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「お悔やみ」の使い方~関連語と注意点も合わせて~






大切な人に不幸があった時など暗い場面で使われる印象のある「お悔やみ」。
デリケートな場ですので、使い方を知らずに口にしてしまうと大変な失礼にあたることもあります。

大切なマナーの問題ですので、是非この記事を読んで、いざという時に備えておきましょう!
ここでは「お悔み」の使い方を説明し、関連語や簡単な葬儀でのマナーにも触れて多角的に「お悔やみ」を解説していきます。

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はじめに

 

祈り

 

こんにちは。今回は「お悔み」という言葉についてです。

「お悔やみ申し上げます。」という形で使うことが多いと思います。

 

使う場面としては葬儀に参列した時など、暗い場面で使われます。

場面が場面だけに、もし使い方を誤ってしまうと大変な失礼にあたります。

マナーの問題ですし、印象が悪くなることだってあるでしょう。

また、「お悔み」を伝える言葉で「お悔やみ申し上げます。」以外の関連語もありますので、その中でも比較的使われることの多い言葉を選んで解説していきます。

 

1、「お悔み申し上げます」の意味、使い方

 

言葉

 

①意味、使い方

 

まず、「お悔み」とは「人の死を悲しみ、弔うこと」という意味で、後々残念がっていう言葉であり、残された人にかける慰めの言葉です。

そのため、「お悔やみ申し上げます。」には「故人が亡くなったことを大変悲しく思っています。残念です。」という意味が込められていることになります。

 

葬儀というデリケートな場ですので、必要以上にご家族を励ましたり、自分の悲しさをアピールするのは不愉快な気持ちにさせることもあるでしょう。

そのため、自分の気持ちをストレートに伝えるよりも、「お悔やみ申し上げます。」とオブラートに包んだ言葉が使われます。

自分以外の参列者に対しては、「こんばんは」など普通の挨拶で問題ありませんが、声は小さくトーンを落とすなど気を遣いましょう。

 

②メールでの「お悔み」

 

どうしても用事があって葬儀に出席できないという場合、電話よりもメールを送るのがおすすめです。

なぜなら、お通夜や葬儀の日、親族は手続きや準備で大変忙しくしています。

それに加えて、遠方の親族との連絡手段には電話が使われるため、あなたの電話によってその親族の方への電話が繋がらないという状態を作ってしまう恐れもあります。

したがって、極力メールを使った方が良いでしょう。

 

その時の件名ですが、  「〇〇よりお悔やみ申し上げます。」  と書いて誰から何の要件なのかを分かるようにしましょう。

しかし、最近ではメールアドレスを用いないLINE上での繋がりが一般的になっていますので、件名を付ける機会は多くないかも知れません。

LINEで連絡するにせよ「元気?」「大丈夫?」などと相手を不快にする言葉は避けましょう。

 

③英語での「お悔み」

 

国際化と言われる現代、日本語の堪能な外国人もたくさんいます。

仕事仲間や友人の中に外国人がいることも珍しくありません。

そこで、外国人のお葬式に行くこともあるかもしれませんので、簡単に説明をしておきます。

 

英語は喋れないけど、、、といった場合、基本の挨拶になるのが「お悔やみ申し上げます。」です。

英語では  「I’m sorry to hear about your loss.」  などと伝えると良いでしょう。

 

ちなみに、  お香典を包むという習慣は日本独自のものです。海外では花を贈ります。

外国のお葬式というだけで失礼がないか不安だと思いますので、もし行くことがあれば上記の情報に加えて事前に調べておくことをおすすめします。

 

 

2、「お悔やみ申し上げます」以外の「お悔み」の言葉

 

「お悔み」について書いてきましたが、関連語として使われることの多い言葉を4つ選びました。

 

①ご愁傷様です。ご愁傷様でした。

 

