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社内での働きを上司から認めてもらえると、正社員登用の可能性が広がる
「経理、会計、財務」と聞いたことがある人もいるでしょう。
3点ともお金と関連性がある業務ですが、業務内容は微妙に違います。
まず初めに、3つの違いについて説明します。
経理は、企業内で起こった取引実績の処理、記帳などを行う業務です。
例えば「取引先へお金を支払う」、「社員の交通費を処理する」、「確定申告をする」など、 お金 に関する社内取引のほとんどを行う部署だと思ってもらっても良いでしょう。
他部署から、支払処理についての質問をされる場合もあるので、企業全体のお金の流れを把握する必要があります。
「月末・月初」は決算処理で業務量が増えるため忙しいです。
会計は、お金の収支を管理するのがメインで経理業務の一部と考えてください。
主にお金の収支を管理します。
「売上原価、人件費、賃料、売上収益」など、勘定科目ごとに使われた金額を記帳します。
なお、記帳した内容は最終的に、経営陣や株主に報告されるので正確さが大事です。
財務の主な仕事内容は、経理でまとめられた取引実績を基に分析を行い、自社のお金をどういう風に使うか決める部署です。
「事業を拡大すべきか?」、「事業を縮小すべきか?」など、経営陣に対して助言する部署だと言っても良いでしょう。
すなわち、財務の判断によって会社の業績が良くなることもあれば悪くなることもあると言うことです。
多くの企業では、社長や副社長など経営陣が財務の責任者となっています。
ただ、企業によっては経理担当と財務担当が同一人物の場合もあるでしょう。
この章からは、経理の業務内容・仕事の流れについて見ていきましょう。
経理の業務は細かく分けると、何十種類、何百種類になることもあります。
そのなかでも、メインの業務をいくつか紹介します。
仕訳とは、日頃の取引実績を処理する業務です。
例えば「A社へ広告宣伝費と外注費を500円ずつ現金で支払った」という取引内容を処理する場合は、下記の仕訳になります。
(借方)広告宣伝費500円 (貸方)現金1000円
外注費 500円
借方とは、左側(広告宣伝費、外注費)を指し、貸方とは、右側(現金)のことを言います。
なお、勘定科目は「資産、負債、純資産、費用、収益」の5種類です。
借方に記帳をするパターンは、「資産・費用」が増加(発生)した場合と「負債、純資産、収益」が減少(消滅)したときです。
貸方に記帳するパターンは借方の逆です。
ただし、仕訳のパターンは企業の会計ルールに基づいて処理します。
簿記の勉強をしたからと言って、そのまま使えるわけではないので注意しましょう。
債権とは、取引先から回収予定のもの(売掛金、受取手形など)、債務とは、取引先へ支払うもの(買掛金、支払手形など)を指します。
これを管理するのも、経理の大きな仕事です。
雑になると、回収漏れや支払漏れが頻繁に発生します。
特に、支払漏れについては注意しなければなりません。
なぜならば、取引先からの信頼を失う可能性があるためです。
最悪の場合、大口の取引先を失うことも。
その結果、業績が悪化し自社の給与やボーナスが減ることもあるので要注意です。
決算処理は、取引実績(仕訳)の内容を財務諸表へまとめる業務で、経理業務のなかで重要だと言っても良いでしょう。
決算には主に「月次、四半期、半期、年度末」の4種類あります。
4種類全て処理する企業もあれば、そうではない企業も。
また、財務諸表は下記の3種類になります。
営業成績を示した表で、費用・収益のトータル金額をまとめたものです。(人件費や販売原価、売上など)
損益計算書で、黒字or赤字か分かります。
財政状況を示した表で、資産・負債・純資産のトータル金額をまとめたものです。(現金預金、借入金、株式準備金など)
貸借対照表で、企業の総資産額(総負債額)を把握できます。
ただ、貸借対照表を見る際に1つ注意点があります。
それは「資産>負債」だからと言って、財政状態が良いとは限らないということです。
極端な例を1つ紹介します。
例えば、資産の総額が1億円で負債が1000万円あるとします。
資産の内訳は、売掛金が「9999万円」現金預金が「1万円」で、負債の内訳は借入金「1000万円」です。
このように、現金預金が少ない企業は財政状態上で言うとまずい場合が多いです。
なぜならば、売掛金を回収する前に倒産する恐れがあるためです。
売掛金とは、取引先から回収予定がある金額を指します。
例えば取引先が倒産して、9999万円を回収できなければどうなるでしょうか?
