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うるう年と聞いて一番に思い浮かぶのは、「2月29日」と「4年に一度」ということではないでしょうか。
そして、2月29日に生まれた人はいつお誕生日をお祝いしてもらえるのかな、という素朴な疑問も多くの人が気になるところかもしれませんね。
では、そんなややこしいうるう年はなぜ存在するのでしょうか。また、なぜ2月29日なのでしょうか。
疑問を解決する為に、うるう年についてまとめてみました。
そもそもうるう年とはなんでしょうか。
漢字では「閏年」と書きます。
読み方は、「じゅんねん」とも「うるうどし」とも読むことができます。
「閏」の意味を調べると、
閏(うるう、じゅん)とは、暦において一年の日数や月数が普段の年(平年)よりも多いこと、または一日の秒数が普段の日よりも多いことをいう。またはその余分な日・月・秒のこと。
暦と季節とのずれを調節するために入れられる。“うるう”という読みは、閏と潤を混同して“うるおう”という読みがなまったものだという。なお暦学理論上、閏週という考えもあり得るが、今日の暦法において採用しているものはない。
と、書かれています。「うるおう」が語源のようですね。
上記の意味を見ると、うるう年は「余分な日・月・秒のこと」とされています。
また「暦と季節とのズレを調整するために入れられる」とありますので、暦上で何かしらの調整が必要なことがわかります。
では、この調整とは、いったいなんのことなのでしょうか。詳しく見ていきましょう。
ウィキペディアを調べてみると、このように書かれています。
多くの太陽暦においては約4年に一度、余分な1日となる閏日が入れられる。多くの太陰太陽暦においては約3年に一度、1ヶ月を余分に入れてそれを閏月と称する。
暦と季節とのずれは、太陽年の長さがそれぞれの暦において基準としている期間の整数倍でないために起こるものである。太陽暦では1太陽年の長さが365日より約4分の1日長く、太陰暦では12朔望月より約11日長い。それによりこの少し長い分のずれが月日を重ねるうちに蓄積され、暦と季節が無関係なものになる。そこでこれを補正するために太陽暦では4年に一度、一年に1日を足すことにし、また月の朔望のみに頼る太陰暦ではなく、閏月を入れて暦を調整する太陰太陽暦が用いられた。太陽暦、太陰太陽暦ともに古来より何度か改暦が行われているが、どちらも閏の入れかた(置閏法)を改良するものであった(太陰太陽暦の場合は天体位置の計算法の改良もある)。
太陰暦でも閏日が入れられることがあるが、これは月齢と暦とのずれを補正するものである。このずれは、1朔望月が1日の整数倍でないために起こるもので、小の月(29日の月)を大の月(30日の月)に変更することで補正する。
閏日または閏月が入れられる年のことを閏年という。
なんだか難しそうですが、要するにこういうこと。
現在私たちが使用しているグレゴリオ暦では、太陽が地球を一周する日数を一年と定めています。
そして、一年は365日ですね。
でも、太陽が地球を一周するのは、厳密にいうと365日と約6時間。
ということは、365日のままだと毎年6時間ずつずれてきてしまうことになります。
毎年6時間ですから、4年で24時間。24時間は一日。
つまり、4年に一度、366日にすればずれずに済むので、うるう年を設けてずれを調整している、ということです。
もしずれたまま生活をしていると400年後には100日もずれてしまうので、知らぬ間に12月が夏だったりするわけですね。
昔は、3月が年の始まりで、2月が年の終わりでした。
その為、年の終わりに日数を調整したようですが、それにしても2月だけ明らかに日数が少ないのなら年間で調整しそうなものなのに、なぜ2月だけ極端に少ないのでしょうか。
実はこれには少し面白い話があります。
ユリウスという天文学者が一年は365日とし、偶数月は30日、奇数月は31日と定めました。
ただそうすると一年が366日になってしまいます。
その為年の終わりの2月で調整をし、2月を29日としました。
そして4年に一度だけ2月30日までとしたのです。
ここまではよかったのですが、その後皇帝となったアウグストゥスが、自分の生まれた8月が30日までしかないことを嫌がり、31日に増やしてしまったとか。
そうすると、またどこかで一日減らさなくてはならない為、また2月から一日引き28日に。
そして4年に一度を29日としたそうです。
いつの時代も、権力を自分の為に使うワガママな人がいるものですね。ややこしい。
うるう年は4年に一度と定められているとお話ししました。
4年に一度なのでオリンピックの年と覚えている方も多いのではないでしょうか。
実は、そうではない年もあるのです。詳しく見てみましょう。
現在私たちが使用している暦は、グレゴリオ暦とお話ししました。
このグレゴリオ暦では、2つのことが定められています。
ということで、2017年以降では2100年がスキップされ、2104年がうるう年となります。
うるう年に生まれた人は、4年に一度しか誕生日が来ないわけではありません。
厳密に言うと、2月28日の深夜0時を過ぎると一歳年をとります。
ただ、お誕生日はスキップされてしまいますので、出生届を2月28日、もしくは3月1日と記入して提出することも可能です。
天文学から、地球と太陽の関係に気づき、ずれを調整する為にうるう年を設けた先人は、とんでもなくすごいですよね。
私たちが日々過ごしている環境にはあまり変化はありませんが、このずれによって大きく影響を受けるのは、コンピューターシステムです。
自然の流れとは別に、人間が定めた暦があるからこそ、このずれを調整する必要があるということでもあり、天文、自然、人間の軸を擦り合わせながら生きる矛盾がまた面白いなと感じる一つがうるう年の存在ではないでしょうか。
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