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「ご愁傷様」の意味は二つある?場面に合わせた正しい使い方と類語集






取引先や友人、知り合いに不幸があったとき、どのような言葉をかければ良いのでしょうか。
な事柄であればあるほど、言葉の使い方に気をつけなければならない為、どんな言葉を選べばいいのか、これで本当に合っているのか、悩んでしまいますよね。

「ご愁傷様」という言葉は、人が亡くなった時に使うオーソドックスなフレーズ。
しかし、意味が二つある為、使う時に少し注意が必要です。

また「ご愁傷様」に代わる類語はあるのでしょうか。類語、例文も合わせてご紹介します。

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突如として「不幸がありました」と送られてきたメール、もしくは電話などに戸惑った経験はありませんか?

会社や取引先のお世話になった方、友人、知り合いなどにご不幸があり、その旨を知らせる連絡をもらったら、過去にそのような経験がなければ突然のことに戸惑うことは当然です。

 

しかも、「人が亡くなる」という、とてもセンシティブな出来事だからこそ、失礼があってなりませんから気も遣いますよね。

「ご愁傷様」という言葉を聞いたことがあるけれど、この言葉は本当に使ってもいいのか、なんとなく迷うのではないでしょうか。

 

それでは、そんな緊急事態に失礼のないように返事をするには、どのような言葉を使ったら良いのでしょうか。

また、「ご愁傷様」はこのまま使っていい言葉なのでしょうか。

今回は、「ご愁傷様」を含めた知り合いにご不幸があった際に使える言葉をご紹介します。

 

 

「ご愁傷様」の意味は?

 

crying

 

「ご愁傷様」は、「ごしゅうしょうさま」と読みます。

「御愁傷様」とも書きますね。

 

意味を調べると、以下のように書かれています。

 

1 相手を気の毒に思うさま。身内を失った人に対するお悔やみの語。「このたびはご愁傷様でございます」

2 1をもじって、気の毒に思う気持ちを、軽いからかいの意を含めていう語。「休日にも出勤とはご愁傷様」

(出典:デジタル大辞泉(小学館)

 

1でお悔やみの言葉として使えることが書かれていますね。

ですので、「御愁傷様」は正しい言葉として使えることがわかりました。

 

それでは、2の意味はいかがでしょうか。

軽いからかいの意味としても使われると書かれています。

 

「ご愁傷様」を使うことが、なんとなく躊躇される理由はこの意味が付随していることにあります。

本来の意味とは別に、友人間で軽く使われることがあるからこそ、本来の場面で使うことに少し違和感を感じてしまうのかもしれませんね。

では、「ご愁傷様」に代わる類語は、どんな言葉があるのでしょうか。

 

「ご愁傷様」の類語は?

 

asking

 

よく使われる類語は、以下のフレーズです。

 

「ご冥福をお祈り申し上げます」

「お悔やみ申し上げます」

「哀悼の意を表します」

 

ちなみに、「ご愁傷様」は「ご愁傷様です」もしくは「ご愁傷様でございます」と使います。

 

それぞれの意味と例文

 

類語ではありますが、それぞれ少しずつ意味が異なります。

それぞれのフレーズの意味を確認しておきましょう。

 

「ご冥福をお祈り申し上げます」

 

「ごめいふく」と読み、死後の幸せを祈っています、という意味です。

 

「お悔やみ申し上げます」

 

「おくやみ」と読み、文字通りの意味です。

「ご愁傷様」の代わりに使うことが多いです。

 

「哀悼の意を表します」

 

「あいとうのいをひょうします」と読み、死を悲しみ悼むこと。

※このフレーズだけは書き言葉ですので、使えるのは文章でのみです。

 

実際に使うときは、

「この度は、ご愁傷様でございます。心からお悔やみ申し上げます」

「この度は、ご愁傷様でございます。心からご冥福をお祈り申し上げます」

「突然のことで驚いております。心からお悔やみ申し上げます」

というように、組み合わせて使うことができます。

 

また、ご遺族は、突然のことで途方も無い悲しみの中お葬式の準備やおもてなしをしていますので、「私にできることがあればなんでもおっしゃってください」というように、実際は何もできなかったとしても一言添えると、言葉だけではなく心も通じるでしょう。

 

 

気をつけるべきポイント

 

notes

 

ここまで、知り合いにご不幸があった際に使うフレーズをご紹介してきました。

実はその他に、お葬式やお通夜に参列する際、使ってはいけない言葉というものがありますので覚えておきましょう。

 

「人が亡くなる」ということは、二度とない方が良い出来事です。

その為、「重ね言葉は使わない」ことが礼儀です。

それでは、重ね言葉とは、どのような言葉でしょうか。

 

重ね言葉とは

 

「重ね言葉」とは、言葉通り、重ねて使う言葉のことです。

以下、重ね言葉の一部をご紹介します。

 

「度々」(たびたび)

「重ね重ね」(かさねがさね)

「追々(おいおい)

「ますます」

「ぐれぐれも」

 

このような言葉は、「不幸が続く」イメージを持たれる為、絶対に使わないようにしましょう。

 

 

まとめ

 

「ご愁傷様」という言葉は、からかいの言葉でも使うことがあると紹介しましたが、本来は「人が亡くなる」というとてもセンシティブな出来事の為にある言葉ですので、からかいの言葉としては、あまり使わない方がいいかもしれませんね。

 

また、お葬式やお通夜での言葉は、先方のご家族の気持ちを汲み、使う言葉は適切であることはもちろん、参列した際には立ち居振る舞いにも失礼のないようにすること、そして一番大切なのはご遺族を心から気遣うことです。

突然のことに慌てないように、ぜひ事前の心の準備をしておきましょう。


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