本ページに掲載のリンク及びバナーには広告(PR)が含まれています。
ノマド(nomad)とは、もともとギリシャ語が語源で「遊牧民」を意味する言葉です。
「他者の管理を受けず、自分の裁量で場所を選んで自由に働く」というワークスタイルを指す言葉として、近頃は使われています。
また、ノマドはオフィスなどの固定で働く場所を持たないことから、「働く場所を自由に選択する」という意味でこの名が付きました。
ノマドワーキングする人たちを「ノマドワーカー」と呼ぶこともあります。
ノマドワーカーが増えてきているのはなぜなのでしょうか。
大きな理由は情報化が進みつつある社会とIT技術の発展です。
インターネットの普及によって、ありとあらゆる場所で働くことができるようになったことを機に、ノマドワーカー は2012年頃から普及しました。
パソコンやスマートフォンなどのデバイス、そしてインターネットが利用できる環境さえあれば、クラウドにアクセスして業務を遂行したり、誰かとプロジェクトや情報を共有することが可能になりました。
さらにチャットやテレビ電話などで意見交換や会議に参加もできるため、いつでもどこでも仕事ができる環境が簡単に見つけられるようになってきているのです。
また、近年は社会を巻き込んで進む「働き方改革」も影響しています。
企業に勤めて終身雇用が当たり前だった時代から、ワークライフバランスを見直したり、自分自身のやりたいことを仕事にしようと考える人が増えたのです。
よくノマドと混同して使ってしまいがちな言葉が「フリーランス」です。
似たような意味を持つ言葉ではありますが、実は正確には違いがあります。
「フリーランス」とは、「特定の組織(企業などの団体)に所属せず、自分の能力やスキルを使って仕事を請け負う働き方」を意味します。
ノマドワークと同様、働く時間や場所を自分で選んだ上で仕事ができるため、ノマドと同じ意味として使われがちです。
実はノマドの場合は、企業に属している・いないには関わらず「仕事をする場所が決まっていない」ワークスタイルのことを指します。
企業に所属していながらノマドワークをしている人もいます。
ノマドとはあくまでもワークスタイルを意味する言葉だということです。
ノマドワーカーの最大のメリットは、なんと言っても働く場所や時間を自分自身で自由に決められる点でしょう。
共働き家庭の場合は、ノマドワークしている方が幼稚園の送り迎えをしたり家事をこなすなど、プライベートな予定も組み込んだ上で仕事をすることができます。
また、働く場所が自由なので、自宅の最寄駅圏内から出ずとも仕事ができるのです。
満員の通勤電車に往復1時間揺られて…と言った通勤のストレスがないこともいいですね。
近頃はWi-fiが完備されているカフェや公共施設が増えてきていますので、居心地のいい場所を見つけて仕事をすることもできます。
「あの人、どうしても苦手なんだよな」という人が社内にいた場合でも、ノマドなら関係ありません。
基本的にノマドワーカーはオフィスに出勤しないので、苦手な人とも四六時中顔を合わせる必要はないのです。
2016年10月に人材会社エン・ジャパンが出したサイト利用者女性2,237名から回答を得た 「ストレス」に関するアンケート調査 において、女性の約7割が仕事でストレスを感じており、原因のトップは「人間関係(42%)」となっています。
ノマドワークであればネットや電話での必要最低限のコミュニケーションで済むため、こうしたストレスを減らせる働き方だと言えるでしょう。
オフィスに通勤するワークスタイルの場合、オフィスでのドレスコードが存在する会社も多いはず。
男性であれば冬用・夏用のスーツを着回せるように、何着か買ったりすれば費用もかかります。
会社に所属しているか・していないか、また所属先の会社にもよりますが、ノマドワーカーは基本的に仕事をするときの服装は自由な場合が多いです。
自分がリラックスできる服を着て仕事ができますし、高いスーツを何着も揃えなくても良いのはお財布にも嬉しいですね。
ノマドワーカーの場合、仕事に必要となるのは何と言ってもパソコンなどの機器と、それをインターネットに繋げるための環境です。
会社であれば支給されたパソコンにウィルス対策ソフトが入っており、ネットワークを管理してくれる技術部隊がいたりします。
しかし、ノマドの場合は自宅のネットワーク、もしくは自宅近くのカフェなどで利用できる無線LANを利用するため、自分でセキュリティ対策しないとの機密情報が漏洩する可能性もあります。