資金がショートし、会社の運営ができなくなります。
また、売掛金の回収前に借入金1000万円を返金しなければならない場合どうなるでしょうか?
現金は1万円しかありません。
融資をしてもらえなければ、建物や車など資産の差し押さえが始まり、会社が倒産する可能性もあるのです。
企業のなかには「黒字倒産」と言って、赤字ではないのに現金預金を持っていないために、倒産するケースもあります。
経理の転職を考えている人だけではなく、経営者や自営業者を目指している人も覚えておきましょう。
キャッシュフロー計算書は、現金預金の収支について記載します。
分かりやすく言えば、現金預金が絡んでいる取引実績内容を記録する表です。
「期中の現金預金増加額-期中の現金預金増加額+期首の現金預金額残高」で「期末の現金預金額残高」を求めます。
これを実施すれば、現金預金の収支が分かるのでお金をどう使うべきか見当を立てやすくなります。
すなわち、黒字倒産を起こさないために重要なのです!
支払処理をするのも、経理の仕事です。
主に「給料、水道光熱費、賃料、取引先への支払」です。
さきほども話しましたが、支払遅延すると自社の信用を失う場合もあるので、支払漏れがあってはなりません。
なかには、支払遅延を起こしたり振込先を間違って入力する人もいるので、1つ1つ確認をして漏れがないようにしましょう。
自社従業員の経費精算(立替清算)も行います。
代表的なものは下記の通りです。
社員のなかには、お金に余裕がなく早く処理してほしいと思っている人もいます。
処理が遅れると、社内での信用を失う原因にもなるので、迅速な対応をすべきです。
ただ、あくまで企業のルールに従って処理するのが原則。
従業員のなかには「今日中に処理してほしい」と言ってくるケースもあります。
その場合は、勝手な判断をせず上司と相談をして決めましょう。
税金の申告処理も経理業務の一つです。
「所得税・法人税・消費税」などがあり、書類へ記入後税務署へ提出します。
間違った金額で税申告をすると、税務署から指摘を受け追徴課税がかかるケースも。
つまり、元々の納税額に上乗せされた金額を支払わなければならないのです。
税務署から目を付けられる原因になるので、正確な処理をしましょう。
この章からは、経理職に就くために必要なことを紹介します。
経理経験者の方も未経験者の方も必見です!
簿記の資格取得を目指すなら「日商簿記2級」が良いでしょう。
理由は、一般企業での会計処理向けにつくられた資格で転職後役立つからです。
一番最高の状態は「経理経験者+資格保有(日商簿記検定2級以上)」ですが、経理未経験者だからといって受からないわけではありません。
ただ、経理未経験の場合は経理の職歴がないので、資格なしは避けたいです。
資格を持っているだけで、採用担当者から「経理の知識はあるだろうな」と見てもらいやすくなり、合格確率も上がるでしょう。
履歴書や職務経歴書の志望動機欄を生かすのも重要です。
多くの企業では、面接を受験する前に書類審査があります。
すなわち、書類上でいかにアピールするかが大事です。
経理経験者/未経験者問わず、過去の職歴を辿って、志望動機をつくりましょう。
そこで、大事になるのは「経理で生かせる内容」が何なのかハッキリ主張することです。
特に、経理未経験者の方は「なぜ経理職を志望したか?」明確に示しましょう。
例えば、営業職1本だった人は、「営業利益率を分析も得意で、かつ数字に強いので経理職を希望した」という例文を。
看護師だった方は「多くの患者と接してきたため、コミュニケーション能力に長けており、他部署の人とやっていける」ことをアピールしてみてはどうでしょうか?
その結果、内定率も上がるはずです!
経理の転職では特に大事です。
お金を扱う業務なので、キッチリしている人を好みます。
だらしない人は、お金に関しても「だらしない」という印象を持たれ悪印象を与えやすいでしょう。
寝癖やフケが目立つのはもちろんのこと、服やズボンのシワや靴の汚れが少し付いているだけでマイナスになる場合も。
経理の仕事内容は、細かいチェックする業務も多いため、受験者のことも細かく見てしまう傾向があります。
そのため、面接室へ入る前に身だしなみをチェックするのは基本です!
