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はじめに、世帯ごとの生活費平均額を見てみましょう。
今回は、 総務省統計局のデータ を参考に紹介させていただきます。
どの項目が平均額を上回っているか確認しながら読み進めてみてください。
平均消費支出合計額:158911円
~主な項目~
平均消費支出合計額:251440円
~主な項目~
平均消費支出合計額:286969円
~主な項目~
平均消費支出合計額:314599円
~主な項目~
平均消費支出合計額:335931円
~主な項目~
平均消費支出額と比べ、どこかオーバーしている項目はありませんでしたか?
生活費の金額が高いままだと、お金も貯まりづらいですよね。
それを長年した放置した結果、老後の生活が大変になるということも…。
年齢を積み重ねてもお金に余裕がある生活を送れるかどうかは、日頃から無駄な消費をしないことが大切です。
1つの手段として節約がありますが、中にはどのように節約をすれば良いか分からない方がいらっしゃるかもしれません。
そこで、この章では節約未経験者にも分かりやすく、各項目に分けて節約術をご紹介します。
消費期限が近いという理由で、割引になっている食材を購入すると節約へつながります。
スーパーによって割引時間帯は異なりますが、閉店2、3時間前から割引かれることが多いです。
また、料理を作るのが面倒だと感じるときは、お惣菜の割引品を使うのも一つの手です。
ちなみに、筆者が頻繁に通うスーパーのお惣菜は、閉店2時間前に半額、閉店1時間前に7割引となっています。
雨や大雪などお客様が少ない日だと割引開始時間が早まることもあるので、天気が悪い日を狙うのも一つの手です。
チラシ品を大量に購入する人もいるでしょう。
しかしチラシ品のなかには、普段の値段と変わらない食材がチラシに載っている場合も。
本当に安くなっているか見極めるには、頻繁にスーパーへ通うのが大切です。
普段の価格を知り、オトクに買い物をしましょう。
1週間分の食事を作り置きするのも節約するコツです。
食事を前もって用意すれば、食材を新たに購入することはほとんどありません。
例え「〇〇が食べたいから外出しよう」と思っても、「作り置きしてあるから買うのは辞めておこう」という気持ちになります。
外食をするときは、前もって予算を決めておくのが鉄則です。
予算を決めないと「もう一品頼んで良いか。」という気持ちが何度も出てしまい、無駄遣いへつながる恐れがあるからです。
どうしても、無駄遣いをしてしまう人は、食べ放題メニューがおすすめ。
食べ放題でお腹いっぱいになれば、追加で会計が発生する料理を頼まずに済み、無駄な出費を防げるはずです。
100円ショップだと、日用品がそろっているのでおすすめです。
なかには、100円ショップで買いそろえた商品を使ってDIYを楽しむ人も。
ただし、商品によっては100円ショップよりも安い値段で販売してあるケースもあるので気を付けましょう。
シャンプーやボディソープ、台所洗剤、洗濯洗剤に至っては、詰替え用を購入した方が安いです。
場合によっては本体と詰替え用が同じ内容量なのに、倍以上値段が違うケースもあります。
もし、本体を持っていない人は「別のボトルを水洗いして使用する」、「100円ショップで空のボトルを購入する」方法を使うと良いでしょう。
一部の電気・ガス会社では、時間帯別料金プランを導入しています。
これは、時間によって電気・ガス料金が変わるシステムです。
例えば日中働きに出ている人は、「日中帯の使用料を高くする代わりに夜の使用料を安くする」プランを選ぶと、通常と比べ使用料が安くなる可能性は高いです。
また、電気・ガスの自由化によって、契約先を自由に選べる地域も増えています(一部地域除く)。
複数企業の料金を比較して、少しでも安くなりそうなプランを見つけましょう。
エアコンや冷蔵庫など旧式製品の場合は電気代がたくさん発生する場合も多いので、新型の家電製品を購入することをおすすめします。
例えば、冷蔵庫の年間消費電力量を見た場合、2002年度は年間消費電力量が600kw代~700kw代が主流でしたが、2012年では200代kwの冷蔵庫が主流となっています。
つまり、年間の電力量が3分の1に抑えられるということ(使用条件が同じ場合)。
家電製品は数年間使うケースが多いので、旧式の家電製品を使っている場合は買い替えた方が良いと言えるでしょう。
調理時間が長くなると、ガス代・電気代が多くかかるケースもあります。
調理機のガス・電気、台所の電気が最たる例でしょう。
それを短縮するには、圧力鍋の使用がおすすめです!
