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はじめに、シェアハウスがどんな場所なのかみてみましょう。
シェアハウスは、複数人が同じ建物内で共に生活を送る形態です。
極端に言うと「1軒家のなかで数人が共同生活を送っている」イメージです。
トイレやお風呂、リビングなど共用スペースが多いのも特徴です。
また、寝るスペースについては複数人が同じ部屋で寝る「ドミトリー」タイプと、1人ずつに部屋が分け与えられている「個室」タイプの2種類があります。
シェアハウスによっては、1つの建物内にドミトリータイプと個室タイプが混同されている物件もあるので、状況に応じて選ぶと良いでしょう。
住人同士のコミュニケーションが活発なシェアハウスだと、イベントが開催されるケースも。
「バーベキューパーティー」、「映画観賞会」、「ゲーム大会」などさまざまです。
普段話さない人との交流を図るチャンスなので、積極的に参加すると良いかもしれませんね。
シェアハウスに住むと、たくさんのメリットがあります。
実際、どんな内容があるか見てみましょう。
一人暮らしの賃貸と比べ、シェアハウスだと「初期費用」・「家賃」が安く設定されていることが多いです(同じ地域で比較した場合)。
初期費用が3万円前後というケースもありますし、水道光熱費についても毎月一定額を支払えば「電気・水道・ガス」が使い放題となっている物件もあります(注)。
(注)上限使用量が設定されていたり、使用量に応じて請求金額が決まるケースもあります。
ほとんどのシェアハウスには「冷蔵庫、洗濯機、ベッド」など、生活必需品が備わっているので、身軽な状態で引っ越せます(筆者も段ボール2箱分の荷物を送っただけでした)。
荷物が多くて捨てるのも億劫だと感じた人は「出張買取」を利用してみてください。
買取可能な製品を、トラックで回収してもらえるため便利です。
ただし、引っ越しシーズンなどは1カ月以上予約待ちになっていることもあるので、余裕を持って予約しましょう。
シェアハウスには、いろいろな人が住んでいるので話し相手や友達などもつくりやすいです。
共通点が多い住人(出身地、職業、年齢、境遇など)と出会えると、会話が盛り上がり距離を縮めるチャンス!
職場の付き合いとは、また違った感じが味わえるでしょう。
シェアハウスの住人同士で結婚したカップルもいるので、出会いの場が欲しい人にも良いかもしれませんね。
物件によっては、外国人の方が住んでいるケースもあります(筆者が住んでいたシェアハウスには、フランス・アメリカ出身の方が住んでいました)。
英会話する機会が増えればスキルアップにつながるでしょう。
また、物件によってはシェアハウス内で英会話教室を開催している外国人の方もいるので、興味がある方は参加してみるのも一つの手です。
共同生活を送る場所なので、人へ気配りするココロを身に着けるチャンスもあります。
「共用部を散らかさない」、「電話で話すときに大声を出さない」、「人とすれ違ったら挨拶をする」など、自然と周囲のことを考えられるようになるはず。
これらのマナーは、職場やプライベートなど、いろいろな場所で役立つので心がけてみてください。
メリットがある一方でデメリットがあるのも事実です。
この章では、シェアハウスのデメリットを詳しく見てみたいと思います。
ドミトリータイプの部屋だと一人になれる時間がほとんどありません。
そのため、他人にプライベートの行動を見られる確率も増えます。
複数人で生活を送っているため、トラブルが発生するケースがあります。
想定されるトラブルは下記の通りです。
私物がなくなることは比較的多いトラブル内容です。
例えば、冷蔵庫の中に入れていた「食料、調味料、飲料」。風呂場に置いていた「石けん、シャンプー、コンディショナー」。部屋の中に置いてあった「財布、雑貨」がなくなるといった形です。
私物をなくさないためには、「自分の持ち物に名前や印を付けておく」、「貴重品などは金庫類に保存する」、「実家や私書箱に保存する」ことを意識するようにしましょう。
住人のいびきが気になって眠れないケースもあります。
ドミトリータイプの部屋だと、同じ部屋の中に複数の人が寝ているので、いびきの音が気になる可能性は高いです。
ただ、個室タイプで寝ても物件によっては壁が薄く、隣人のいびきが聞こえる場合もあります。
いびきが気にならない状況をつくるには、「いびきが聞こえる前に寝る」、「耳栓を使う」、「イヤホンやヘッドホンで音楽を聴きながら寝る」などの工夫をすると、気になることも減るでしょう。
日中に働いている人が多い状況だと、朝を中心にシャワーやトイレが混雑するケースもあります。
とくにシャワーの場合は、2人・3人と連続で利用するケースもあるため、30分以上待たなければならない恐れも…。
対策法としては、「就寝前にシャワーを浴びておく」、「起きる時間を早めてシャワーを浴びる」、「他の住人の方に、前もってシャワーを浴びる時間を伝えておく」などがあります。
お金が少しかかっても良いのであれば、出勤前に銭湯へ行くのも一つの手です。
シェアハウスによっては、ルールが細かく設定されているケースもあります。
主な内容は下記の通りです。
ゴミ捨て当番は曜日によって決めるのが一般的です。
「月曜日は〇〇さん、水曜日は△△さん、金曜日は××さん」という形で組むケースが多いでしょう。
共用部の掃除が当番制になっていることもあります。
具体的な場所は「玄関、リビング、風呂場、洗面所、トイレ」などです。
