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ビジネスシーンの文書の締めのフレーズとして活躍する言葉「ご健勝」
まずは「ご健勝」という言葉の意味について見ていきましょう。
「ご健勝」は「ごけんしょう」と読みます。
単体で使うことはなく、必ず続く言葉が存在します。
「ご健勝」に使われている漢字をみると、どのような意味を持つかが見えてきます。
健康の「健」と勝負の「勝」で「ご健勝」
ここで使われている「勝」の文字には、勝負事の勝敗を意味する「かつ」だけではなく「まさる」や「すぐれる」という意味を持っています。
そして「健」は、「ケン」または「すこやか」と読みます。
この「すこやか」という言葉には「体が丈夫である」のような意味が含まれています。
この二つの漢字を合わせることで、「体が丈夫で優れている」「健康である」のような意味合いを持ちます。
そして頭に「ご(御)」をつけることで丁寧な表現とし、丁寧語・敬語として扱われるようになりました。
もう少しわかりやすく説明すると、相手の方にずっと元気で、健康でいてくださいねと伝えるメッセージとなります。
「健康に気を付けてください」のような相手をねぎらうメッセージとしての意味も持っています。
「ご健勝」というフレーズはとても使い勝手の良い便利なフレーズです。
ビジネスシーンの文書に使われる「前文」や「末文」両方で使うことができます。
文書だけでなく、人前でおこなう挨拶やスピーチの締めの言葉としても使えます。
相手の健康を気遣う、願うという意味を持つことから、相手の年齢や身分・地位などを気にせず使うことができます。
目上の方に使っても目下の人に使っても問題ないフレーズは、大活躍してくれますので覚えておいて損はありません。
大変便利なフレーズですが、使用する際に注意すべき点もあります。
それは、あくまでも個人同士のやり取りであることです。
会社あての文書やスピーチ・挨拶に「ご健勝」を使うことはありません。
ちなみに、個人あてではなく会社あてに同じ意味を用いたい場合は「ご清栄(せいえい)」を使用します。
「ご健勝」に限りなく近い意味を持つのは「ご清祥(ごせいしょう)」ですが、こちらも個人での使用が望ましいです。
「ご清祥」は相手の健康や幸せを指す意味をもち、「ご清栄」は健康と繁栄の両方の意味を持っています。
そのため、企業に使うのであれば「ご清栄」がピッタリです。
「ご清栄」は個人にも使用することができますので「ご健勝」とセットで覚えておいて、シーンに応じて使い分けるのも良いでしょう。
それでは実際に「ご健勝」というフレーズを用いた例文をご紹介しましょう。
同じ「ご健勝」を使うにしても、使うタイミングやシーンによって続く言葉などが異なります。
メールや書面など、文書の締めの挨拶で使用したい場合は以下のようにしましょう。
「皆様のご健勝とご活躍をお祈り申し上げます」
「皆様のご健勝をお祈り申し上げます」
ポイントは続く言葉が「お祈り申し上げます」という言葉になることです。
文書の末文として「ご健勝」のフレーズを使用するのであればこれを定型文として覚えておくことをおすすめします。
「ご健勝」と言う言葉をさらに丁寧にする、あなたの健康を願っていますという思いを強調できるようになります。
こちらもメールや文書での使用を前提とし、冒頭(文頭)で使用する場合の例文です。
「皆様におかれましては、ますますご健勝のこととお慶び申し上げます」
この「皆様」を相手のお名前に変更することも可能です。
さらにその前に時候の挨拶が入れば尚のこと良いでしょう。
最初の部分を「皆様」にするのか、相手のお名前にするかは、状況に応じて使い分けてください。
末文と同じく続く言葉があり、この場合は「お慶び」がセットとなります。
「お慶び」と続けることで、冒頭(文頭)の挨拶文としての定型となります。
何かの挨拶やスピーチの際にも「ご健勝」というフレーズは便利に使えます。
この場合も先にご紹介しているとおり、文頭でも文末でもどちらでも臨機応変に使い分けることが可能です。
「ますますのご健勝とご活躍をお祈りし、お祝いの言葉とさせていただきます」
実際に使用される場合は「ますます」の前に相手の方のお名前を入れるようにしましょう。
スピーチや挨拶をされる環境によっては、「皆様」に変更することも可能です。
良く見かける言葉に「ご多幸」というフレーズがあります。
「ご健勝」と近しい使い方をするため、間違えやすい言葉として有名です。
「ご多幸」は「ごたこう」と読みます。
「ご健勝」と同じで、使われている漢字が意味そのものを強くあらわしています。
幸が多い。
つまり、幸せがたくさんあることを指しているのが「ご多幸」です。
相手の幸せを願う意味を込めて、メールや手紙のような文書の末文に、スピーチや挨拶の場合は締めくくりに広く使われています。
「ご健勝」と同じく、相手の身分や立場、目上や目下のような関係性を気にせず使用することができます。
「皆様のご多幸を祈り、本年もご愛顧のほどお願い申し上げます」
「○○様のご多幸とご一同様のご繁栄を心からお祈り申しあげます」
一説では目上の方への使用はあまり望ましくないと考えられる節もありますが、相手の幸せを願う言葉のため、目上の方への使用も問題ありません。
もし気になるようであれば、例文のように続く言葉をできるだけ丁寧に変化させるとよいでしょう。
この二つは重ねて使用することが可能です。
「皆様のご健勝とご多幸をお祈り申し上げます」
このように使用することで、相手に対する気持ちをふんだんに表すことができます。
「お祈りします」と続けても構いませんが、やはり「申し上げます」で覚えておくほうがオールマイティに使用できます。
ここはとても重要なポイントですので抑えておきましょう。
その言葉を贈る相手がどのような状況であるかを確認してから「ご健勝」にするか「ご多幸」にするかをチョイスするのがベストです。
転勤や転職・退職される方には「ご多幸」よりも「ご健勝」を使用するほうがベターです。
また、この状況の場合は「ご健勝」と「ご多幸」を重ねづかいすることも控えましょう。
健康を願う・祈る意味がありますので、やはり「ご健勝」を使用するのがベストです。
迷ったら「ご健勝」を使用することをおすすめします。
ビジネスシーンの文書や口頭での挨拶に欠かせない万能選手、「ご健勝」という言葉についてご紹介しました。
意味を知ることで気持ちを込めた文書を書いたり、挨拶・スピーチを行うことができます。
ビジネスで使用する言葉は堅苦しい言葉が多いですが、「ご健勝」は使い勝手の良いフレーズですので、難しく考えず定型として使い方を覚えてみてくださいね。
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