葬儀の場でなくとも、日常的に軽い気持ちで使われることが多い言葉だと思いますが、「同情や慰め、お気の毒です。」という意味が込められています。

茶化した意味で使うこともある言葉ですので、お葬式で言ってもいいか悩むかもしれません。

しかし、安心してください。

励ましの意味も込められていますので、下手に自分の気持ちを言うのであれば、「ご愁傷様です。」を使うのが良いでしょう。

 

②心中お察しします。

 

葬儀とは親族の方が大変ショックを受けていることもあるデリケートな場です。

したがって、挨拶をした際に涙でうまく話せないこともあると思います。

そういった時に、何が言いたいのかちゃんと分かっていますという意味で「心中お察しいたします。」と伝えましょう。

 

③お力おとされません様に

 

故人の死を悲しんでいる親族に対して「元気出して」「時間が解決してくれる」などと言うのは避けましょう。

ただ、悲しんでいる姿を見て心配になる気持ちもあるでしょう。

そんな時は「お力おとされません様に。」「ご自愛ください。」など気遣いの言葉を掛けてあげると良いでしょう。

 

④ご冥福をお祈り申し上げます。ご冥福をお祈りいたします。

 

「お悔やみ申し上げます。」とは親族に対して使う言葉ですが、こちらは故人に対して使用する言葉です。

「死後での幸せをお祈りいたしております。」という意味ですので、上記3つと一緒に覚えておきましょう。

 

 

3、「お悔み」を伝える上での注意点

 

ここでは「お悔やみ申し上げます。」という文章ではなく、お悔やみの気持ちを伝える時に気を付けておくことです。

マナーに反する言葉で親族の方の失礼になったり、余計に傷つけてしまわないように4つの注意点を紹介します。

既に先述していることも一部ありますがご了承ください。

 

①「大丈夫?」

 

家族が亡くなって大丈夫なわけがない。という理由もありますが、質問するということにおいても良くありません。

返事をするというストレスがあるからです。

メールでお悔やみを伝える場合でも、返信するプレッシャーをかけることになりますので避けましょう。

どうしても聞く必要のある質問は「お時間が空きましたら教えてください。」など、急かさないようにすると良いです。

「大丈夫?」を使わない代わりに1,2で紹介してきた言葉でお悔やみを伝えましょう。

 

②励ましの言葉

 

これも「大丈夫?」と同じで親族の方の負担になってしまいます。

何度も言いますが、家族に不幸があったというデリケートな場です。

軽い気持ちで「元気出して。」「頑張って。」と言ったことで相手を傷つけてあなたは責任をとれますか?

例え、傷つける気持ちがなかったとしても、葬儀の場で言うことではありません。

 

③重ね言葉

 

重ね言葉とは、「重ね重ね」「ますます」「度々」「くれぐれも」といった言葉のことです。

不幸が続くイメージがあるので避けましょう。

また、「続く」「追って」「繰り返す」なども同様の理由で使ってはいけません。

 

④直接的な言葉

 

これまでに書いてきたことをまとめると、これです。

普段はストレートにものを言うことがいい場合もあります。

しかし、葬儀の場です。親族の気持ちを思いやってストレートな表現は避けましょう。

 

③や④の言い換えに使用できる言葉

 

「死去、亡くなる」→「退去、永眠」

「生存」→「ご生前、お元気な頃」

「くれぐれも」→「どうぞ」

「度々、重ね重ね」→「何度も」

 

などがありますので、参考にしてみてください。

 

 

最後に

 

お葬式

 

ここまで「お悔み」の使い方や軽くではありますがお葬式でのマナーを紹介してきました。

ただ、人が関わるものですので、全てマニュアル通りにはいきません。

必要があれば「大丈夫?」と言ってあげたらいいですし、それによって前を向ける人もいるかと思います。

 

ここで紹介したのは基本的な「お悔み」の気持ちの伝え方です。

そのため、これを無下にするのはいけませんが、何よりも親族の方や故人を思いやる気持ちが大切です。

縁起のいい話ではありませんが、もし葬儀に参列することがありましたら、ここに書いていることを参考にしてみてください。


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