圧力鍋の特徴は、高温、高圧の状況をつくり短時間で調理が済むこと。
調理時間が半分以上短縮される場合もあります。
ただし、圧力鍋で調理すると味が落ちる料理もあるので、使用方法には気を付けてください。
物件のなかには、敷金・礼金0と書いてある物件もあります。
初期費用が安いという理由で、ついつい飛びつきたくなりますよね。
しかし、必ずしもオトクとは限りません。
敷金・礼金を0にする代わりに「別の初期費用が発生」、「家賃に上乗せされている」ケースがあるからです。
例えば、同じマンションの部屋タイプで、2パターンの料金設定があると考えてください。
Aのタイプは毎月の家賃が5万円で、敷金・礼金1カ月。
Bのタイプは毎月の家賃が6万円、敷金・礼金が0です。
Aのタイプは年間費用が70万円です(家賃5万円×12カ月分+敷金5万円+礼金5万円)が、Bのタイプだと年間費用は72万円(家賃6万円×12カ月)です。
人によっては「2万円しか変わらないから影響が少ない」と思ってる人もいるでしょう。
ただ、忘れてはならないことがもう一つあります。
それは「退去時」です。
仮に部屋が汚れており負担しなければならない場合、Aの場合は敷金を5万円払っているので、「費用-5万円」ですが、Bの場合は敷金を支払っていないため、費用の全てを支払わなければなりません。
初期費用が安くても、結局高く付く場合もあるので気を付けましょう。
契約更新するときの更新料を確認することも大切です。
例えば、東京の場合2年おきに家賃の1カ月分を更新料として支払うケースが多いです。
ただ、更新料が家賃の2カ月になっている場合や、逆に更新料がかからないケースもあります。
家賃が高くなるほど更新料の額も上がることが多いので、長期的移住を考えている人は引っ越し前に更新料の確認をおすすめします。
閑散期を狙った方が良い理由は、賃貸契約をする人が減るからです。
繁忙期に部屋が埋まらなかった物件を持っているオーナーのなかには、「賃料を下げても良いから、空室を埋めたい」と思っている人もいるので、家賃交渉が成功する可能性が上がります。
また、閑散期だと引越しの需要が減るので、引っ越し代が安くなり転居費用を抑えられる可能性も高いです。
マイホームだと、数十年後に家賃を払わなくて良いから、マイホームに変えようと考えてる人もいるでしょう。
しかし、それが正しい選択とは限りません。
「修繕費・補修費」の負担をしなければなりませんし、固定資産税も発生します。
また、引っ越したいと思っても賃貸のように簡単に引っ越せるものではありません。
仮に、マイホームを売却することになったとしても、購入時と比べ低い価格になるケースが多いです(地方を中心に)。
現在の日本は空き物件が増えており、不動産の価値が上がりづらい状況となっています。
現実的な問題を考えた上で、マイホームの購入決断をすることをおすすめします。
生命保険は、常に新しい商品が登場しています。
そのため、今より安い費用で同じ保証を受けられる保険が見つかる場合も。
掛け捨てだと解約返戻金もない(例外もアリ)ので、気軽に解約できます。
保険の見直しを自分でするのは、専門的知識がないと難しいです。
そこでおすすめするのが「ファイナンシャルプランナー」への相談。
一言で言えば「お金の専門家」です。
いろいろな保険会社のプランを取り扱っているケースが多いので、あなたのライフスタイルに合った保険を紹介してくれます。
保険以外にも個人年金や貯蓄など、さまざまなお金の相談に乗ってもらえるのでコストパフォーマンスも高いです。
買い物をするとき、スーパーやデパートへ出掛ける人も多いと思います。
しかし、自宅から遠い場所への買い物は「電車代」、もしくは「ガソリン代」が発生する原因に。
そのような人は、インターネット注文の利用をおすすめします。
都市部を中心に宅配サービスを行うスーパーは増えていますので、買い物を行く時間も省けるので良いでしょう。
公共交通機関を利用し、一日中行動する人は一日乗車券の販売がないかもチェックしてください。
例えば東京であれば、東京メトロ24時間券(午前10時に使用した場合、翌日の午前10時まで使用可能)が600円、JR東日本の都区内パス(東京23区内のJRが始発から終電まで一日乗り放題)だと750円で販売しています。
地下鉄であれば、ほとんどの地域で一日乗車券を取り扱っています。
東京メトロの場合、最低運賃が170円なので4回以上乗ればプラスです。
また、一日乗車券によっては公共施設の割引サービスを行っている場合もあるので、ぜひ利用してみてください。
全線定期券は地下鉄で発売されていることが多いです。
始発から終点まで通勤している人は、全線定期券を購入した方が安いケースもあります。
例えば福岡市営地下鉄だと、「橋本駅」から「貝塚駅」までの通常定期(通勤)券を購入すると1カ月「13640円」です。
しかし、全線定期券だと「12340円」で利用できるのです!
