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「ご査収」の正しい意味と使い方。「ご査収」と「ご査証」の違いも






ビジネスシーンでよく目にする「ご査収」という言葉。
なんだか見たことはあるけど、自ら使おうと思うと使い方がよくわからない、というビジネスマンも多いかもしれません。

またビジネスシーンではあまり目にしませんが、類語に「ご査証」という言葉があり、混合している方も多いようです。

「ご査収」と「ご査証」正しい意味と使い方を理解し、ワンランク上のビジネスマンを目指しましょう。

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何気なく使っている「ご査収」、たまに目にする「ご査証」。

使い方はどちらも曖昧だという方も多いのではないでしょうか。

 

取引先から「ご査収くださいませ」とメールがくる場合も多いでしょうし、こちらから「ご査収くださいませ」とお送りすることもあると思います。

しかし、この「ご査収」と「ご査証」実は使い方を間違えると、先方様に多大なご迷惑をおかけするかもしれない大事な言葉なのです。

それでは、そんな大事な「ご査収」と「ご査証」は、どんな意味で、どんな使い方をするのか見ていきましょう。

 

 

「ご査収」の意味

 

Keybord

 

「ご査収」は、「ごさしゅう」と読みます。

辞書で意味を調べると、以下のように記載されています。

 

さ しゅう -しう [0] 【査収】

( 名 ) スル

金品・書類などを調べて受け取ること。 「御-ください」

http://www.weblio.jp/content/%E6%9F%BB%E5%8F%8E

 

「調べて受け取ること」ということ、つまり受け取った側は調べる必要があるということです。

添付資料付きで「ご査収くださいませ」とメールが送られてきたら、あなたは添付資料にきちんと目を通し間違いがないか、これで合っているか、確認しなくてはいけないということです。

そして、メールを返信する際には「こちらでお間違いありません」と伝える必要があります。

 

逆に、あなたが「ご査収くださいませ」と送る際は、必ず調べるものがある場合のみ「ご査収」という言葉が使えるということでもあります。

もし、ただ確認してほしいという意味であれば「ご確認ください」という言葉で充分な場合もあります。

 

「ご査証」との違いは?

 

「ご査収」の類語として「ご査証」という言葉があります。

「ご査収」は何となく聞いたことがあるけれど、「ご査証」はあまり聞いたことがないという方も多いかもしれません。

では、いったい「ご査証」とはどういう意味でしょうか。

 

「ご査証」の意味

 

さ しょう [0] 【査証】

( 名 ) スル

①調べて証明すること。

②ビザ(visa) に同じ。

http://www.weblio.jp/content/%E6%9F%BB%E8%A8%BC

 

「ご査証」の意味を「ご査収」と比べてみると、「ご査証」の方が重要度が高いことがわかります。

 

「ご査収」は、調べて受け取ること。

「ご査証」は、調べて証明すること。

 

「ご査証」は証明しなければならないので、先方に返事をする際にも具体的な結果が必要となります。

ビジネスシーンではほとんど使いませんので、「ご査証は使わない」と覚えておけば基本的には問題ないでしょう。

 

「ご査収」の使い方は?

 

pen

 

「ご査収」は調べて受け取ることなので、あなたがこの言葉を先方から受け取った場合は何か調べる資料があるはずです。

必ずそれを確認し、間違いがないかどうか調べた上で、問題がないことを先方にお伝えしましょう。

 

逆に、あなたが「ご査収」という言葉を使ってメールを送るときも、きちんと調べてほしい資料や案件がある場合に「ご査収」を使います。

特に調べる必要がなく、ただ確認だけしてほしい場合は「ご確認」という音葉を使う方が無難です。

 

「ご査収」の例文(シーン別)

 

ここまで、「ご査収」と「ご査証」の意味の違いを見てきました。

「ご査証」はビジネスシーンでは使うことがありませんので、ここでは、よく使う「ご査収」の使い方を、例文を用いて見ていきましょう。

 

「ご査収」は、口頭でのやりとりよりも、メールや送付状など、ビジネス文書でよく使われます。シーン別で紹介していきましょう。

 

例文その1)採用担当者が、面接者に履歴書を返送する場合

「履歴書をご返送いたします。ご査収のほど、お願い申し上げます。」

 

例文その2)取引先へ必ず目を通してほしい書類を送付する場合

「先日お伝えいたしましたご確認いただきたい書類をお送りいたします。ご査収くださいませ。」

 

例文その3)間違いが発覚した請求書を訂正し再度お送りする場合

「訂正いたしました請求書を再度お送りいたします。ご査収のほど、お願い申し上げます。」

 

「ご査収くださいませ」にあたる類語

 

「ご受領くださいませ」

「お受け取りくださいませ」

「お納めくださいませ」

 

なども、類語として使うことができます。

 

 

「ご査収」を使う時のポイント

 

sign

 

このように、「ご査収」という言葉は、

 

  • 何か調べるべき「もの」がある
  • 必ず目を通してほしい「もの」がある
  • 間違いがあったら教えてほしい「もの」がある

 

など、大事な案件の場合のみ使うとスムーズです。

その他、尊敬語にあたるので取引先や上司など目上の方に使いましょう。

 

 

まとめ

 

社会人になったばかりの新人社会人でも、長くビジネスマンをしている人でも、この「ご査収」を正しく使えるとちょっとかっこいいですよね。

 

ビジネスはどこまでいっても対人ですので、使う言葉一つで印象が大きく変わります。

正しい日本語力は、あなたとあなたの会社のイメージを好印象に変えてくれる大きな武器になりますので、正しく使いビジネスチャンスを最大化しましょう。


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