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これでマスター!「拝受」の意味と使い方






ビジネスの場面で使られる「拝受」。実際には使ったことのない人もいるのではないでしょうか。
お恥ずかしながら、筆者もこの記事を執筆するまでほとんど使ったことはありませんでした。

本記事では今まで「拝受」をほとんど使ったことがない方にもわかるよう、一から語義を解説し、実際に使えるように例文や注意点などもまとめました。
「受領」「拝見」など似ている言葉との違いや使い分けにも触れております。

本記事を読んで、「拝受」の使い方や用例、類義語との違いをしっかりをマスターしましょう!

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はじめに

 

言葉

 

こんにちは。今回は「拝受」についてです。

意味を知っていても、あまり使う機会は多いとは言えない言葉かもしれませんね。

本記事では、拝受の意味はもちろんのこと、使い方や注意点まで細かくまとめましたので、是非とも参考にしてみてください。

 

⑴「拝受」の意味、類語

 

「拝受」の意味

 

「受ける」の謙譲語です。

 

「拝」は拝んだり、お辞儀をするという意味なので、すでに「拝」には目上の方に敬意を払う謙譲の意味があります。

「受」は受けるという意味ですので、「受け取る」の謙譲表現です。

 

「拝受」+「する」⇒「拝受する」の形で使うことが多いです。

「拝受」+「する」の丁寧語の「です、ます」⇒「拝受いたします」にするとさらに畏まった表現になります。

 

「拝受」の類語

 

「受領」「頂戴」「受信」が「拝受」と言い換えられる言葉です。

言い換えですので敬語には変わりなく、いずれも畏まった使い方をします。

 

  • 先程、送っていただいた資料を受領いたしました。
  • お手紙を頂戴いたしました。
  • メールを受信いたしました。

 

「受領」には「重要なものを受け取る」という意味があります。

「受領いたしました」よりも畏まった表現が「拝受いたしました」です。

なお、「受信」はメールに対して使う言葉ですので、それぞれのシーンによって使い分けてください。

 

 

⑵「拝受」の例文

 

手紙

 

⑴でも書きましたが、「拝受」とは謙譲表現ですので、友人や家族には使いません。

まず、謙譲語とは自分をへりくだることで相手に敬意を示す表現です。

そのため、目上の人と接する機会の多いビジネスの現場で使うことが多いと思いますので、例文も固い文章になります。

 

「拝受」の例文

 

  1. ご連絡ありがとうございます。先程メールを拝受いたしました。
  2. 資料を拝受いたしました。お忙しい中お届けくださりありがとうございました。
  3. 会社案内を拝受いたしました。是非説明会に参加させていただきたいです。宜しくお願い致します。

 

 

⑶「拝受」の注意点

 

⑴と⑵で「拝受」を大まかには理解していただけたと思います。

しかし、謙譲語という敬語表現ですので、実際に使うには抵抗があることも出てくるのではないでしょうか。

ここでは、間違った使い方をしてしまわないように注意点を紹介していきます。

 

①誰に対して「拝受」を使うのか

 

謙譲表現はへりくだることで相手に敬意を示す言葉です。

したがって、自分の行為に対して使います。

「社長、拝受しておいてください。」「部長、拝受しましたか?」などは不適切です。

 

一方、相手の行為には尊敬語を使います。

「社長、お受け取りください。」「お受け取りになりましたか?」などが適切です。

 

②「拝受いたしました。」は二重敬語?

 

「いたす」が謙譲語なことからこのような意見が出てきます。

ただ、「拝受(謙譲語)」+「いたす(謙譲語)」ですので、二重敬語にならないという意見もあります。

広辞苑のような辞書には「拝受致しました。」という例文もありますので、基本的には「拝受致しました。」は間違いとは言い切れません。

 

 

③「拝見しました」との違い

 

同じ「拝む」という漢字があるため似た言葉だと思われそうですが、⑴の類語の中には入れませんでした。

それは、「拝見」があくまで「見ました」「読みました」という意味だからです。

書類やメールなどの「見る」ものについては「拝見いたしました」でも問題ありません。

しかし、何かを受け取る際には、「拝受いたしました。」「受領いたしました。」が適切なので、行為によって使い分けが必要です。

 

 

最後に

 

本

 

ここまで読んでいただいてありがとうございます。

拝受の言い換えはここで紹介しているだけで3種類と豊富ですし、シーンによって使い分けなければならない言葉です。

「拝受」を毎日のように使用することはあまりないと思いますが、いざというときのために使い方をしっかりと覚えておいてくださいね。


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