仕事をする時間や場所を選べるメリットの反面、自己管理が必要となるのがノマドワーキングです。
オフィスへ出勤が基本の会社では、始業と終業の時刻が定められていることが多いです。
また、業務量や内容に関しても部署単位などで管理されています。
ところが、ノマドワーカーはこれらの管理を自分で行わなければなりません。
自分で計画を立てて進めるのが好き・得意な人は良いかもしれませんが、できない人には苦しい働き方になってしまうかもしれません。
人間関係の煩わしさやストレスが少ない分、誰かと他愛のない雑談を交わしたりするような機会は大幅に減ります。
職種にもよりますが、基本的にはパソコンとネット環境があれば仕事ができるため、仕事上でも人との関わりが最小限になります。
上手に人とコミュニケーションする機会を作るように意識して働かないと「そういえば今日は誰とも話していないなあ」ということになってしまうかもしれません。
ノマドワーカーの代表格と言えるのが、ITエンジニアの職種の人たちです。
Webサイトの制作やSNSのシステムを作るWebエンジニア、iPhoneやAndroidのアプリを作るアプリエンジニア、土台であるサーバーを構築するサーバーサイドエンジニアなど、細分化すると様々な職種があります。
パソコンがあればできる仕事のため、ノマドワークしやすいのが特徴です。
ノマドワークしやすい分、IT業界は新しい技術や情報の移り変わりが非常に激しい業界です。
常に最新の情報や技術を自分自身で勉強し、時代のニーズに合わせて成長していく姿勢が求められます。
趣味や特技の延長線上として気軽に始められるのが、ライターやブロガーといった文章を書くことを仕事にする人たちです。
近年はクラウドソージングなどで簡単に仕事を請け負うことが可能になったため、文章力に自信がある方であれば簡単な記事執筆をして対価を得ることができます。
▼合わせて読みたい
・ 在宅ワークはどうやって見つける?人気のおすすめ在宅ワーク・バイトサービスの比較、一覧
・ 内職の探し方や受かるコツを解説!在宅で出来るおすすめの人気内職探しサービスの比較、一覧、紹介
あまり思い浮かばないかもしれませんが、ノマドワークしやすい仕事の1つに、専門的知識を活かして顧客の課題を解決するコンサルタントがあります。
ノマドワーカーとして仕事にするためにはかなりのスキルと知識が必要となりますが、うまくいけば高収入が狙える職業です。
基本的には自分の専門知識と問題解決力で仕事をするため、企業などでのコンサルタントを経て独立するという人も中にはいます。
顧客の求めるイラストを描いたり、製品のデザインをしたりするクリエィティブな仕事です。
イラストレーターやデザイナーもノマド向きな仕事です。
顧客のニーズさえ把握ができれば、自宅などで作業をしてメールやクラウド上で納品ができます。
顧客の求める写真や、自分自身が撮影したいものを撮って販売するカメラマン。
カメラマンの場合は写真を撮るために被写体を探さなければならないため、他職種のように自宅やカフェにいてずっと仕事をするという職種ではありません。
しかし、写真の販売などはWeb上でも行えるため、あちこち歩き回って撮影した写真のデータを販売することは手軽になっています。
ヒカキンさんなどをはじめとするYoutuberもノマドワークできる職業です。
近年、小学生のなりたい職業ランキングでも上位になるようになったYoutuber。
自分が撮りたい動画を撮って編集し、Youtubeにアップすればいいので自宅でも作業はできます。
ただ、こちらは実際に収益に繋がるまで、相当な労力と時間がかかるケースが大半です。
趣味程度からでもスタートできるため、始めるハードルそれ自体は低いと言えます。
作曲、作画、小説の執筆など、芸術家系の職業についてもノマドワークが可能です。
人によっては個人オフィスやアトリエを構えている人もいるようですが、いずれも自宅でやろうと思えばできる仕事でもあります。
こちらもYoutuber同様、仕事にするためには並々ならぬ努力と継続する根気が必要となります。
始めから本業でノマドワークすることが難しい人は、副業でノマドワークを試してみてはいかがでしょうか。
最後に、ノマドワークを手軽に始められるサービスをご紹介します。
国内最大級のクラウドソーシングサイトです。
ITエンジニア、デザイナー、ライターがよく利用するサイトであり、アプリ開発、バナー制作、Webサイト作成、Webデザイン、コピーライティング、コーディング、ロゴ作成、データ入力など幅広いジャンルの仕事が掲載されています。
