ビジネスシーンで頻繁に登場する「ペンディング」はどんな意味?どんな時に使うの?例文を踏まえて解説します
例えば、入社したての初めての会議で「この件はペンディングでいいですよね?」と言われて「何のことだろう・・・」と思ったことはありませんか?
どういう意味かをあまり理解しないままに、周りが使っているからと何となく使ってしまうこともありますよね。
今回は「ペンディング」という言葉について、正しい意味や使い方を例文を踏まえて解説します。
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【目次】ビジネスシーンで頻繁に登場する「ペンディング」はどんな意味?どんな時に使うの?例文を踏まえて解説します
「ペンディング」とは
ビジネス用語としてよく使われる「ペンディング」という言葉。
「文脈で何となく意味はわかるけど、この使い方で正しいのだろうか・・・」と少し疑問に思いながら使っている方はいませんか?
特に相手にスマートな印象に見せようとするあまり、正しい意味が曖昧であっても思わずカタカナ語を使用してしまうことがあると思います。
今回は「ペンディング」の正しい意味を、例文を交えつつ紹介します。
「ペンディング」の意味
「ペンディング」とは、英語の形容詞「pending」です。
「未解決の、決着のつかない、宙ぶらりんになっている、保留中」などの意味があります。
「ペンディング」の使い方を学ぼう
ビジネスシーンにおいては、案件が未解決な状況や未整理の状態を指します。
「ペンディング」の例文
「ペンディングしたまま放置はできません。」
「この件はもう1か月もペンディングになっている。」
「こちらがペンディング事項ですので、明日のミーティングで議論しましょう。」
「例の件はまだペンディング中です。」
様々なシーンで使用ができる、使い勝手の良い言葉です。
なぜカタカナ語である「ペンディング」を使用するのか?
ビジネスの場では、進捗報告や打ち合わせの際に、とある案件が保留になっている状態や先送りになっている時に「ペンディング」という言葉を使います。
わざわざ日本語で直接表現しない理由の一つに、「あからさまな言い方を避ける」ということがあります。
何となく、日本語で言うより進捗があったように感じられますよね。
「ペンディング」の言い換え
「ペンディング」はもともと英語なので、それに応じた日本語で言い換えることが可能です。
特に年配の方に対しては、日本語を用いた方が円滑にコミュニケーションを取ることができるでしょう。
「据え置き」
「こちらのタスクは上長承認が必要なので、本日はペンディングします。」
→「こちらのタスクは上長承認が必要なので、本日は据え置きにします。」
「保留」
「最短で進めたい案件なので、これ以上ペンディングはできません。」
→「最短で進めたい案件なので、これ以上保留にはできません。」
「先送り」
「こちらの議題は本日は結論を出さずにペンディングとして、次回のミーティングで議論します。」
→「こちらの議題は本日は結論を出さずに先送りにして、次回のミーティングで議論します。」
「ペンディング」を使いこなそう
ビジネスシーンにおいては、言葉を正しく理解して使用するだけで、相手に与える印象がぐっと良くなります。
特にカタカナのビジネス用語は、意味の理解が曖昧のまま使ってしまうこともあると思います。
適切な意味と使い方を理解し、円滑にコミュニケーションを取っていきましょう。