物件によっては、掃除の仕方が細かく決まっているケースもあるので気を付けてください。
ただ、業者がゴミ捨てや掃除をするシェアハウスだと、当番制を採用していない物件が多いです。
現在では、シェアハウスの入居を募集している会社も増えました。
読者のなかには、どのサイトを見れば迷う方もいるでしょう。
そこで、この章からは「東京都」・「大阪府」のシェアハウスに住む予定がある人向けに、おすすめのサイトを紹介します。
オークハウスはシェアハウスを展開する会社としては、先駆け的存在といっても良いでしょう。
会社の設立は「平成10年」なので業界でも歴史がある会社です。
物件数も250件強と扱っている数も多いです。
現在は、東京都の他に埼玉県、神奈川県、千葉県、京都府の物件を取り扱っています。
また、オークメンバーへ登録すると「PAO」と呼ばれるポイントを貯めることができます(ブログへの投稿などで貯まります)。ポイントが貯まると、家賃の値引きなどに利用可能です。
さらに、オークハウスではシェアハウス以外に、「ソーシャルアパートメント」、「アパートメント」の物件も取り扱っているので、ライフスタイルに合わせて住居を選べます。
ひつじ不動産は、平成19年に設立された「ひつじインキュベーション・スクエア」が運営しているサイトです。
全国各地のおすすめシェアハウスが載っており、自社物件を紹介しているサイトではありません。
しかし、東京の物件が頻繁に更新されているので紹介させていただきました。
また、紹介されている物件は内部画像だけではなく、物件近くの街並み画像も載っているため詳細情報を知ることもできます(一部例外アリ)。
入居者のインタビュー記事も閲覧できるので参考にしてみると良いでしょう。
クロスハウスは平成19年に設立された会社で、東京都の物件を中心に紹介しているサイトで、女性専用の物件が比較的多いのが特徴です。
アクセス良好の物件もあるので、興味がある方は調べてみてください。
ゲストハウス大阪は、1991年に創業した会社です。
大阪周辺で5つのシェアハウス等を運営しており、大勢の外国人の方が入居している物件もあります。
日頃の会話で英会話スキルを上げたい人におすすめしたいです。
エントランスジャパンは、平成22年に創立した会社が運用しているサイトです。
大阪の他に神戸・京都のシェアハウス物件が載っています。
郊外の物件もあるため、都心部から離れた場所に住みたい人にもピッタリでしょう。
最後の章では、シェアハウスで快適な生活を送るためのコツを紹介します。
これから紹介する内容を参考にして、ぜひ快適なライフスタイルを送ってみてください。
シェアハウスによって、住んでいる人たちは全く違うので住む前に確認しましょう。
「外国人の方が多く住んでいる」ケースもあれば、「夜勤の方が多く住んでいる」ケースもあります。
住んでいる人によって、コミュニケーションのとりやすさや居心地の良し悪しが決まるといっても過言ではありません。
入居後に後悔しないためにも、不動産会社からどんな人が住んでいるか聞きましょう。
ただ、物件によっては質問しても濁されるケースがあります。
その場合は、業者側が何か隠している可能性もあるので慎重になった方が良いでしょう。
大人数が住んでいるシェアハウスだと、いろいろな価値観の人が集まっているので意見のぶつかり合いが起こる確率も高くなります。
トラブルが起きる確率を少しでも下げるには、少人数制のシェアハウスへ引っ越すことをおすすめします。
その反面、少人数制の物件へ引っ越すとシェアハウス内での人脈は増えづらいです。
自身にとって、どちらが良いか考えた上で引っ越すと良いでしょう。
部屋を選ぶときは、ドミトリータイプではなく個室タイプを選ぶことをおすすめします。
確かに、ドミトリータイプの部屋は個室タイプと比べ家賃は安いですが、さきほど話したように「私物がなくなる」などのトラブルに巻き込まれる可能性も高いです。
しかし、個室タイプであれば私物をとられる確率が減るだけではなく、プライベート空間の確保もできます。
自宅でストレスを溜めないためにも、個室での生活をおすすめします。
シェアハウスのルールを確認するのも重要です。
ほとんどルールがない物件もあれば、細かくルールが設定されている物件もあるため、自身の性格に合わせて選択するのが大事です。
ルールがない物件だと気を遣わなくて良い反面、シェアハウス内の秩序が乱れている場合もあります。
逆にルールが細かい物件だとシェアハウス内の秩序が整っている分、ルールを守るのが面倒だと感じるケースも…。
自身の性格に合わせて、どちらが良いか選ぶと良いでしょう。
住んでいる人たちの割合やイベントの有無、ルールなどシェアハウスによって異なるので、引っ越す前には、物件の詳細情報を確認することをおすすめします。
都心部や街中を中心に、シェアハウスは増えているため、インターネットで検索するとたくさんの物件が出てきます。
ただ、不動産会社によって初期費用や家賃は異なるので、いくつかの物件を比較したうえで申し込みましょう。
シェアハウス内で、いろいろな人と話すことで人生に役立つかもしれません。
共同生活なので大変だと思う人もいるかもしれませんが、コミュニケーション能力を身に着けることも可能です。
ぜひ、興味がある方は自身に合ったシェアハウスを探してみてはいかがでしょうか。
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