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ゆとり世代とは?ゆとり世代の定義やイメージ、さとり世代に関しても解説
 
                    具体的にゆとり世代とは何歳ごろの人たちを指すのか?
ゆとり世代の特徴やあまり注目されない良い部分。ゆとり世代誕生の背景とは。〇〇世代は他にもあるのか?
本記事ではゆとり世代の基本的な定義を確認していきましょう。
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「ゆとり世代」と呼ばれる人も、職場の「ゆとり世代」に困っているかもしれない大人の方も、具体的な「ゆとり世代」の定義はご存知でしょうか。
本記事では、代表的な「ゆとり世代」の特徴から「ゆとり世代」以外の「さとり世代」についてもご紹介します。
1. ゆとり世代とは
ゆとり世代とは、ゆとり教育を受けた世代のことです。
ただ、ゆとり世代の定義については諸説はあるものの、明確ではありません。
一般的には、ゆとり教育の期間中に学校教育を受けた1987年4月2日生まれ~2004年4月1日生まれ(1987年度~2003年度生まれ、現在13歳~30歳)がゆとり世代ということになります。
意外と幅広い世代がゆとりと呼ばれていることがわかりますね。
時代と共に教育制度も変わってきているので、現在の小学生は対象外ということになります。
「ゆとり世代」と言われる機会が多いのは、いわゆる若者と呼ばれる人たち。
具体的にそのような「ゆとり世代」の特徴とは、一体どのようなものなのでしょうか。
2. 「ゆとり世代」の特徴と背景
  
「ゆとり世代」の特徴
「ゆとり世代」というとネガティブな印象を持つ方が多いと思いますが、そもそもどうしてネガティブに聞こえるのでしょうか。
そこにはビジネスの場面で「ゆとり世代」がもたれる下記のようなイメージが起因しています。
- 指示されたことしかしない
- 積極的に電話を取らない
- メールやラインめ欠勤連絡をする
- ストレス耐性が低い
- 飲み会よりもプライベート優先
世代に限らず、悪いことと思わず実際にしてしまっていることもあるかもしれません。
しかし、ビジネスの現場において、上司にしてみれば積極的でない=やる気がないと思われている可能性もあります。
もちろん、「ゆとり世代」に当てはまる人すべてがこのような特徴に当てはまるわけではありません。
あくまで一般論として上がるようなゆとり世代のイメージです。
ところで、なぜこのようなでゆとりと呼ばれる世代が生まれたのでしょうか。
「ゆとり世代」誕生の背景
2002年度から2010年度まで行われていたゆとり教育による学力や競争意識の低下によって、ゆとり世代は先代と比較して劣っているようなイメージが付くように一部なってしまいました。
「ゆとり教育」とは、子供たちが主体的に学ぶ力を養うことを目指して、無理のない学習環境下におく教育のことです。
具体的な施作としては、授業時間がそれ以前の世代の人たちと比べて減りました。
その結果、比例して学力も低下してしまったということになります。
また、詰め込み教育からゆとり教育に移行する中で、「人と比べることをやめよう」「成績の順位を貼り出すことをやめよう」という動きもありました。
そのため、ゆとり世代にはナンバーワンよりオンリーワン志向が色濃くなり、競争意識の低下に繋がることとなります。
個人主義的な側面が強くなったと考えられますね。
このように書くと、「ゆとり世代」でない人たちは人と比べてばかりだと思われるかもしれませが、決してそうではありません。
どの時代も、人と比べることで成長する人もいれば、マイペースな人もいます。
それを、ゆとり教育という形で行われたというだけの話です。
したがって、「ゆとり世代」そのものが悪いというわけではありません。
ITの普及によるコミュニケーションの変化
ゆとり世代が学生のころからITが急激な普及を遂げ、インターネットやケータイ、SNSなどのコミュニケーションツールが日常生活の大部分を占めるようになりました。
友達同士で直接話すこともあれば、SNSで会話することも多いですよね。
また、会ったことないけれど、SNSでは知り合いという人がいるということも今では珍しいことではありません。
コミュニケーションがインターネットよりになることによって、直接会って話す対人のコミュニケーション力が低下したと言われることもあります。
しかし、これは今の小学生、つまり脱ゆとり世代も同じと考えられます。
色々と言われることの多いゆとり世代ですが、決してネガティブな側面だけではありません。
先述した特徴が上の世代には革新的であるため良いと捉えられることもあります。
次項では、現代に必要とされる「ゆとり世代」の特徴をお話ししていきます。
3. 必要とされる「ゆとり世代」
  
