寄付する以外の協力の仕方

 

髪の毛が短い方や男性でも「ヘアドネーションに協力したい!」という気持ちがあれば、髪の毛を寄付する以外にも、ヘアドネーション活動に参加することができます。

 

それは、 寄付金を送る という方法です。

銀行振込、クレジットカード、現金書留、協賛サロンに設置している募金箱など、さまざまな方法で募金が可能。

寄付金は、送られてきた髪の毛のトリートメントや、ウィッグ本体の製作のための費用に充てられます。

 

 

ヘアドネーションサロン

 

全国各地に協賛サロンを増やしているヘアドネーション活動。どのくらいの数のサロンが参加しているのか調べてみました。

※2018年1月現在

 

<ジャーダック>

 

ドネーションサロン(髪の毛の寄付をサポート:カットや郵送)

 

全国:2,679店舗

多い順に上位5都道府県

東京都:378店舗
大阪府:199店舗
神奈川県:135店舗
千葉県:128店舗
埼玉県:124店舗

 

スタイルカットサロン(ウィッグのサポート・メンテナンス)

 

全国:493店舗

東京都:69店舗

 

<HERO>

 

全国:54店舗

団体所在地が宮城県のため、東北の店舗が多いようです。

 

<つな髪>

 

全国:104店舗

東京都のほか、団体所在地である大阪府や近隣の兵庫県などの店舗が多いです。

以前は上野と恵比寿に直営サロンがあったようですが、現在は閉店しているようです。

 

 

本記事で紹介した各団体の情報

 

ジャーダック

 

【団体名】特定非営利活動法人 Japan Hair Donation & Charity
【所在地】大阪府大阪市北区豊崎5-7-11 アベニュー中津 803号室
【職員数】4名
【設立】2009年9月
【URL】 ジャーダック公式サイト

 

HERO

 

【団体名】特定非営利活動法人HERO
【所在地】宮城県仙台市泉区南光台2丁目13-1
【設立】2011年10月3日
【電話番号】022-347-4591
【URL】 HERO公式サイト

 

つな髪

 

【運営会社】株式会社グローウィング
【所在地】大阪府大阪市梅田3-3-45 マルイト西梅田ビル2F(ホテルモントレ大阪)
【電話番号】06-6225-8170
【メールアドレス】tsunagami@organic-cotton-wig-assoc.jp
【URL】 つな髪公式サイト

 

 

ヘアドネーション体験談

 

haircut.1

 

筆者もヘアドネーションに参加し、35センチの髪の毛を寄付した経験があります。

私自身も母親なので、病気の子供たちの笑顔のために自分の髪の毛が使われること、そして自分の髪の毛が誰かのおしゃれの楽しみに役立つこと、そんな素敵なプロジェクトに参加できて誇りに思いました。

 

第二子出産以来伸ばしていた髪の毛。

長い髪の毛が夏の暑さを倍増させ、そろそろばっさり切りたいなと思いました。

そんな時テレビ番組で「ヘアドネーション」のことを知り、「苦労して伸ばした髪の毛…せっかく切るなら誰かの役に立てたい!」と、早速ジャーダックのホームページから協賛サロンを探しました。

東京都内に住んでいることもあり、自宅近くでヘアドネーションをしているサロンを見つけることができました。

さっそく翌週に予約を入れたのです。

 

当日少しドキドキしながらサロンへ。

美容師さんと、切る長さや仕上がりのイメージを話し、ドナーシートを記入しました。

美容師さんが髪の毛をいくつかの束に分けて結び、いざ断髪!

 

最初の一本は、筆者自身で切りました。

余談ですが、美容師用のハサミは親指と薬指で持つため素人には非常に使いにくかったため、紙などを切る普通のハサミを用意していただきました。

ザクザクと全ての束を切り、全体もイメージ通りに仕上げていただいて終了。

 

haircut.2

 

サロンからジャーダックに送っていただいたのですが、後日、ジャーダックから自宅に受領証が届きました。

私の髪の毛がちゃんと届いたということですね。

ちなみに送料はサロン負担でした。

協賛サロンの善意で支えられている活動ということを実感。

 

「切っちゃった!」という感情よりも、これから私の髪の毛がどんなウィッグになって、どんな子の元に行くのだろうという楽しさでいっぱいになりました。

 

 

まとめ:せっかく切るなら誰かのために!

 

何年もかけて長く伸ばした髪の毛。

せっかく切るなら、誰かの役に立てるヘアドネーションをしてみませんか?

 

自分の髪を必要としてくれている人がいるなら、喜んで参加したいですよね。

団体によって規定が違いますし、協賛していないサロンもあるので、切る際は必ず確認してください。

髪の毛を寄付するという新しいボランティアの形が、もっと広まり、もっとたくさんの子供たちが笑顔になることを願わずにはいられません。


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