未経験OKや経験不問の案件も載っているため、初めてクラウドソーシングに挑戦する人でも始めやすいです。
こちらもクラウドワークスと同様、国内最大級のクラウドソーシングサイトです。
ランサーズの特徴は、何といってもその案件の多さです。
特にデザイン制作、ライティング・ネーミング、システム開発・運用、Web制作・Webデザインの4カテゴリは依頼件数の多くなっています。
案件が多いということは、それだけ選択肢が増えるということなので、仕事を請け負う側からすると大きなメリットですね。
ただし、ランサーズの場合「制限付き」の案件も存在します。
高単価の案件などは「週3日以上勤務」「10時~20時までの間に連絡が取れる方」「1週間単位で納品できる方」など様々な制限がつきます。
仕事だから当然と言えば当然ですが、案件応募の際には案件の概要についてきちんと確認をし、自分の仕事のペースで完遂できそうかどうか、考えてから応募することをオススメします。
ココナラは上記2つの大手クラウドソーシングサイトとは少し異なった特徴を持つクラウドソーシングサイトです。
「みんなの得意を売り買い」をキャッチフレーズにサービスを展開しており、その名の通り自分の得意分野を自分が決めた値段で売り出すタイプのサービスになっています。
文章・キャッチコピー、SEO・Webマーケティング、IT・プログラミングなどの大手クラウドソーシングにも載っているようなカテゴリから、子育て・教育、暮らし・住まい、趣味・娯楽、旅行・お出かけ、グルメ・料理などのカテゴリの相談に載る仕事まで幅広く仕事を売り出せます。
自分の得意なことを仕事として売り出せるのは楽しそうですね。
ただ、必ずしも売り出した仕事を誰かに買ってもらえる(仕事をお願いされる)わけではないため、他のクラウドソーシングの比較しても圧倒的に収入が不安定と言えるでしょう。
文章を書く仕事を中心にやってみたいという方にオススメなのがサグーワークスです。
サグーワークスはライティングの案件を中心に取り扱いがあります。
単価が高いとは決して言えませんが、運営会社もWebメディアを運営しており、記事修正なども丁寧な対応をしてくれるため、ライティングを仕事にしたい人がスキルを磨いていくのには良い仕事かもしれません。
サグーワークスは仕事が完了すると、ポイントが貯まっていくシステムになっています。
それを自分が好きなタイミングで現金やAmazonギフト券、iTuneギフトなど自分の好きな通貨に交換することができます。
シュフティはその名の通り、主婦層や副業したい人をターゲットにしたクラウドソーシングサイトです。
掲載されている案件は事務作業やライティング、アシスタント業務などで、未経験でもやりやすい仕事が掲載されています。
クラウドソージングでは珍しく、案件によっては募集の締め切りがなく「常時募集」となっているものもあります。
ノマドの語源やどんなワークスタイルを指すのか、ノマドのメリットデメリット、またノマドワークしやすい職種や始めやすいクラウドソーシングサイトをご紹介しました。
いきなりノマドで本業をするのは難しい……という人は、ぜひ副業などからスタートしてみてはいかがでしょうか。
あなたの働き方改革の一歩目としてチャレンジしてみてください!
2020年08月18日 | FULL HOUSE運営メディアに「Google Map」の情報が追加されました |
2020年06月05日 | FULL HOUSE運営メディアに「キーワード検索」が実装されました |
2020年04月16日 | グルメメディア「はらへり」、"テイクアウトや宅配が利用できるお店の特集"と"コロナに苦しむ飲食店の応援キャンペーン"を開始 |
2020年02月03日 | 【祝】株式会社FULL HOUSEはお洒落なリノベ一軒家にオフィスを移転しました! |
2019年11月13日 | 株式会社FULL HOUSE、飲食費を支給する「グルメ手当」と美容費を支給する「コスメ手当」を導入 |
就活準備(119) |
自己分析(26) |
SPI(5) |
企業研究(28) |
業界研究(39) |
インターンシップ(11) |
セミナー(10) |
履歴書/職務経歴書(54) |
エントリーシート/ES(28) |
面接(52) |
人事/採用(82) |
資格(31) |
転職(79) |
起業/独立(16) |