「ゆとり教育」は失敗だったと思われる方もいるかもしれませんが、それによって今までとは考え方の異なる人が社会に進出していきました。
それは、異端と思われることもあれば、革新的と捉えることもできるということです。
では、「ゆとり世代」のどのようなところが革新的で、今の社会を変える要因となり得るのでしょうか。
①「残業=仕事熱心」日本の悪しく習慣に異を唱える「ゆとり世代」
特徴のところでも書きましたが、ゆとり世代はプライベート重視な人もいます。
そのため、効率的に働いて家に帰ることを大事にする人もいることでしょう。
残業しないで早めに帰宅したり、参加したくはない飲み会に出なかったり、必要のないことはしない人がいます。
中にはそれが悪い、常識がなってないと言う人がいるかもしれませんが、個々の働き方を見直すきっかけにもなっています。
②自然体でなんだかんだ憎めない
ゆとり世代に関心のある方なら、心当たりがある人もいるのではないでしょうか。
ちょっと常識から外れてるけど、素直で面白い人が中にはいます。
あまりいいイメージを持たれていない「ゆとり世代」ですが、それは年長者が色眼鏡で見ているからということもあるかもしれません。
効率を重視し、物怖じしない姿勢はこれからの日本を推進していく上で必要なことでもありますよね。
4. さとり世代
  
ここまで、「ゆとり世代」についてお話ししていましたが、「さとり世代」という言葉はご存知でしょうか。
○○世代と言われて真っ先に思い浮かべるのは、「ゆとり」と「さとり」という方も多いと思います。
そのため、最後に「さとり世代」についてお話ししようと思います。
さとり世代とは
堅実で高望みしない、現代の若者気質を表す言葉で、インターネットの掲示板2ちゃんねるで生まれました。
1987年~2004年生まれの人(現在13歳~30歳)を指し、ゆとりとも世代が被ります。
さとり世代の特徴
①欲がない
恋愛に関して草食系と言われるのは、この世代のことを指します。
他にも、ブランド物や車などを欲しがらないとも言われます。
②堅実志向
高望みや浪費をせず、仕事においても安定を選ぶ傾向にあります。
ゆとり世代とさとり世代の違い
両者の年代が被っているということもあり、明確な違いはありません。
しかし、ゆとり世代はネガティブな意味で使われることが多い反面、さとり世代はネガティブには使われていない印象があります。
ネガティブというよりは、単純に世代の特徴として捉えている人が多いのではないかと思います。
最後に
ここまで、若者に対して使われやすい2つの言葉である「ゆとり世代」と「さとり世代」についてお話しさせていただきました。
ゆとり世代でも頑張って結果を残している人はたくさんいますし、まだ結果は出せてないけどデッカイ夢を持っている人もたくさんいます。
こういう発言が「ゆとり」と言われる原因なのかもしれませんが、どの時代も世代を特徴で一括りにまとめることはできません。
したがって、本記事に記載させていただいたことはあくまで参考として、年長者の方たちは若者たちの内面を丁寧に見てあげてほしいですし、若者は年長者と上手く付き合っていってほしいと思います。
 
         
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                 
                 
                 
                 
                 
                 
                 
                 
                 
                 
                 
                 
                 
                 
                