ただ、通常定期券よりも全線定期券の方が高いケースも多いので気を付けてください。
場合によってはワイモバイル、WiMAXなど格安プランで携帯電話を使ってみてはいかがでしょうか。
安ければ、月々3000円前後で使用できます。
現在はwi-fiの環境も徐々に整っているので、通信データ量が少ない契約を結ぶのもアリでしょう。
携帯電話会社によってはインターネット回線を提供している企業もあります。
携帯電話+インターネット回線のダブルで契約を結べば、月々の支払額が減るケースもあります。
携帯電話・インターネットのプランを結ぶ前に、違約金の確認はしましょう。
例えば、携帯電話の契約だと2年ごとに契約更新月が設定されており、その月以外で解約をすると違約金が発生する「2年縛り」と呼ばれる制度があります。
また、インターネットの場合は、2年以上使用しないと違約金が発生するシステムを採用しているケースも。
これらを理解しないと、解約するときに余計なお金がかかるので注意しましょう。
人との付き合い方を見直すのは大事です。
「行きたくない飲みに行ったり」、「おごらされる回数が多い」人は、とくに意識していただきたいです。
無駄遣いだと感じた人は、付き合う回数を減らしたり、別の人との付き合いを増やして娯楽・交際費を調節しましょう。
安く楽しめる娯楽を見つけるのも大事です。
例えば「ボーリング投げ放題」、「カラオケ歌い放題(アルコールなし)」「YouTube」、「無料アプリゲーム」など世の中に溢れています。
とくに、筆者がおすすめしたいのは「カラオケ」です。
その理由は、都心だと難しいかもしれませんが、日中だと30分数十円で使用できる場所が多いからです(ドリンク代除く)。
なかには全く歌わず、仕事・勉強部屋として利用する人もいます。
繰り上げ返済とは、支払額を増やし返済完了日を早めることです。
例えば、月々5000円の返済で4年後に返済完了させようとしていたが、月々の返済額を1万円に増やし2年で返済完了させると言った形です。
一番のメリットは利息額が安く済むこと。
返済期間が短くなるほど、トータルの利息額を抑えられます。
債務整理とは、利息をカットすることを目的とした手続きです。
場合によっては、過払い金が返ってきて、返済額が減る場合があります。
基本的には、司法書士・弁護士事務所を使うのが一般的です。
ただ、消費者金融によっては債務整理を拒むケースもありますし、債務整理完了後でも、支払期限を一度過ぎただけで一括返済請求をされるケースもあります。
債務整理のメリット・デメリットを司法書士・弁護士に聞いて理解した上で実行するか考えてください。
節約をすると意気込んだものの、継続するのが辛いと感じる人もいるはず。
最後の章では、節約を続ける四か条を紹介します。
家計簿と言っても、難しいことをする必要はありません。
ただ、日々の支出額をメモして月末に合計額を出せば良いだけです。
家計簿の記録を付ければ、あなたが何にお金をたくさん使っているか一目瞭然。
最近では、簡単に記録できる家計簿アプリもあるので利用してみてはいかがでしょうか。
バーゲンという言葉で、お得感を感じます。
しかし、そのバーゲン品は本当に欲しいモノでしょうか?
安いからと言って買いすぎると無駄遣いに…。
また、食費の項目でもご紹介しましたが、バーゲン品の場合も値段が定価と変わらないケースもあります。
ぜひ、必要なモノを必要なときに購入することを心掛けていただきたいです。
スーパーのポイントを貯める目的で買い物をしてる人もいるでしょう。
しかし、商品によっては他店の方が安いケースもあります。
スーパーのポイントと言っても、100円~200円で1ポイントの場所が多いです。
例えば同じ商品なのに、ポイント制度があるA店では2000円、ポイント制度がないB店で1500円だとどうでしょうか?
ポイントのことを考えても、B店の方が圧倒的に安いです。
無駄遣いを減らすためにも、ポイント目的の買い物は控えることをおすすめします。
節約するときは目標額を設定すると、明確なゴールが見えるのでモチベーションが上がる人もいます。
ただ、節約しっぱなしだと息が詰まりそうになる場合も…。
そんな人は、目標節約額を達成したら自分へのご褒美をあげましょう。
例えば「有名洋菓子店のケーキを食べる」、「遠出をする」など、何でも良いです。
ただ、ご褒美にお金を使いすぎると今まで節約した分が水の泡になるので、支出額は考えてくださいね。
現在は賃金も上がりづらく、年金も不安視されている時代です。
資産を出来る限り多く残したい人は、ぜひ節約をしてみてはいかがでしょうか。
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