外資系企業ともなると、海外との取引が多い場合も。
そこで必要となるのが英語です。
例えば、アメリカ支社で働く従業員から、英語で問い合わせが来ることもあります。
さらに、勘定科目などが全て英語になっている「英文会計」を取り入れている企業もあるでしょう。
一部企業では、経理希望者でも英語ができる人材しか採用しない場所も増えているので、英語の勉強をした方が良いです。
この章からは、正社員として働きたい人向けに、経理の平均年収とおすすめの転職サイトを紹介します。
ぜひ、参考にしてみてください!
転職エージェント大手の doda の調査によると、経理の平均年収は「514万円」です(2016年調査分)。
男性は「553万円」、女性は「426万円」と100万円以上差が付いています。
ただし、財務になると平均年収が「615万円」と100万円以上UPします。
「リクルートエージェント」は、求人数ナンバー1の転職サイトです。
現段階で「経理・財務・会計」に関する求人は3371件あります(2017年8月26日現在)。
東京・大阪だけではなく日本全国の求人を取り扱っています。
大手企業の求人もあるので、年収を上げるチャンス!
さらに、土日祝日も転職相談ができるので、忙しい人にも使いやすいサイトです。
ただし、経理経験者向けの求人が多いため、未経験者は別の求人サイトを使った方が良いでしょう。
「doda」もリクルートエージェントと同様に、求人数が多い転職サイトです。
現段階で「経理・財務・管理会計」に関する求人は1375件あります(2017年8月26日現在)。
リクルートエージェントと一緒に登録しておけば、たくさんの経理求人と出会えるかも!
また、転職が決まった後も企業との求人交渉も行ってくれるので、快適な会社員生活を送れるはず。
ただし、こちらのサイトも経理経験者向けの求人が多いので、未経験者には向いていないでしょう。
「リクナビNEXT」は、未経験者向けの経理求人を扱っています。
現段階で「財務・会計・経理」の求人が233件あります(2017年8月26日現在)。
地方の求人もそろっているので、東京や大阪へ出てこれない方にもピッタリです。
また、オファー制度によって企業側からお声がかかる場合もあります。
転職エージェント を使ったけど良い求人と巡り合えなかった方に、ぜひ使っていただきたいサイトです。
エンジャパンも、ここ数年で存在感を示してきた転職サイトです。
「経理、財務、会計、内部監査」に関する求人が「161件」あります(2017年8月26日現在)。
求人ごとに取材担当者の声が載っており、どのような人に向いている会社か一目で分かります。
そのため、自分と相性が良い会社を探しやすいでしょう。
大企業から中小企業の求人まで、幅広く取り扱っているので、あなたに合った求人がきっと見つかるはずです。
非正規雇用が増えているせいもあってか、正社員の経理求人に応募しても受からない方もいると思います。
そんな方は、派遣からスキルアップするのもアリです。
最後に、派遣から正社員を目指すメリットを紹介します。
派遣は、正社員求人と違い経理未経験者の求人も豊富です。
「経理アシスタント」としての求人も多く、仕訳や支払処理など簡単な業務内容で済む場合もあります。
周りに迷惑をかけたくないから、経理の初歩から覚えたいという人にピッタリなのです!
正社員求人だと、面接が複数回あるケースも多いですが、派遣の場合は面談が1回あるのみです。
派遣会社の担当者が同席するので、緊張感も多少和らぐでしょう。
さらに、企業へ持参する書類も派遣会社側で作成するため、準備する必要もありません。
早い場合は、その日のうちに採用が決まるので、短期間で求人を探したい人におすすめです。
派遣として働き続け、社内での頑張りが認められた場合は正社員登用の可能性も高くなります。
企業によっては外部へ正社員求人を出さず、派遣として優秀だった人のみ正社員として採用する場合も。
ただし、正社員登用枠がない企業もあります。
もし、正社員登用を狙っているのであれば、働く前に正社員登用された人数を派遣会社担当者に確認するのも一つの手です。
3つとも似たような意味ですが、それぞれ役割は違います。
特に、正社員求人の場合は面接で違いを聞かれることも。
私も面接官から質問されたことがあるので、チェックした方が良いでしょう。
未経験者向けの経理求人を掲載している場合もあります。
ただ、企業によっては「日商簿記〇級以上所持者のみ」と指定されるケースもあるので要注意です。
また、転職エージェントに載っている求人は、基本、経理経験者向けなので、未経験者に合った求人はほとんどないでしょう。
最近では、経理業務をアウトソーシングする企業も増えてきており、経理の非正規求人も多いです。
だからと言って、正社員求人が0というわけではありません。
内定を勝ち取る人もいるので、諦めずに転職活動を続けてみてはどうでしょうか?
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